No.1~20
No.1 【開いた口が塞がらない】
意味:あきれて物も言えない。唖然とする。
例文
「たかしって、けんじと仲悪いよな?」
「ああ、よく殴り合いの喧嘩をしてたと思うぜ」
「普通の会話をしている場面なんて記憶にないんだが」
「ああ、噂じゃあこの前も殴り合ってたらしい」
「まさか奴らが結婚するとはな」
「開いた口が塞がらないぜ」
No.2 【愛想を尽かす】
意味:他に対する、好意や愛情を捨てる。見限る。いやになる。
例文
「うっ!うっ!」
「たかし君、何をやっているの?」
「やあ、ようこちゃん。僕は今、鍛えているんだよ」
「・・・その股を叩く行為が?」
「そうさ、玉を叩いて耐性を付けているんだ」
「あら、いい心がけだわ」
「うん、玉が弱いと奴に愛想を尽かされてしまうからね」
No.3 【阿吽の呼吸】
意味:二人以上で一緒に物事を行うときの、互いの微妙な気持ち。また、それが一致すること。
例文
「たかしって変なクセあるじゃん?」
「突然自分の尻叩くあれか?」
「そうそう」
「前兆も脈絡もないからビビるんだよな」
「けんじがそのクセを使って餅をついたんだって」
「あの変則的な動きに合わせられるのか」
「そりゃあ生涯の伴侶だもの、阿吽の呼吸ってやつさ」
No.4 【赤の他人】
意味:全く縁もゆかりもない他人。完全に無関係な人。
例文
「ボラギノール!ボラギノール!」
「た、たかしの奴どうしたんだ?急に全裸で」
「わからん。電柱に生えてたキノコを食ってからああやって叫んでるんだ。指を尻の穴に入れながらな」
「げ、警察だ」
「おい君達、彼の知り合いかね?」
「い、いえ、赤の他人です」
No.5 【足が地に着かない】
意味:緊張や興奮で心が落ち着かない。考えや行動が浮ついて、しっかりしていない。
例文
「うわあどうしよう!」
「どうしたの?たかし君」
「もうすぐ世界が僕の物になると思うと緊張して」
「そんな足が地に着かない状態で王は務まらないわ。深呼吸をしなさい」
「すぅ、はぁ。うむ、落ち着いた。礼を言おう。いざ行くぞ!我が怨讐で世を灰燼に帰さん!」
No.6 【足元をみる】
意味:相手の弱みにつけこむ事。
例文
「頼む!どうしてもそれが必要なんだ!」
「そう言われてもな」
「この通り!」
「それなりの対価がいるぜ?」
「・・・いくら払えばいい?」
「金の問題じゃない、身ぐるみ全部置いて行け」
「くっ、足元を見やがって。仕方ない」
「おっと、ちゃんとパンツも脱いでけよ」
No.7 【足を引っ張る】
意味:他人の成功や物事の進行を意図的に妨害する。ある行為がきっかけで物事の進行を阻害してしまう。
例文
「師匠助けてください~」
「だからお前にはまだ早いと言ったんだ」
「そんなこと言ったって~」
「ティッシュ配りはそんな甘い仕事じゃないだ」
「全然配れないですぅ~」
「少し寄こせ。全く足を引っ張りやがって」
「えへへ、それでも面倒見のいい師匠が好きです」
No.8 【油断も隙も無い】
意味:少しも油断することができない。
例文
「泥棒だ!」
「朝から騒がしい奴だな。何があった?」
「僕の大事な物が無いんだ!」
「たかし、ここは盗賊の町だぜ?」
「わかってるさ。でもまさか乳首を片方盗まれるなんて」
「常に気を張ってろと言ったはずだ」
「くそう、全く油断も隙も無いよ」
No.9 【片棒を担ぐ】
意味:仕事や計画に協力する。多くは悪事について用いられる。
例文
「なんで俺がこんな事を。ただの一般人ですよ」
「組織に関わった奴はもう一般人じゃないんだよ。まぁ嫌ならいいさ、秘密を知った奴がその後どうなるか」
「まさか盗人の片棒を担ぐことになるとは」
「これも世界平和の為だ。いくぞ、ターゲットの名はたかしだ」
No.10 【打てば響く】
意味:反応があるさま。効果があるさま。刺激を与えればその分だけ成果を上げる様子。
例文
「この仕事、けんじに相談するのが良い。その道のプロだ」
「ほう、監視の目が厳しい昨今に珍しいな」
「彼のアイデアは素晴らしいぞ。打てば響くというやつだ」
「お前がそこまで言うなら期待できるな」
「ああ、必ず成功するさ。ファミレスの砂糖とミルクを盗む仕事」
No.11 【脇目も振らず】
意味:その物事以外に目や心を向けないで専心するさま。一心不乱であるさま。
例文
