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8.火の海Ⅱ


一応、火の海編として話は進んでます



俺はあれから3時間ほどみっちり説明させられた


…そろそろ正座やめていいですか?




咲「なるほどね…それでこの子と一緒に…」


悠「そう、誤解なんだって」



咲「…もう、わかったって」




それにしても…


そこでチラッとリリィの方を振り向くと、…目が合っちゃったよ



でもやっぱりこの子、私より可愛いよね…


可愛い方がタイプなのかな…?





うっ、目が合っちゃった


うわぁ、改めて見ると…この人綺麗…



…悠も…やっぱり綺麗な方がいいんだろーなぁ





そんな2人の考えが逆にシンクロしている頃、悠は正座をやめてなにか武器になりそうな物を探していた


悠「近くで戦争やってんだったら、なんか最低限身を守るものがないとな…」



前から要るものだと思っていたし、良い機会だから手に入れておくべきだろう



幸いこの辺りは、燃えていない建物が多く並んでいる、運がよければ武器屋なんかも残っているだろう



この世界にどの程度の武器があるのかも、そもそも武器というものがあるかもわかっていないのに、勝手にそんなイメージを持っていた



それにしても、以外と建物が現代風なことに驚いた


ちなみに今、俺が探してるあたりは普通の住宅街のようになっているが、その多くがなにかの店だった




咲「悠?なにしてんの?」



悠「この辺は危険なんだろ?なら自分の身を守るものがいるだろうと思って……それに、さっき話しただろ?俺達は…なにかの組織に狙われてるんだ」




リ「…そのことだけど、昨日の話には心当たりがあるの」



悠「昨日のおっさんのいた組織か?あの話しぶりだと、俺達が世界を守ってるみたいな…表でも裏でも相当デカい組織みたいだったけど」



リ「さすが、察しがいいわね…大体当たってる、あんなの誰でも知ってるよ…世界共通の平和組織……SWLH通称“スワロー”世界平和の象徴としてそれぞれSAN(太陽)WORLD(世界)LOW(法律)HOPE(希望)の頭文字をとってくっつけたものなんだけど」



悠「それって、表向きには普段なにをしてるんだ?」



リ「表向きには…犯罪者の逮捕はもちろんだけど、正式な依頼を受けてのモンスターの討伐、指名手配書の作成、軽・重火器・兵器の開発、無償での村や街の自衛施設の建設、スワローの建築した建物は何処でも見かけるわよ、それぐらい大手なの……でも裏じゃ、指名手配は生死問わずで追われちゃうし、少しでも危険だと判断されれば殺害・研究の対象にされて棄てられる、加盟してる国から金を取るのに横領なんて当たり前だし…最低よね」




研究…?なにか引っ掛かるな…それに、その時のリリィの怯えたような表情は?



おそらくそれは、いずれわかる時が来るだろう


今はその時じゃない






悠「ってことはそのスワローはこの世界に必要なわけだ…なら潰すわけにはいかないな」



リ「やめてよ?…潰すなんてまず無理だし、スワロー創立後の犯罪発生率は以前の100分の1…つまり年間約36000件あった犯罪が350件以下になっちゃったんだから、なくなったら以前にも増して悪化しちゃうよ」



悠「そっか…じゃあとりあえず、これからの俺達の目的は唯を探すことと咲妃の覚醒、各々の武器の入手…で決定だな」



リ「そうね…」



咲「あ、武器なんか探してたんだ?ならあっちだよ」


そう言って指差した方向には…えっと、…ウ…ェポン…ハウス…?こっからじゃよく見えない


ちなみに言っておくが俺はそんなに目がよくない…右、左ともせいぜい1.4程度だ


とりあえず、店の前まで歩いて向かう





ギィッ


酒場のような木製でできている両開きの小さい扉を押しのけて店内に入った



悠「失礼しまーす」



リ「この辺の人はもう避難してるでしょ…あれだけ街が焼けちゃってたら…」



悠「わかってるって、一応言っとくんだよ!」



咲「失礼しま~す♪」



遅れて咲妃が入ってきた



そこで店内を見回して見るが…




悠「…すげぇ」




…完全にあなどっていた…すごい量に質だ


これは…完全に実銃だよな?


