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~石探しを手伝う~
『でも、ネックレスを探さないと俺もリコちゃんさんも元に戻れないんだよね?』
「それは、そうなんだけど………」
リコちゃんさんは思案顔だ。眉間が大変なことになっている。
『ゲームみたいで楽しそうだし!』
へらへら笑いながら言うとリコちゃんさんが大きな溜息を吐いた。
「わかった。悪いけど、お願いします。絶対に君だけは守るから」
『リコちゃんさん男前』
「大人は子供を護る者なのよ」
年は10個も違わないと思うけどなーとは言わず笑っておく。
女性に年の話は禁句だといつぞやおとんが吐露していた。あまりにも重々しかったので勝手に格言化している。
「先程の部屋と接続します」
ガシャガシャとハンドルを回していたリコちゃんさんが振り向いた。
大きな機械がヴォンと鳴る。
『おおー』
マジでさっきの部屋、……と、もう1個部屋が出てきた。こっちは倉庫っぽい感じで普通の壁だから中がよく見えないなあ。
リコちゃんさんは「あれ?」って顔してる。2つ部屋が出たのは予定外なのね。
それでも俺からしてみれば、訳わかんない謎空間に謎の部屋出せるの凄いわ。いっそ夢落ちとかのがすっきりするわ。真面目にタイムマシンとか研究してんのか。そうなのかー、マジなのかー。
「ネックレスをお願い」
リコちゃんさんにうなずき返したとき、シャーレに残っていた薄茶色の石がキラッと光った気がした。
『そういえば残りの石ってどうするの?』
「今のところ使う予定は無いかな。強いて言えばこの機械に繋げている石の予備として使うかも?」
予備なのかー。
でもさっきのキラッ☆彡 が妙に気になるんだよな。只の気のせいだとは思うんだけど。
『それって俺が持っててもいい?』
頬に手をあててリコちゃんさんはしばらく思案していた。
「うーん、まぁどっちでもいいかな。君に任せるよ」
リコちゃんさんの返答を聞いた俺は、
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