カフェの外装と内装
「じゃあ初心者さんにも分かりやすいように何もない白い空間にデコレさんのカフェを再現して作っていきますね」
「そんなすぐにできるものなの?」
「もう作ってあるデータそのまま再現していくだけなのですごく簡単ですよ」
「すごい、なんだかプレゼンさん学校の先生みたいですね」
「学校の先生は言い過ぎですよ、えへへ……」
「やっぱりカフェはまず入ってもらうことが重要なのでカフェテラスは絶対外せないと思ってお願いしました」
「うんうん!解放的でいいよね」
「私はやっぱり室内の方が落ち着きますけどね」
「そうリングさんのように外がいい人いるしプレゼンさんのように中がいい人いるのでどっちにも対応できた方がいいよねってことで外の席と室内の席を用意したんですよ、気分によって使い分けてもいいですし」
「確かに私も気分によって室内の席と屋外の席を使いわけてるかも」
「それでは次は屋内に行きましょうか」
「はーい」
「屋内は外と違って落ち着ける空間にしたくて秘密基地みたいなイメージでデザインをお願いしました」
「ちょうどよく薄暗い感じですごくよいです」
「カフェって休憩とか気分転換するために使う人も多いしね、秘密基地みたいなデザインってのはすごくいいと思うよ」
「このいい感じのランプの明かりと所々にある緑がいい味を出してますよね」
「そうなんです最初は食べ物を食べるところだから清潔感のある白をきちょうとした空間にしようかなって思ってたんですけどなんだか明るすぎるしどこか機械的になってなんだか落ち着かないって悩んでた所プレゼンがだったら逆に温かみのある空間にしてみたらいいんじゃないかってアドバイスをくれてそれで出来上がったのがこの落ち着く空間なんです」
「へーやるじゃんプレゼン」
「これでもデザイン作りのプロですからえへへ、でもアドバイスした後に細かい小物をおいていったのはデコレちゃんですからやっぱりデコレちゃんはデザイン作りのセンスがありますよ、飲み込みが早くてこっちも教えるのが楽しかったです」
「いえいえプレゼンさんの教え方がすごくうまかっただけですよ、私の作りたいお菓子にあったカフェをデザインしてくれて本当に助かりました」
「まあまあどっちもすごかったでいいじゃん、誉められた時は素直に喜ぶことも大事なことだよ」
「そうですねありがとうデコレちゃん」
「私の方こそプレゼンさんとカフェ作りできてとても楽しかったです」
「うんうんやっぱり仲良いのが一番だよね」
和気あいあいと楽しくカフェの案内を続けるデコレとプレゼン。
「植物の緑を取り入れようとしたのはプレゼンなんだよね?どうして緑を取り入れようと思ったの?」
「人間っていうのはやはり自然を求めるようにできているんですよ所々に植物を加えるだけで本能的にカフェに合った落ち着いた空間を演出できるってわけです」
「確かに緑があるだけでなんだか胸がホッとするかも」
「ですよねこれを聞いた時プレゼンさん本当に天才だなと思いました」
「私も先人たちの作ったデザインを見て勉強して自分のデザインに取り入れているだけですよ、すごいのはこういう空間を最初に作り出そうとした人たちです」
「なるほどそう聞くとデザイン作りって奥が深いんだな勉強になるよ」
「それじゃあランプも明かりもなんだかホッとするから取り入れたってことですかね」
「そうです、ランプのちょうどいい明るさの光はリラックス効果や安らぎを感じさせるんですよ、逆に蛍光灯とかの白色の明るい光はオフィスとか仕事をする空間に適しているんです」
「確かにバリバリ働きたい時は明るい空間の方が眠気が吹き飛んでいいかもね、カフェはそれとは真逆の空間ってことだね」
「そういうことです」
「なるほどねゲームの中だったらこういう風に拘って自分の好きな空間を作り出すことができるだね私もやってみようかな」
「リングだったらいつでも私が教えますよ」
「私もリングさんが作ったデザインの空間見てみたいです」
「今まで他の人が作ったものを楽しむことはあるけど自分で作ってみるという発想はなかったせっかくなんでもできる世界なんだから色々試してみたいよね」