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28.珍道中


ギャグ回です


他のキャラはイメージがしっかりしないのに対し、アリアはある程度イメージがしっかりしているので表現しやすいんです


という訳で三回連続でギャグタッチ…皆さんは飽きてるかな…?(汗)



森を抜けた俺達は辺り一面に牧草地の広がる村に着いた


牛や羊などが放し飼いにされており、どこまでものどかな風景が広がっている


それに加えての快晴、空気も森が近いだけあってとても清らかだ


どこが中心かはわからないが、その真ん中で両手を目一杯広げて深呼吸する




「んー…っはあぁ……いい天気っすね」



「…ぅえ?……そーデスねー…」




いっつもテンションの高いアリアさんだったが…これはどうしたんだろう?




「どうしたんすか?こんな元気ないの始めて見ましたけど…」




パァン!



「いつっ!えぇ!?…なぜっ!?」




疲れてるのかな?


そう思って顔を覗き込んだ瞬間、ガチの平手打ちをくらった




「…え?、?、?」




頭を疑問符で一杯にしていると、



ガン!



今度は殴られた




「い、ぎっ!…いっへぇ!…ひあはんあ!(舌噛んだ)」



「はいはい……そぉデスねェー…」




…キレてもいいですか?


いやいや、もう少しだけ我慢しよう…




「………ぅくっ……アハハハハハ!……で、なにやってんのそれ?新しいギャグ?」



……は?


…もしかして、あんたに殴られて舌を噛んだ痛さでジタバタしてるのが面白いのか?



「………」



いや!まだだ!この人はきっと、頭がおかしくなったんだ!そうに違いない!


そんな人にキレたってしょうがない。


だって頭がおかしくなった……あ、元からおかし…ブフッ!




見ましたか皆さん!


蹴られました!




ツゥゥー…



「いって!……う…鼻血でてるし…それで、今度はなんです?新しいギャグですか?」




…マジでキレる五秒前、血管引き千切れそう、いっそ殴っちまおう……ヤっちゃう?ヤっちまうか?


こんなことも考えはしたが、一言も口に出さなかった



「すぅー、はぁぁ……我慢だ。我慢するんだ、俺よ。これは神の試練かなにかだ。多分…いや、きっとそうだ」



「…うっさいカス」



「へェっ!?」



変な声でた…



「……ぅっ……ぐすっ…」



やばい、泣きそ…あぁいやいや、目からなにか出そうだ




「え…なに、泣くの?泣いてんの?ちょっと、止めてくれない?…てか早く消えて」




ぶわっ


目からミネラルウォーターが零れた


それを服の袖でぬぐいつつ、逃げ出した…







「……はれ?悠は?…なんで起こしてくれないんだよぅ」




…寝惚けていただけのようだ


そんなことは露知らず、悠本人は森に隠れてちっさくなっていた




「……ちっ、逃げたか…でも、甘い甘い♪」


アリアは自分の第六感を活性化することでなんとなーく探し相手の居場所がわかるのだ




ガサッ…ガサガサ…



びくっ!



「うぁぁぁ!ごめんなさい!もうしません!……なんだ猫か…」






「探したにゃーん♪」



「…なんだ猫か………ギャァァァァごめんなさい!もうしません!なにも言いませんー!」



「…どしたの?そんな怯えて…ほらほらー、でておいでー♪」


草木の間に身を隠す少年に手をさしのべるアリア…

ここに聖母のような絵が完成した


が、実際の反応はこうだ




びっくぅぅ!



「ごめんなさい!ごめんなさい!ごめんなさい!ごめんなさい!ごめんなさ……」



「……あー…もしかして、あたしがなにかした?」



「………」



しかし、心が折れかかっている少年に答えることは出来なかった


ふるふると左右に首を振る




「えっと…お姉さん怒らないから、正直に言いなさい?あたしがなにかしたのね?」



「………」



怯えながら無言で頷いた




「ごめん。あたし朝弱いんだー、たまにだけど…」



「……ぐすっ…」



「…もうなにもしないから、でておいで?」



ガサガサ…



「よしよし、よくできました♪」



「………」



植え付けられた恐怖に、精神が幼少期にまで退化していた…


そんな精神年齢七歳未満の少年の頭を撫でるていると


実は(このままの方がカワイイかも…)なんて思っていたりする




元に戻るまで1日かかったのは余談であるが…





「気を取り直して昨日の村に聞き込みに行こっか?」


「そうっすね、誰か知ってるといいけど…」



すっ…


手、繋ご?と軽い気持ちで差し出された手…



びくっ…



「うわっ!……ってなんだろう、すっごい恐怖が…」



「恐怖…?」



「あれー?なんで、ですかね?」



「さー?そんなことより早く!」



「はっ、はい!」




あれれ、


思わず気を付けしてしまった…


う、なんか涙が




「あっはは!なんで泣いてんの?」



「ひぅ!ごめんなさい!……なに謝ってんだ?おっかしいな…?」



「気ぃーにしない気にしない♪」




昨日の凶行は当時のショックで記憶から消えていた


それを都合よく思ったアリアは無かったことにしている


つまり昨日犯した理不尽な暴力は誰も覚えていないのだ


という訳で、何故か腫れている頬と頭に出来たタンコブをさすっては首を傾げる悠だった




コン、コン


土地柄の割に近代的な家のドアをノックした


その癖インターホンは無かった



「あのー…誰かいませんかー?」



「早く出てこないとブっ飛ばすぞ!…ってこの男が言ってまーす」


「ちょ…茶化さないでくださいよ」




バン!


そんなことを言ってると、突然ドアが開いた




「誰が誰をブっ飛ばすって?」


勢いよく開いたドアに鬼の形相をしたお兄さんが立っていた


この後どうなるか、わかりやすいように指をパキポキ鳴らしていらっしゃる…




「パキポキって…ポッキーか?プリッツか?…ってコイツが言ってましたぁ」



「ちょっと、なに言って…!?」



「あぁん?どっちかっつったらポッキーだバカヤロー。ケンカ売ってんのか?」



「あー、あれは絶対ケンカ売ってますよカッコいいお兄さん」



「ほぉ、吊されたいみたいだな」



「いやいや!そんなこと言ってないです!目の前に居たんだから知ってるでしょ?」


「ヤっちまえー!ポッキー兄ぃ♪」



「お前は余計なこと言うな!どっちの味方だよ!」



「スークラップ♪スークラップ♪」



「可愛い嬢ちゃんの頼みだ、悪ぃな兄ちゃん。地球のゴミになれ!」



鬼ぃさんが現れた!


鬼ぃさんは殺人パンチを放った


しかし殺人パンチは当たらなかった



「う、おっ!?…っくそ、やってきたのはそっちからだ。恨まないでくださいね?あと、アリアぁぁ!」



悠は暴風キックを放った


暴風キックは急所に当たった


鬼ぃさんの急所は股間から逃げ出した!



「ちょ、おま!ぐふっ」



ズズーン




テレレレレーン♪



鬼ぃさんを倒した!


悠は人としてやってはいけないことをした!


悠はレベルが上がった!


鬼ぃさんに同情を覚えた!


激しい後悔を覚えた!


アリアに猛烈な怒りを覚えた!





「……ごめんなさい」



「…っくく……はぅ……っもう駄目!…アーッハハハハハハ!はー、ひー、アハッ!ふふふ、悠…あんた最っ高!」



「元はと言えばあんたのせいだよ!」



「ふふ、ごめんごめん。でも某有名RPGパクっちゃ駄目じゃない」


「それは作者の力不足が原因です!」






悠は作者に不満を覚えた!




次はやっとシリアスに入る…と思います(多分)



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