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覡のナギの神隠し~覡が異世界で精霊使いに?!~  作者: 神にゃん
第一章:出会いと同行
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3:適性試験と職種の判明

異世界に来て、ようやく大きな街へと行けました。

はてさてどうなるのやら。

目指すは王都「プロネリア」

ここ、カール大陸において、海沿いに位置するプロネリア王国の首都。

また、国とは関与せず、独立した組織の冒険者組合は国を跨いで存在している。王都プロネリアにも例外なく存在し、周りの森の魔獣討伐などを受け持つ。

「ここらで一休みするか……」

「ん」

シルが肯定する。狼たちも尻尾を僅かに揺らしている。何を喜んでいるのやら。

適当な木陰に腰を下ろし、小休憩をとる。

そよ風が心地よく、気持ちが安らいだ。

狼みんなが固まって昼寝している。

相変わらずシルは隣で顔を預けてきた。寝顔が可愛い。

「なんでここまで懐かれたのやら……」

そう思いふける。

狼は義理堅いが、仲間と認められるまでの敷居は高いはずで、いくら命の恩人とて簡単に懐くはずがないのだが……。

そんなこんなで、一息ついたところで再び歩き出した。夕暮れ前には、王都の門前にたどり着いた。

王都に着くと、鑑定石により身分を証明する。鑑定石により氏名、年齢の基本情報に加え犯罪歴などが表示される。


──────────

??:????(15)

???:???

??:????

??:????

──────────


(読めない……この世界の言語は知らないからなぁ……数字は共通のようだが……)

シルと狼たちも、鑑定スキルによって種族などが鑑定された。シルは人型だったが、種族は偽れない。番兵は多少驚いていたが、門前払いされずに入ることが出来た。

宿探しは冒険者も多くいる盛んな街だったため、苦労しなかった。

持ち合わせが少ないため、元より勧められていた冒険者組合の本部には一泊した後向かうことにする。

2人部屋程の大きさがあれば、狼たちも入るだろうと、持ち合わせの兼ね合いで妥当なところを選んだ。

やや手狭だが、定住するわけでもなく寝るだけなら十分だった。

日も暮れて、宿の定食を取った後早々に床に就く。狼はテイミングが難しいために珍しく、許容範囲をもふらせることで、夕飯を頂戴していた。

なかなかあざとい……。



夢を見た。

視界がぼやけており、肌に水気を感じる。

霧の中だと気づくのに時間はかからなかった。

シルも狼たちも見当たらない。頬をつねり夢であるとは理解している。

とは言え、夢にしては情報が多すぎる。痛覚がない現実という方が納得できるほどに。

しばらく歩くと、見慣れた建物が見えてきた。

「神社?……異世界に来たから不安になって神頼みの夢か?アホらし……」

頭をしばらく抱えた。自発的に覚めることもなさそうだし、自然覚醒も当分先だろう。

夢なら成り行きに任せる他ない。

神社に参拝したが、何を祈ったのかは覚えていない。ただ、何やら気配を感じ、神社を出る寸前ふと振り返ると、巫女が一拝。頭に何か獣の耳と尻尾が巫女服の隣から見え隠れしていたが、目が覚める頃には記憶は綺麗に忘れていた。