値段を見てみると、100000UNとかいてある



…なんだこれ?どういう単位だよ…



悠「…リリィ、これは?」



そう言って値段を指差した



リ「これは?って…なにもおかしくないじゃない」



咲「でも明らかに値段だよね?…私たちのいた世界とは現し方が違うんじゃない?」


リ「あ、そういうこと?…じゃあ説明するけど、この世界はuniverse(ユニバース)っていうの…でも、みんな面倒だからってUNって略称でいうの、それがそのままお金の単位ね」



咲「なるほどね、さすがにこっちの世界のことは当たり前に知ってるわね…ならここで一番頭がいいのはリィちゃんってことになるわ」


リ「そぉいうこと♪」



悠「…リィちゃん?」



咲「呼び方に決まってるでしょ」



悠「それはわかってるけど…ちゃん付けとか似合わねー」



スパァン!



リリィのツッコミがキレイに決まった


最後は聞こえないように言ったはずなのに



痛む頭を抑えながらもう一度商品を見直す



悠「……」



…銃ばっかじゃん


拳銃、自動小銃、狙撃銃に、機関銃なんてのもある


探してみるとやっぱり弾も無数にあった



…こんなの俺らのいた日本じゃありえない




でも意外と杖みたいなのもあった


イメージと違って鉛筆くらいの長さに、その芯くらいの細さ


それの端っこにストラップをつける紐のようなものがついていて、その紐に手首の太さにぴったりあいそうな輪っかがついている


見ただけなら簡単に折れそうだが…折ろうとすると、なにでできているのか異様に硬く、人の力では折れそうになかった




悠「リリィ、この杖みたいなのって何か意味あるのか?」



リ「杖ってゆーのはね力の加減がしやすくなるの、だから節約になるし、ピンポイントで攻撃出来るようになるし…まぁ一応つけといたら?」



悠「…どうやって付けんの?」



リ「その輪っかに手首を通して…そう…そこを調節して…」



…カチッ



悠「あ、くっついた」


リ「できた?…じゃあたしもどれかつけよっかな…」



俺がつけたやつは普段は邪魔にならないように腕にくっつく仕様になっていた



悠「便利だなぁ…」



この世界は俺のいた世界より発達しているようだ




悠「あとは…一回使ってみたかったんだよな…コレ」




そう言って俺が手にしたのは……拳銃だ、それも偽物ではない…本物の


高級感のある薄い光沢、手首にズッシリくる重量感、説明を書きを見るとこれは9ミリパラベラム弾…?というものを15発装填して使うらしい


横にマガジンが置いてある



正直、俺が考えられる中でこれに勝る護身武器はない、これで決定だな


勝手にそう判断して腰にホルスターを装備、その中に銃をしまう


これで日常生活で邪魔になることはない



近くにあった弾薬を適当にあさっていく



意外と大荷物になってしまった


他の店で鞄をパクって…もとい、もらってこよう



…ぐぅぅ


そうか、そういえばもう2日もなにも食ってないな…



悠「リリィ、咲妃!終わったら飯食いに行こう」



咲「もう終わったよ」



リ「あたしも終わったから早く行こ♪お腹すいたぁ~」



2人は杖が一本ずつに、リリィは日本刀、咲妃は拳銃を二丁持ってきた



…2人とも、ホントに使えるんだろうな?


女の子がそんな物騒なもの持ってると…危なっかしくて仕方ない



…それとリリィ?それは敵を斬る護身用の刀だよな?


