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プロローグ


「は?」


起きたら俺は、見知らぬ部屋の中にいた。


「いやいや、おかしいだろ⁉︎」


なんで俺は、こんなところにいるんだ⁉︎、昨日は仕事を終えて、真っ直ぐ家に帰って疲れてそのままベッドで寝たはず。


「いったい何がどうなってんだよ」


まさか誘拐か、そんな事を考えながら周りを見渡してみると、扉があったので、俺は扉に近づき開けようとしたが。


「開かない」ガチャガチャ


どうやら鍵がかかっているようだ。


「誰か〜⁉︎、誰かいないのか〜⁉︎此処から出してくれ〜⁉︎」ドンッドンッ


扉を叩き誰かを呼んでみたが、どうやら誰もいないみたいだ。

これからどうしようかと考えていると、ふとある事に気づいた。


「そうだ! スマホ!」


俺は昨日、仕事から帰って来て着替えもせずに、そのまま寝た事を思い出し、ジャケットの内ポケットのからスマホを取り出し中を確認した。


「は?」


スマホを確認したら、中に入っていたアプリが全て消えていた、いや正確に言うば一つだけある、だがそれ以外全て消えていた。

電話もメールも写真も全てのアプリが消えていた。たった一つ身に覚えの無いそのアプリだけ残して。


「何だよこれ⁉︎」


このスマホは確かに自分のだ、待ち受けもスマホケースも同じだった、でもこれじゃあ、何処にも連絡が取れない、ただでさえ、訳の分からない状況なのに⁉︎


「一体どうすれば」ピコン


「ん?」


スマホから通知音が聞こえた。

確認したら、あの身に覚えの無いアプリの通知だった。


「何だよ、こんな時に」


どうする?アプリを起動してみるか?


「そもそもコレ、何のアプリなんだ?」


このアプリ、名前が文字化けしてて読めないんだよなぁ。


「まぁどうせ、今は何もすることが出来ないんだ、覚悟を決めるか」


俺は恐る恐るアプリを起動した。

するとスマホが突然物凄い光を放ち始めた。


「何だ⁉︎」


俺は突然の事に、目を瞑った。


「何だったんだ今のは?」


やがて光が収まると、目の前にメイド服を着た女性が立っており、無機質な声で話しかけてきた。


「はじめまして、マスター」


「え?」


突然の出来事に呆然としていると。


「どうかなさりましたか?」


女性は、心配そうに聞いてきた。


「あ、はい!大丈夫です。ところで貴女は一体」


「私はマスターのサポートAIです、これからマスターのサポートをさせていただきます」


「サポート? 何のですか?」


「この世界を生きてくためのです」


「この世界?」


「はい、この世界はマスターのいた世界とは別の世界です」


「は?」


は?、今なんて言った、俺がいた世界とは別の世界?


「いやいや、ちょっと待って⁉︎」


「どうかなさりましたか?」


どうかなさりましたか?じゃなくて⁉︎


「別の世界ってどうゆう事ですか⁉︎」


「はい、ではご説明させていただきます。」


彼女は俺の質問に淡々と答え始めた。


「この世界は、マスターのいた地球とは別の世界です。言うなれば異世界と言われている物です」


「は? 異世界?」


彼女は一体何を言ってるんだ?


「はい、異世界でございます」


「そんな夢みたいな事あるはずがないだろ⁉︎」


「残念ながらこれは、夢ではなく現実です」


「だったら、此処が異世界だって言う証拠を見せてくれ⁉︎」


「はい、ではまずステータスと言ってください」


は?ステータス?何を言ってるんだこの人?


「言っていただけたらわかります」


「ステータス」


俺は彼女の言葉に従い言ってみた。すると……


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

伊藤 達郎 (27) レベル : 1 性別 : 男


ジョブ : 無職 種族 : 人族 GP : 0


体力 : E 魔力 : E

筋力 : E 耐久性 : E+

抵抗 : E+ 俊敏 : D

知性 : B 器用 : C+


アビリティ


スキル


称号

異世界人

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「は?」


目の前に半透明のディスプレイのような物が現れた。



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