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塩味  作者: ぴっぷ
2/3

キッチュ

ーーーーー商店街


男:あっ!タバコきれてるやんけ。

(両の手で四方ポケット手探り持ち合わせてないのを確認する手ぶら30男)


自転車のおやじさんが横切る:ちりりりりーん♪


男:おっほ、あの おっさん ええのう。


(シルバーメタルフレーム眼鏡の気弱そうでも恰幅のいい初老の男性を見つける)


男:こんにちはぁー。おとーさん♪ ちょっとすいません。おっとーさん、ぼくです。ぼくですやん♪


初老の男性:(太い指で自分の顔を指し示し 首をクィっと動かしまんまるい目で目配せ)


男:そーそ、おとうさん ボクね、煙草うっかり切らしてしもたんですよ。

おとうさん そのポロの胸ポケットにメビウス持ってはるやないですか。


初老の男性:(首肯 人柄がいかにも良いとうかがい知れる)


男:(指 1本 顔の前に立て、もう片方の手で 男性を拝み片目ウィンクしてるように面ぼくなさ気にしばたたかせ)


初老の男性:いいですよ。(メビウスを渡す)


男:ありがとうございます!恩にきます❤

(両手で男性を一度拝み たばこ一本抜き出し、残り19本入ったメビウス自分のズボンポケットにしまい 一本の煙草を男性の胸ポケットに差す)


初老の男性:(呆気にとられ放心)


男:(無表情に足早に商店街を タァーーーー とさる)

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