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慣用句の変な例文  作者: ゆうなま
2/3

No.1~20


No.1 【開いた口が塞がらない】

意味:あきれて物も言えない。唖然とする。

例文

「たかしって、けんじと仲悪いよな?」

「ああ、よく殴り合いの喧嘩をしてたと思うぜ」

「普通の会話をしている場面なんて記憶にないんだが」

「ああ、噂じゃあこの前も殴り合ってたらしい」

「まさか奴らが結婚するとはな」

「開いた口が塞がらないぜ」



No.2 【愛想を尽かす】

意味:他に対する、好意や愛情を捨てる。見限る。いやになる。

例文

「うっ!うっ!」

「たかし君、何をやっているの?」

「やあ、ようこちゃん。僕は今、鍛えているんだよ」

「・・・その股を叩く行為が?」

「そうさ、玉を叩いて耐性を付けているんだ」

「あら、いい心がけだわ」

「うん、玉が弱いと奴に愛想を尽かされてしまうからね」



No.3 【阿吽の呼吸】

意味:二人以上で一緒に物事を行うときの、互いの微妙な気持ち。また、それが一致すること。

例文

「たかしって変なクセあるじゃん?」

「突然自分の尻叩くあれか?」

「そうそう」

「前兆も脈絡もないからビビるんだよな」

「けんじがそのクセを使って餅をついたんだって」

「あの変則的な動きに合わせられるのか」

「そりゃあ生涯の伴侶だもの、阿吽の呼吸ってやつさ」



No.4 【赤の他人】

意味:全く縁もゆかりもない他人。完全に無関係な人。

例文

「ボラギノール!ボラギノール!」

「た、たかしの奴どうしたんだ?急に全裸で」

「わからん。電柱に生えてたキノコを食ってからああやって叫んでるんだ。指を尻の穴に入れながらな」

「げ、警察だ」

「おい君達、彼の知り合いかね?」

「い、いえ、赤の他人です」



No.5 【足が地に着かない】

意味:緊張や興奮で心が落ち着かない。考えや行動が浮ついて、しっかりしていない。

例文

「うわあどうしよう!」

「どうしたの?たかし君」

「もうすぐ世界が僕の物になると思うと緊張して」

「そんな足が地に着かない状態で王は務まらないわ。深呼吸をしなさい」

「すぅ、はぁ。うむ、落ち着いた。礼を言おう。いざ行くぞ!我が怨讐で世を灰燼に帰さん!」



No.6 【足元をみる】

意味:相手の弱みにつけこむ事。

例文

「頼む!どうしてもそれが必要なんだ!」

「そう言われてもな」

「この通り!」

「それなりの対価がいるぜ?」

「・・・いくら払えばいい?」

「金の問題じゃない、身ぐるみ全部置いて行け」

「くっ、足元を見やがって。仕方ない」

「おっと、ちゃんとパンツも脱いでけよ」



No.7 【足を引っ張る】

意味:他人の成功や物事の進行を意図的に妨害する。ある行為がきっかけで物事の進行を阻害してしまう。

例文

「師匠助けてください~」

「だからお前にはまだ早いと言ったんだ」

「そんなこと言ったって~」

「ティッシュ配りはそんな甘い仕事じゃないだ」

「全然配れないですぅ~」

「少し寄こせ。全く足を引っ張りやがって」

「えへへ、それでも面倒見のいい師匠が好きです」



No.8 【油断も隙も無い】

意味:少しも油断することができない。

例文

「泥棒だ!」

「朝から騒がしい奴だな。何があった?」

「僕の大事な物が無いんだ!」

「たかし、ここは盗賊の町だぜ?」

「わかってるさ。でもまさか乳首を片方盗まれるなんて」

「常に気を張ってろと言ったはずだ」

「くそう、全く油断も隙も無いよ」



No.9 【片棒を担ぐ】

意味:仕事や計画に協力する。多くは悪事について用いられる。

例文

「なんで俺がこんな事を。ただの一般人ですよ」

「組織に関わった奴はもう一般人じゃないんだよ。まぁ嫌ならいいさ、秘密を知った奴がその後どうなるか」

「まさか盗人の片棒を担ぐことになるとは」

「これも世界平和の為だ。いくぞ、ターゲットの名はたかしだ」



No.10 【打てば響く】

意味:反応があるさま。効果があるさま。刺激を与えればその分だけ成果を上げる様子。

例文

「この仕事、けんじに相談するのが良い。その道のプロだ」

「ほう、監視の目が厳しい昨今に珍しいな」

「彼のアイデアは素晴らしいぞ。打てば響くというやつだ」

「お前がそこまで言うなら期待できるな」

「ああ、必ず成功するさ。ファミレスの砂糖とミルクを盗む仕事」



No.11 【脇目も振らず】

意味:その物事以外に目や心を向けないで専心するさま。一心不乱であるさま。