「ふぁ……おはようシル、それにお前らも」

「ん」

シルが返答し、続いて舌を垂らし尻尾を振る狼たちがワフとひと吠えする。

予定通り、組合本部に向かう一行。

現状では数泊出来るか出来ないかほどだ。

気前よく話してくれた宿の店主が言うには、紙幣はなく、硬貨によって経済が回っており。


鋼貨≦銅貨≦銀貨≦金貨

10000鋼貨=1000銅貨=100銀貨=1金貨


ということがわかった。

およその為替は変動せず、他国とは銅貨以上はほぼ共通で、鋼貨は使える国と使えない国がある。

旅をするならば銅貨以上を持ち、国々で両替する方が良さそうだ。

ただ、1銅貨で100鋼貨ほどするため、道中の窃盗には注意しよう。

冒険者組合は、王城前に存在している。堀に囲まれた王城より、正位置より手前に検問所のようにあり、冒険者の待遇が辺りの魔獣討伐による治安維持から良いためだ。

つまり、待遇の良い冒険者は王家にあまり反感を持たないため、無料の検問所のような役割を必然的立地により行っている。

また、中央にあるのは東西南北の出口に最短であるためで、中立的な組合だが王家とは密接な関係なのだ。

さて、組合本部に立ち寄り冒険者組合員への登録を行う。

使用武器や技能などの問診と筆記試験、そして適正検査と鑑定石での身元照会。あとは模擬戦闘による実力診断と面接である。

中立的立場であり、身分証明として高位の組合証を発行する立場からすれば、厳しい試験は当たり前だった。

2日間を費やし試験を敢行。3日後に結果発表で、その間はシルたちと観光巡りである。

2日間のテスト期間は宿泊と食事は賄われる。

魔獣討伐による先人からの恩恵だ。

観光時の旅費はもちろん自費だが、買い食いぐらいしかしないため、狼たちの散歩がてら、狩りによる魔物の部位売却で食いつなぐことはできた。



そのかいあって、王都プロネリアのおよその物価や地理をある程度知ることが出来た。

鋼貨が1で日本円にして100円くらい、レート的に金貨が日本円にして10万くらいになる。



三日後

試験結果確認のために冒険者組合本部に赴く。

何やら視線が痛いのだが、何かあったのだろうか。

ちなみに試験は狼たちも実技のみ強制で受けたが、結果発表は一人……のはずがしつこくごねたためみんな着いてきている。

結果は受付にて結果の書類を受け取る。

どうやら狼たちも皆合格判定がとれたようだ。

狼たちは俺の契約魔獣として登録され、書類に1匹ずつ細かく適正などがグラフなどを用いて書かれていた。

シルは魔獣使いが適正となっている。

狼達を束ねていたからまぁ予想通り。

対して俺はと言うと、空白だった。

え?適正なし?

得点もギリギリ通過であった。そんなに悪かったのか?通過したからまぁいいんだけど。

カウンターで聞いても

「申し訳ございません。採点内容等検査に関する一切は、機密事項となっておりますのでお答えしかねます。」



そんなわけで頭を抱える俺をシルが嬉しそうに撫でる珍妙な光景が出来たわけだ。

適正なしは、ないわけではないが珍しい。瞬く間に遠巻きに好奇な目に晒される。

むぅと頬を膨らませてシルが可愛い威嚇をしていたが、仕方ないよとなだめて組合を出る。

帰り際、めぼしい魔獣の買取部位やクエストを見ておいたため、食いつなぐだけならなんとかなりそうだ。

とは言え、合格しただろう珍しいテイマーが頭

を抱えるのは、疑問となり噂が広まった。

厄介なのは、たまたま合格したことを知られたため、不合格のための落胆では無いことが噂とともに周知され、それでいてなお落胆するかが疑問だったからだ。


ひとまず、身分証明書が手に入り組合の勢力がおよぼす国や危険地帯もランクによって入ることができるようになり、生活はある程度約束された。とりあえず、夕暮れなので明日に色々するとして宿に戻る。


テイマーは、従属する獣の強さによってテイマーとして個々の価値が決まる。

グレイウルフは珍しく、前記した合格してなお落胆した事実がより、噂の拡散を助けたのだろう。

とは言え、ある程度は時間経てば落ち着くだろう。

「今日は早く寝るか…」

「ん」

「ワフッ」


みんなも同意して寝床につく。

シルに至っては、こちらのベッドに潜り込んでくるため、注意しては潜り込むの繰り返しで、なかなか寝付けずこちらが折れるはめになった。1度見たあの夢は見なかった。


1度投稿しておりましたが、加筆修正等々させていただきました。


前回のはお忘れくだされ()



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