生徒会長はぶっ飛んでる!?
無事第2話を出すことが出来ました。
是非第1話からお読みください!
感想や、アドバイスなど、くれると幸いです
騒ぎ立てる生徒たちを振り切って僕は生徒会室に到着した。
「待っていましたよ」
生徒会長…もとい天上院麗華がそう言う。
生徒会室には他の生徒もちらほらと見える。他の生徒会役員だろうか
「お待たせしてすみません」
僕がそう言うと
「いえいえ、いいのですよ〜。あなたも色々大変でしたのでしょう?」
……
すごく嫌な笑い方だ。やはりこの人は狙っていた。
「それでなんのご用でしょうか。」
僕は話を進めようとする。
「ええ。話と言うのはあなたにフェスティバルに是非出てもらいたいと思いましてね」
「僕が……ですか?」
「はい」
「いやいや、待って下さい。僕は天上院さんも見ていたと思いますがGランクの落ちこぼれですよ?それなのに何故……」
あの戦いを見ていたんだ僕のランクの事も知っているはずだ。
「ええ。見ていましたよ。あなたがしっかりと有紗を追い詰めていたところもね」
「ー!」
僕は思わず息を呑む。
「……たまたまです」
「……たまたまでうちの学園の十天を簡単に追い詰められていては困るのですよ」
「彼女は十天なんですか!?」
十天とは各学園に存在する強者10名のことを指す言わば学園の顔である。無論、十天に属して居なくともとんでもない強さを持つものはいる。
「ええ。なのであの大勢の生徒が見ている中で有紗が負けるわけには行かないので試合を止めました」
それは迂闊な行動だったと言えるだろう。
「それは申し訳ございません。しかしフェスティバルに出るという依頼は聞き入れることはできません」
僕はきっぱりとそう言う。
「なぜですか?」
「僕はGランクという落ちこぼれの学生ですし、なにより転校生がいきなりフェスティバルだなんて認める生徒がいるわけがありません」
僕は思った事実を述べる。
「それならば心配ありません。幸いあなたのランクは広く知れ渡ってはいないですし、なによりあなたの実力を見せつければ生徒達は認めてくれますよ」
「ですから僕にそのような実力はないと言っているんです!」
思わず語気がつよくなる。
「それではあなたはうちの学園の顔にたまたまで勝ちかけてしまったと泥を塗る気ですか?」
「しかしーーー」
「ーーーガタガタ抜かすな。ならば俺がお前を試してやる。」
凛とした声が室内に響いた。
この人は生徒会副会長3年生の轟辰馬。なぜ僕がこの人のことを知ってるかと言うと…
「あら、第1席の辰馬くんが自ら彼の実力を示してくれるの?」
「変な言い方をするな。俺はまどろっこしいのは嫌いでな。俺がもしこいつを認めれば何ランクだろうと反対する奴はいないだろう?少なくともこの学園においては」
そう。彼はこの学園の第1席なのである。転校生である僕が知っている位だから彼の知名度は学園内外問わず非常に高い。さらにその凛々しい姿により学園内ではファンクラブまであるという。確かに男の僕から見てもとてもイケメンだとても男らしい。少し目つきが悪いが彼の場合はそんなものはなんの欠点ではない。それどころかステータスである。そんな彼の二つ名はー
ー"雷切"ー
あまりにも強力過ぎる彼の技がそのまま二つ名になったという。
つまりはー
「いやいや、待ってください僕が第1席に勝てるわけないじゃないですか」
そういうことである。
「そう?私はいい勝負になると思うのだけれど」
「それは、俺の前で言うことか?」
どこかで吹き出す音が聞こえた。
だが、よく考えれば好都合かもしれない。ここで僕がボロボロに負ければ会長も諦めてくれるだろう。
「はぁ、分かりましたその勝負受けます」
「柊くんならそう言ってもらえると思ったわ!じゃあ勝負は3時間後第二演習場で」
「分かりました。それでは僕はこれで」
「あ、そうだわ、この勝負に負けた方は学園を去ってもらいますので」
………………え?