例文

「すごいわ、たかし君。新記録よ」

「えへへ、ようこちゃんのおかげさ」

「48時間も瞬きをしないなんて、脇目も振らずによく耐えたわ」

「ようこちゃんのパンツが見えそうだったからね」



No.12 【雀の涙】

意味:ごくわずかなもののたとえ

例文

「おうおう、今日こそは返してもらうぜぇ」

「そんな!期限は確か来週のはず!」

「もう三ヵ月も滞納してるんだ。期限もへったくれもねえ!」

「ああっ、返してください!」

「ちっ、たったの3粒か。雀の涙ほどしかねえ。だがこれは貰っていく」

「私の最後のフリスク・・・」



No.13 【苦肉の策】

意味:敵を欺くために、自分の身や見方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦し紛れに考え出した手立て。

例文

「血が足りぬ」

「申し訳ありません主様。我々の困窮も極まり、トマトジュースも手に入らない始末」

「何か代わりの物は無いのか」

「苦肉の策ですが。聞く所によると汗や涙等の体液は、実は血液なのだとか。しかし量が知れているので代わりに私の尿を」

「却下じゃボケぇ!」



No.14 【怪我の功名】

意味:失敗や間違いなどから、結果的にたまたまいい結果や効果などが生まれること。

例文

「たかし君、そういえば例の事業はどうなったのかしら」

「ようこちゃん、いいところに来たね。これを見てご覧」

「これは・・・」

「僕の髪の毛で人形を大量に作って売るのは失敗したけど、代わりに僕のクローンが出来たんだ」

「コンニチワ」

「まあ、とんだ怪我の功名ね」



No.15 【路頭に迷う】

意味:生活の手段がなくなったり、住む家を失くしたりしてひどく困り、途方に暮れる。

例文

「まさかこんな時に入れる保険があるとは」

「ええ、うちは困っているお客様が居れば、どんな場面でも対応するのが理念でございます」

「ゾンビに噛まれた時はどうしようかと思ったけど、助かったよ。これで家族が路頭に迷わなくて済む」

「ご満足頂けた様で何よりです」



No.16 【身の毛がよだつ】

意味:体中の毛が逆立つ、あるいは逆立つような感じを覚える様子。主に恐ろしさを言い表す時に用いる。

例文

「あわわわ」

「どうした、たかし」

「つ、ついうっかり、ようこちゃんの彼氏を二人ほどホテルに連れ込んじゃったんだ」

「おい、そりゃあ大変なことだぞ」

「一日一人までって言われてたのにどうしよう」

「あいつは怒ると怖いぞ」

「うん、身の毛がよだつ思いだよ」



No.17 【目に物見せる】

意味:その状態を見せる。相手をぎゃふんといわせる。ひどい目にあわせる。思い知らせる。

例文

「また盗まれた!」

「どうしたの?たかし君」

「服を盗まれたんだ!それも全部!」

「ああ、それで全裸なのね」

「この手口、同一犯に違いない」

「落ち着いて、ここは電車よ。私の靴下を貸してあげるわ」

「ありがとう。くそ、犯人め。いつか目に物見せてやる」



No.18 【枚挙にいとまがない】

意味:数え出したらきりが無い、数えられないほど沢山ある、などの意味の表現。

例文

「また奴の仕業か」

「はい。今回も同一犯とみていいでしょう」

「くそ、これで何件目だ?」

「軽犯罪から重犯罪まで、数え出したら枚挙にいとまがありませんよ」

「だが俺達が諦めるわけにはいかねえ」

「そうですね。必ず捕まえましょう、家のリモコン隠し犯」



No.19 【怪我の功名】

意味:災難や過失と思っていたことが、思いがけないよい結果を生んだ時にいう。何気なくしたことが、偶然にもよい結果をもたらした時などに用いる。

例文

「この前飲みすぎたみたいで、朝目が覚めたら無人島にいたんだよ」

「なんでだよ」

「幸い僕はジャングル育ちだから問題ないけど、会社に遅刻してさ」

「それで済むんだ」

「でもどうやらその日、会社に隕石が落ちたらしくて命拾いしたよ」

「とんだ怪我の功名だな」



No.20 【背に腹は代えられない】

意味:さし迫った苦痛を回避するためには、ほかの事を犠牲にしてもしかたない。

例文

「トライアスロンの選手が、走りながら尿を出すってのは有名な話だよな」

「なぜ今その話を?」

「最初は躊躇いがあるけど、一度思い切ってしまえば慣れてしまうらしい」

「おい待て!」

「背に腹は代えられないもんな?」

「これマラソンの授業だぞ!!?」






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