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慣用句の変な例文  作者: ゆうなま
3/3

No.21~40


No.21【おくびにも出さない】

意味:そのような素振りを見せない、そのような感情を表には出さない、などという意味の表現。

例文

「銃弾六発、骨折三か所、腹に刺し傷。これだけの大けがを負って100万人の前で平然と演説か」

「本来死んでもおかしくないケガだ。しかしそんなこと、おくびにも出さねぇ」

「それがようこの恐ろしいところだ」

「凛とした佇まい、流石の一言だぜ」



No.22【手塩に掛ける】

意味:自分でいろいろ世話をすること、また世話をして大切に育てること。

例文

「とうとう最後の一人も行っちゃいましたね」

「皆立派に巣立ったんだ。嬉しい話じゃないか」

「でも、少し心配です」

「大丈夫だ。けんじは俺が手塩にかけて育てたんだ」

「だから心配なんですよ」

「む」

「今時電信柱から下着を盗むのなんてお師匠様くらいですからね」



No.23【欲に目が眩む】

意味:欲のために理性を失って判断をあやまる

例文

「たかしの奴、捕まったらしいぜ」

「マジかよ」

「学校のトイレットペーパーを盗む常習犯だったとか」

「何でバレたんだ?」

「その日はいつもと違う経路で学校に侵入したらしいんだが、そこに男子寮があったんだ。それで通報された」

「ああ、欲に目が眩んだんだな」



No.24【何はともあれ】

意味:いろいろの事情はあるにしても。とにかく。

例文

「退院おめでとう!」

「大変な手術だったな!」

「皆ありがとう!」

「何はともあれ、まずは祝杯を上げよう」

「その後の調子はどうだ?」

「ばっちりさ」

「痛みは無いか?」

「大丈夫だよ」

「問題なさそうだな」

「ああ、奴の体はよく馴染む」



No.25【肝に銘じる】

意味:強く心に留め、けっして忘れないようにすること。

例文

「ちゃんと反省したのかしら?」

「はい、もう二度とやりません。まさかプリンを勝手に食べられた怒りで組織が壊滅することになるとは思いませんでした」

「次に同じことをしたら、命は無いわよ」

「肝に銘じます」



No.26【金が物を言う】

意味:財力が効果を発揮する、金銭の受け渡しがどんな難事も解決する、という意味合いの表現。

例文

「今回の生徒会会長立候補選は波乱だな」

「たかしが順当かと思いきや、けんじの奴が台頭してきた」

「噂じゃあけんじの奴は、生徒全員にチョコパイを配っているらしい」

「買収じゃないか」

「世の中、金が物を言うって事だ」


No.27【胸に迫る】

意味:喜びや悲しみなどが、抑えきれないほど込み上げてくる。

例文

「やはりけんじ、格が違うな」

「ああ、見事な演説だった。半数は拍手喝采だったよ」

「これで女子は、体育の授業でブルマ着用が義務付けられた」

「古い時代の産物かと思いきや、ブルマと言う響きには男子たるもの胸に迫るものがあるぜ」

「来週の授業が楽しみだ」



No.28【重荷を下ろす】

意味:重大な責任、義務を果たして負担をまぬがれる。 心配事がなくなってほっとする。

例文

「試合、お疲れ様」

「ありがとう、ようこちゃん。強い相手だった」

「まさか引き分けが100局も続くなんて」

「次のオリンピック会場が掛かってたからね。ようやく重荷を下ろすことができたよ」

「幼少期の頃からオセロばっかりやってた甲斐があったわね」



No.29【舌の根も乾かぬうち】

意味:言葉を言い終わるか終わらないうちのこと。前言を軽々に撤回したり、前言に反した事を言ったときに非難する意味。

例文

「俺がハゲなのは認めるから、もうこれ以上弄らないでくれ」

「わかりました。でも先輩を弄ろうだなんて毛程も思ってませんよ」

「舌の根も乾かぬうちに!」

「不毛な争いはやめましょう」

「また言った!」

「弄るなんて恐れ多くて毛が引けますよ」

「気が引ける、な!」



No.30【危ない橋を渡る】

意味:危険な方法、手段を取る。

例文

「ぜ、全裸のハゲおやじが通せんぼしてる」

「くそ、この道を行けば近道だってのに」

「こっち見て笑ってる」

「こういうのは屈したらダメなんだ。蹴り飛ばしてやる」

