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月光観歩

作者: 人間詩人

いつもならば

午後7時頃なのだが

散歩に向かう


月が出ていれば

わずかに明るさを感ずる

懐中電灯の灯りだけでは

暗いから

月の灯りは役に立つ

たまにジェット旅客機の

ライトの光や

エンジンの音が

耳に伝わるよなぁ


足元は硬いアスファルトの上

殺風景だった冬の間は

北風だけが身体に登る

今は

田植えの前なのか

整然と成らされた田んぼの形

カエルがボチボチと鳴いている


夜は

人々の動きを

緩やかにして

まるで

この空間が停止したかのようである


田んぼのそばの用水路にも

水が流れ出して来ている

冬枯れじゃなくて

自然の動きが始まりつつあるなぁと感じる


そのうちに田植えが始まり

稲たちが育ち出せば

緑色の風景に変わるんだな

また一年の歩みが有ることを

心で感ずる季節へと

移り変わり出している


この辺りは

ビルディングなどの

構築物は無い

ひたすら自然ばかりである

あると言えば

アスファルトぐらいか

歩きにくいんだよなぁ

私の足に直接響いて来る衝撃

汚れてしまうが

土の上は優しいよなぁ

どうしても

柔らかい部分を

選んでしまう心が

ここには有るんだよなぁ

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