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第二話 精霊とお話!

まだまだ軌道に乗っていませんが応援よろしくお願いします!!










ある時、ユニは素朴な疑問を精霊に聞いてみる事にした。


「ねぇねぇ」


『なぁに姫様?』


一番仲の良い水の精霊が答える。


「あのね?私って神子って呼ばれてるよね?」


『うん、それがどうかしたの?』


今度は朗らかに風の精霊が答えた。


「神子ってなぁに?」


『それは、我々精霊を見たり話したりそこに居ると認識できる者の事だ。姫』


力強い声で炎の精霊が教えてくれた。


「え?でも、みんなたまに王様とかとお話したって言ってるよ?王様も神子なの?」


『いえ、王は神子ではありませんが魔力が非常に強い為私達と会話することが出来るのです

よ。しかし、神子ではない王には私達を見ることは出来ないので私達から話しかけない限り話す事は出来ないのですよ。』


「へぇ~でも王様って周りからは一人事言ってるみたいに見えてるんじゃないの?」


『まぁ、多分そう見えてるんじゃないの?基本神子以外は魔力が強くても直接話しかけられた人間にしか声は聞こえないはずだからね?』


それって一国の王様が頭ボケてる様にしか見えないんじゃ・・・という言葉を飲み込んで。


「ふ~ん。精霊ってさどれくらいの種類がいるの?」


『それこそ数限りなくこの世界に存在していますよ。火や水、土や風、光や闇等その他には時間帯や一定の場所にしか存在しない者もいます。』


「例えば?」


そう言われても今一ピンとこないユニは聞いてみた。


『え~と、そうだなぁ。時の精霊は時空を移動してるから以外に見ること少ないよ?後は・

・・王様とか?』


「王様って精霊だったの!?」


驚愕の事実にユニは目を見開く。


『いえ・・・そう言う訳ではなく、精霊達を束ねる王・・・つまり精霊王の事ですよ。』


「へぇ~精霊にも王様がいるんだね。」


『精霊王と言っても一人ではなく何種類かの属性を束ねる王のことです。各属性の精霊王は世界中に点在している神殿にいらっしゃいます。人の殆ど来ない奥地にあるのであまり精霊王のことを人は知らないと思います。しかし、精霊全体を束ねる王も存在します。私達のような下級の精霊ではいらっしゃる場所等検討もつきませんが・・・』


ユニは、矢継ぎ早に話された話の内容を消化しようとこんがらがっている。


『はっ、はっ、はっ姫にはまだ少し難しかったようだな!』


「むぅーそんな事無いもん!ちゃんと分かったもん!」


頬っぺたをぷくーっと膨らませて怒るユニを見て炎の精霊は笑う。


『まぁまぁ姫様、貴方も姫様を怒らしちゃダメよ?』


水の精霊がその場を落ち着かせようとするが・・・


『はっ、はっ、はっ、傑作だ姫の顔を見てみろ』


炎の精霊はそれでは止まらないようだ。一気に辺りが寒くなる。


『黙りなさい・・・いい加減に黙らないと怒るわよ?』


『す、すいません・・・』


その隣ではユニが泣きそうになっていた。


『私に謝ってどうするの・・・』


『姫・・・その、すまなかった。』


「う・・・うん、いいよ・・・」


今日も何だか大変そうな精霊たちとユニなのでした・・・












今回は精霊達と会話するユニでした!

次話は屋敷の皆さんと家族が出てきます。

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