「すごいわ、たかし君。新記録よ」
「えへへ、ようこちゃんのおかげさ」
「48時間も瞬きをしないなんて、脇目も振らずによく耐えたわ」
「ようこちゃんのパンツが見えそうだったからね」
No.12 【雀の涙】
意味:ごくわずかなもののたとえ
例文
「おうおう、今日こそは返してもらうぜぇ」
「そんな!期限は確か来週のはず!」
「もう三ヵ月も滞納してるんだ。期限もへったくれもねえ!」
「ああっ、返してください!」
「ちっ、たったの3粒か。雀の涙ほどしかねえ。だがこれは貰っていく」
「私の最後のフリスク・・・」
No.13 【苦肉の策】
意味:敵を欺くために、自分の身や見方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦し紛れに考え出した手立て。
例文
「血が足りぬ」
「申し訳ありません主様。我々の困窮も極まり、トマトジュースも手に入らない始末」
「何か代わりの物は無いのか」
「苦肉の策ですが。聞く所によると汗や涙等の体液は、実は血液なのだとか。しかし量が知れているので代わりに私の尿を」
「却下じゃボケぇ!」
No.14 【怪我の功名】
意味:失敗や間違いなどから、結果的にたまたまいい結果や効果などが生まれること。
例文
「たかし君、そういえば例の事業はどうなったのかしら」
「ようこちゃん、いいところに来たね。これを見てご覧」
「これは・・・」
「僕の髪の毛で人形を大量に作って売るのは失敗したけど、代わりに僕のクローンが出来たんだ」
「コンニチワ」
「まあ、とんだ怪我の功名ね」
No.15 【路頭に迷う】
意味:生活の手段がなくなったり、住む家を失くしたりしてひどく困り、途方に暮れる。
例文
「まさかこんな時に入れる保険があるとは」
「ええ、うちは困っているお客様が居れば、どんな場面でも対応するのが理念でございます」
「ゾンビに噛まれた時はどうしようかと思ったけど、助かったよ。これで家族が路頭に迷わなくて済む」
「ご満足頂けた様で何よりです」
No.16 【身の毛がよだつ】
意味:体中の毛が逆立つ、あるいは逆立つような感じを覚える様子。主に恐ろしさを言い表す時に用いる。
例文
「あわわわ」
「どうした、たかし」
「つ、ついうっかり、ようこちゃんの彼氏を二人ほどホテルに連れ込んじゃったんだ」
「おい、そりゃあ大変なことだぞ」
「一日一人までって言われてたのにどうしよう」
「あいつは怒ると怖いぞ」
「うん、身の毛がよだつ思いだよ」
No.17 【目に物見せる】
意味:その状態を見せる。相手をぎゃふんといわせる。ひどい目にあわせる。思い知らせる。
例文
「また盗まれた!」
「どうしたの?たかし君」
「服を盗まれたんだ!それも全部!」
「ああ、それで全裸なのね」
「この手口、同一犯に違いない」
「落ち着いて、ここは電車よ。私の靴下を貸してあげるわ」
「ありがとう。くそ、犯人め。いつか目に物見せてやる」
No.18 【枚挙にいとまがない】
意味:数え出したらきりが無い、数えられないほど沢山ある、などの意味の表現。
例文
「また奴の仕業か」
「はい。今回も同一犯とみていいでしょう」
「くそ、これで何件目だ?」
「軽犯罪から重犯罪まで、数え出したら枚挙にいとまがありませんよ」
「だが俺達が諦めるわけにはいかねえ」
「そうですね。必ず捕まえましょう、家のリモコン隠し犯」
No.19 【怪我の功名】
意味:災難や過失と思っていたことが、思いがけないよい結果を生んだ時にいう。何気なくしたことが、偶然にもよい結果をもたらした時などに用いる。
例文
「この前飲みすぎたみたいで、朝目が覚めたら無人島にいたんだよ」
「なんでだよ」
「幸い僕はジャングル育ちだから問題ないけど、会社に遅刻してさ」
「それで済むんだ」
「でもどうやらその日、会社に隕石が落ちたらしくて命拾いしたよ」
「とんだ怪我の功名だな」
No.20 【背に腹は代えられない】
意味:さし迫った苦痛を回避するためには、ほかの事を犠牲にしてもしかたない。
例文
「トライアスロンの選手が、走りながら尿を出すってのは有名な話だよな」
「なぜ今その話を?」
「最初は躊躇いがあるけど、一度思い切ってしまえば慣れてしまうらしい」
「おい待て!」
「背に腹は代えられないもんな?」
「これマラソンの授業だぞ!!?」