そんなものを背負っているリリィに、何故か寒気を覚えた…




悠「咲妃、この辺に飲食店ってある?」



咲「この店から出て右にあるのが大衆食堂みたいだよ?…私は全部そこで勝手に料理して食べてたから」


悠「…ここに人がいたら、絶対捕まってるよな」


リ「なにもしてなくてもあたし達は捕まるの!…もぉいいから早く行こ?」



悠「じゃあ先行っといて、俺は鞄とか日用品貰ってくる」



リ「咲妃さん、あたし達も後で見に行かないとね」



咲「そうね、じゃあ先に行っとこっか」





軽く手を振って一旦2人と別れた


まずは思いつくだけで鞄と、3人分の布団、服と懐中電灯…夜は暗くてなにも見えなかったからな、あとは…まぁそれぐらいか




よかった、欲しかったものの大体が同じ建物にあって



そろそろ食堂に行っとこう





咲「そこにカレーあるから適当に食べてね」


リ「あたし達が作ったんだから、残さないでよ?」



おい、残さないからその手に持ってる刃物をしまってくれ



悠「わかった、2人はこれからどうすんの?一応、布団だけ持ってきたけど」



咲「ありがと、今から日用品見てくるの」


リ「行ってきまーす♪」



悠「自分で持てる分だけにしてくれよ?」



リ「はいはい、わかってます」



咲「私も行ってくるね」


悠「ん、行ってらっしゃい」


リリィの機嫌が異常に良かったのは久しぶりに腹が満たされたからだろうか、今が平和だからかはわからないが、あれだけ楽しそうな表情は会って初めてみた


それに、咲妃はやっぱり頼りになる…これほど居てくれてありがたいと思ったのも初めてだ



悠「俺もそろそろ食べよ」



カレーって言ってたな…ものすごくいい匂いがする



期待して蓋を開けてみると、確かに美味そうだったが…


それは1人で食べるには多すぎる量だ


3人でも食べきれるかどうか……だが、残さないと言ってしまったからには残すわけにはいかない



悠「いただきます」







咲「探してみればいろいろあるもんだね」



リ「うん…でも全然時間足りなかったよ…」


咲「まぁ、今日はこんなもんでしょ」



機嫌の良かった行きとは裏腹に、少し残念そうな帰りだった



バン!


無駄に勢いよく扉を開け放った



咲「ただいま~」



リ「…あれ?」



咲「なんか、悠…太った?」



悠「うぅ…しばらくなにも食い物なんて見たくない…」



リ「咲妃さん!これ見て!」



咲「…ホントに残さなかったんだ」



リ「バカ、あれは2日分のカレーだったの!」



悠「……」



リ「悠!聞いてんの!?」



ドサッ



…ご馳走様でした…



咲「…ふふ…アハハハハ!…普通わかるでしょ?あれだけあったら」



悠「だって、リリィが残すなって言うから…残したら殺されると思って」



リ「え?あ、あれはいっぱい食べてほしかったから…」



咲「…はは…あー、腹痛い…悠もぬけてるとこあるんだね」



悠「…うっせぇ」



リ「拗ねないでよ…でも、美味しかったでしょ?」


それは…まぁ、


悠「…感謝してます」




そしてそのまま夜になるまで話をして


俺達は、そろそろ寝ようってことで人の家を勝手に借りることにした



咲「私、布団敷いてくるね」



悠「俺のは別の部屋にな」



リ「あ、あたしも手伝うよ」


咲「ありがとう、リィちゃん」


リ「いいの、手伝いたいだけだから」



悠「なんか…知らない間に仲良くなってるよな?」



リ「そぉ?」


咲「別にリィちゃんと仲悪くなるようなことないけど?」



悠「俺のことでいろいろ言い合ってなかったっけ?」



リ「え~?なにそれ、あたしはなにも言ってないよ?」



咲「私も言い合った覚えないなぁ…」



…なんだコイツら?まぁ、女の子には色々あるんだろうけど



…考えても答えは出ないと思い、すぐに放棄する


とにかくもう寝よう…いつ襲われるかわからないからな



でも、戦争のわりに銃声は一度も聞こえなかったな…


外は相変わらず火の海状態だけど







咲「はい、敷いてきたよ」


悠「ありがとう…で、俺の布団どこに敷いた?」



咲「この部屋」



そこで咲妃が指差した部屋は…



…やっぱり


悠「…俺は男だぞ?」



咲「いいじゃん、一緒に寝よ?」



悠「いや、普通に考えてリリィが嫌だろ?」



リ「…あ、あたしは……別に…いいけど…?」



…おい、断れよ。相部屋はマズいだろ…




…ガバッ



悠「あれ?…俺は…いつの間にリリィと咲妃に挟まれて寝てんだ?」



…とりあえず、2人とも抱きついたまま寝るなよ…


離してくれぇ!俺の理性がある内に!



と、ふざけている内に気付くともう一度寝ていたようだ…










ビシッ…







気持ち良さそうに寝ている3人の部屋に亀裂が入ったかと思うと、







ガッシャァァァン!




気持ち良かったはずの睡眠は、部屋が激しく破壊される音によって…最悪の目覚めになった




そろそろ本気で評価・感想をいただきたいです


今のままだと、なにが良いのかor悪いのか全くわからないんで…


というわけで感想お待ちしてますm(_ _)m

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