「よせ!あの手の人種は何するかわからない。迂回しよう」

「しかし」

「危ない橋を渡る事は無いさ」



No.31【口を割る】

意味:かくしていたことなどをしゃべる。 白状する。

例文

「・・・」

「だんまりを決め込んでもいいこと無いぜ?いい加減口を割ったらどうだ?」

「仲間は売らねえ」

「数々の盗撮写真は既に押収してある!ネタは上がってるんだ!」

「!!」

「言え!風読みのジョンの居場所を!」



NO.32【裏目に出る】

意味:よいようにと思ってやったことが予期に反して不都合な結果になる。

例文

「いやあ、失敗しましたね師匠」

「ああ、より強力な滝行をしようと、わざわざナイアガラの滝まで来たというのにな」

「まさか高度がありすぎて滝が霧のようになってしまうとは」

「完全に裏目に出たな」

「ただびしょびしょになっただけですね」



No.33【男が廃る】

意味:男としての名誉が保てなくなる。 男としての体面・面目を失う。

例文

「ちょっとお!あんたが何とかしなさいよお!!」

「お、おう!ここでやらなきゃ男が廃るってもんだ」

「あれ?どこいった?」

「見当たらないぞ・・・」

カサカサ

「ぎゃー!」

「ぎゃー!」



No.34【巻き添えを食う】

意味:自分に関係のない事故や事件に関わってしまい、損害を被ることなどを意味する語。

例文

「たかしの奴、牛丼屋の紅生姜を全部食いやがった」

「奴は丼もの屋の漬物も、回転寿司のガリも全て食い尽くす」

「店員の視線が痛いよ」

「出禁の店は数知れないぜ?」

「マジかよ。二度と一緒に行かねえ」

「それがいい。巻き添えを食う事になるからな」



No.35【精が出る】

意味:一生懸命に行う、励む、などの意味の表現。

例文

「釣れますか?」

「ぼちぼちですね。おたくは?」

「こっちは爆釣です。そこは過疎化して久しいですよ?こちらに来たらどうです?」

「精が出ますね。いいえ、私はここで続けます」

「こだわりがあるんですね」

「ええ、かれこれ15年はこのゲームでネカマやってますから」



NO.36【大目に見る】

意味: きびしくとがめないで、寛大に物事を処理する。

例文

「貴様ぁ!砂糖が少ないぞぉ!」

「ひぃっ、申し訳ございません」

「何度言ったらわかるんだ、ぼくはコーヒーに砂糖10個だ!」

「落ち着けたかし。こいつは新人だ、大目に見てやれ」

「ダメだね!おい誰かこいつの首をはねろぉ!」



No.37【血も涙もない】

意味:人間らしい思いやりが無く、冷酷である。

例文

「これじゃあ足りねぇな」

「い、いつも通り10粒そろえたはずですよ」

「今週から利息が上がったんだ。あと2粒足りねえ」

「そんな!ただでさえ僅かなフリスクで生活をしているのに!」

「借りた物は返す。人として当然のことだ」

「アンタは血も涙も無いのか・・・!」



No.38【聞く耳持たない】

意味:相手の発言を聞く気が無い。

例文

「いやだ!」

「お、おいたかし。お前そんな体で動けるわけないだろう?」

「行くったら行くんだ!」

「大型トラックに跳ねられたんだぞ!?」

「知った事か!絶対行く!」

「ダメだ聞く耳持たない」

「約束したんだ!女子大生の皆と!学園祭に行くって!」



No.39【口裏を合わせる】

意味:あらかじめ相談して、話の内容が食い違わないようにする。

例文

「数学の先生、お主も悪よのぉ」

「げっへっへ。国語の先生程じゃあないですよ」

「これが噂のマリトッツォ。しかと受け取った」

「例の件、お願いしますね」

「うむ、副校長には口裏を合わせておこう」

「助かります。これで準備が整いました。校長先生の誕生日会」



No.40【肩を落とす】

意味:気力を失ったり落胆したりするさまなどにいう。

例文

「俺をどうするつもりだ!」

「げっへっへ。お前は売られ、強制労働だ」

「そんな・・・」

「そう肩を落とすな。働き方次第では家族の元へ帰しててやる」

「く、くそ!絶対に生き残ってやる!」

「やる気になったようだな。さあ着いたぞ、猫カフェにゃんにゃんパラダイス」



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