「「「「「はぁ〜!!!!???」」」」
室内に声が響き渡る。黙って聞いていた生徒会役員ですら声をあげた。
「天上院お前は何を考えているんだ!?」
「そうだよ!これでもし、万が一にでもたっつんが負けたら学園の第1席がいなくなるんだよ!?」
「辰馬くんもあずさも落ち着いて。その時は彼に第1席を担ってもらいます」
「「「「えぇぇぇぇ!!!!!」」」」
2度目の叫び声。
ちなみに会長に詰め寄っているのは二木あずさ。生徒会会計の3年だ。小動物のようなかわいい外見である。
噂では副会長と幼なじみらしい。
「会長そんな無茶苦茶な!僕はこの学園を去るわけには行かないんです!」
流石に僕も口を挟む。この学園に来たのはちゃんとした目的があるからここを去るわけには行かない。
「ならば勝てばいいのです」
「勝てるわけないじゃないか……!」
そうこの勝負は僕は絶対に勝てないのだ。もし勝ってしまえば副会長を追い出したと非難の目を向けられそれこそこの学園にいれなくなる。なのでどう足掻いても僕は勝てないのである
だがー。
「お前は1度言い出したら聞かないからな……しょうがないか」
ーそれを知ってか知らずか副会長がこんなことを言い出した。
「いいんですか!?それで!」
「負けなければいい話だ」
くっ。だめだ……!このままじゃ!
「あなたが何を言おうとこの決定事項が変わることはありません。早く準備をするのが懸命じゃないですか?」
くそ。こうなったら…
「では、もし僕が勝てば会長のできる範囲で構わないので僕の願いを一つ叶えてもらえませんか?この条件が通れば試合を受けます」
会長は少し悩むそぶりを見せた後。
「いいでしょう。私のできる範囲であれば」
「ありがとうございます」
よし。これで心置き無く戦える。
「では、僕はこれで……」
「わー、会長がえっちなことされちゃうー」
「なっ!」
そんなことを言い出す輩がいた。
「あら、そうなのですか?柊君。それならこっそり言っていただければ……」
「あなたも何を言ってるんですか!そういう態度とらないで!」
「おい、どうした柊。顔が真っ赤だぞ。まさか本当に……」
「副会長もやめてください!」
どういう拷問だこれ!
「ふふ、からかうのはこれ位にしておきますか。柚ももう辞めなさいよ」
「はーい」
「心臓に悪いんでやめてください……」
この子は生徒会副会計の白羽柚
。2年生らしい。かわいいが随分と小柄だ色んな意味で。
「じろじろみるなーおまえなんか失礼な事思ってるだろー」
「え、あ、いや……ぼ、僕は準備があるのでこれ
で!し、失礼しました!」
バタンと勢いよくしめる。
邪念をすべて捨てねば!集中集中!
……この試合は絶対勝たないと。
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「あんなこと言って良かったのか?」
「あんなこと?」
「学園を去るという条件だ。どうやっても俺が負けるわけなかろう」
「あら?油断してるとやられますよ?」
「何を狙ってるんだ?」
「本当に何も狙ってませんよ。彼の実力を見極めてみたいと思っただけです。私の予想では彼の本気は辰馬君ともいい勝負ができると思いますよ」
「そんな訳ないだろ。転校してまもない無名の奴に負けてたまるか」
「戦ってみれば分かることです。私はこの学園が栄光を取り戻すには彼の力が必要不可欠だと思っていますので」
「……本気か?」
「ええ」
「……お前がそこまで言うなら俺も本気であいつに向かおう」
「私は彼の応援につきますね」
「ふっ。勝手にしろ」
悪戯を楽しむ子供の様に微笑んで天上院は生徒会室を出ていった。
「柊優里……か……」
いかがだったでしょうか。次回は最強と最弱(?)が戦うバトルメインの話になります。どっちが勝つのやら……
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