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SIDE:ミリー





 騒がしい音に鼓膜が刺激され、瞳が開く。隣に寝ていたはずのお姉はいつの間にかいなくなっており、肌寒さを感じた。


 姉の温もりが残る布団に顔を埋め、流れるように二度寝を始める。



 ミリーは朝に弱いのだ。



 兄に揺さぶられても、姉にほっぺたをつねられてもびくともしない、まさに鉄壁の二度寝。

 私自身それを変える気もないし、むしろ誇りにも思っている。


 しかし、そんな彼女にも弱点はある。そして、この日もそうだった。


 寝返りをうち、ひんやりとしたシーツに触れたその時、香ばしい香りが鼻をくすぐったのだ。


 気づけば、ダイニングテーブルに座っていた。

この日もミリーは朝食に敗北した。


 そうなってしまった私はもう、ただひたすらに食べ物を口に運ぶしかない。


 運んで、飲み込んで。


 運んで、飲み込んで。


 最後に喉の詰まりを水で流す。


 この繰り返し。


 正直、この状態の私は自分が何をしているのかわかっていない状態だ。


 だから、この直後、お姉が泣きながら武器を手に持ち、外に飛び出していったのは誰のせいなのかはわからない。


 私のせいじゃないよね?そうだよね?


 ミリーは何度も出ていった姉に懺悔した。


 自分のせいではないことを祈りながら。




ここまで読んでくださりありがとうございます!

是非、評価やブックマーク等よろしくおねがいします!

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