20.異変
超、短編です
すいません
時間がなかったんで(-.-;)
「…気のせい…じゃないよな?」
今のは銃声だ…撃ったことがあるんだから間違いない
防音で聞こえた、ってことはここからかなり近い
わかりにくかったけど、心なしか上から聞こえた気がする…
ここより上の階だと…レノアと咲妃がいる
レノアはともかく咲妃が心配だ
自分の荷物から銃を取り出し、装備する
こういう場合、いちいち能力使っても間に合わない
もし撃ち合いになんてなってしまえば勝てる自信なんてないけど…
「さっきの藍華の言葉が気になる…もしそうなら急がないと」
テーブルにあった鍵を手にとり、部屋を飛び出した
「…よし、廊下には誰もいない」
ちゃんと施錠できたかを確認し、引き金に指をかけたまま階段を目指す
ドン!
ガッ、ゴッ、ドサッ
階段を目の前にしたところで、男が転げ落ちてきた
受け身も声も出さないところを見ると、気絶してるか死んでるかのどちらかだろう…
「誰だ!」
後ろに飛び退き、銃を構える
「…なんだ、お前か」
そう言って姿を見せたのはレノアだった
「レノアか…今、なにがおきてるんだ?それにそこで倒れてるの誰なんだ?」
現状が把握出来てない俺は、質問の時間すら惜しむかのように問い掛けた
「…身に付けている物から組織の人間だというのは確かだ…だが、こんな男は見たことがない」
「上の階には咲妃がいるだろ?大丈夫なのか?」
「部屋にはいなかった、私は今から屋上を見に行って…どうした?」
「後ろだ!」
話していてそれまで気付かなかった、倒れている男と同じ服装をした誰かが、通路の角からレノアに狙いをつけている
バン!
ビシッ…
「ちっ…」
「レノア!お前が先に行け!ここは俺がなんとかする!」
今居る通路には、曲がり角と階段がある
こちらを伺っていた誰かがいたのは下へ向かう階段側…
2人で迎え撃つ必要はない
ここは俺が食い止め、レノアが先に行ってもらった方がいいだろう
「仕方ない…咲妃さんを見つけ次第、合流しよう」
「わかった!」
要件を伝えると、階段を駆け上がっていった
レノアが行ってから気付いた、この通路には隠れる場所がない…
(誰かは知らないが、敵にも今の会話は聞こえていたはず…当然、俺に隠れる場所がないのもわかっているだろう)
ここにたどり着くための階段は一つしかないため、敵は今隠れている通路を通らなければならない
ということは、撃とうとしてくるところをそれより速く撃つしかない
まともに早撃ち勝負するしかない、か…
いや、まてよ…
敵は俺が通路にいる、と思っているはずだ…
それならまだ手はある
「あっ…」
ガツッ!
緊張状態の汗で手から銃を落としてしまった
その隙をきっかけに、謎の敵は銃を構え通路から姿を見せた
思いつきで書いたので1、2時間ぐらいしかかけてません
滅茶苦茶になってないか心配です…