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運気があがる旨味たっぷりチョコレートポテトチップス

「ウールーは昔からパワースポットとかおみくじとか神社とかそういう運気があがりそうな場所とか好きだもんね」


「そう大好き!そういうパワースポットとか行くとさなんだかパワーが身体に流れ込んできて元気になれるんだよね、ほらリングの本家って神社経営してるじゃない?昔よく遊びいかせてもらってたよね」


「そういうこともあったね懐かしいな」


「デコレちゃんそういう神社とかパワースポットとかどうなの?好き?」


「私はそんなにですけど友達のギフトがそういう旅行とか観光地巡りするのが好きなのでよく付き合ってますね」


「そうそうデコレちゃんの友達のギフトちゃん!パワースポット好きみたいじゃない仲良くなれそう紹介してよー」


「えー…嫌ですよウールーさん絶対からかったりするじゃないですかあの子私と違って純粋なのでウールーさんが言うこと全部真に受けそうで悪い影響受けそうなので嫌です」


「そんなことないっていっぱい可愛がっちゃうから任しといてよ!」


「ウールー嫌がってるだならやめときなってていうか女子小学生の女の子と繋がろうとする女子高生とか普通不審者だよ通報案件だよやめな」


「あんまりしつこいと本当に通報しようと思います」


「やめて私本当に捕まっちゃうよ!?」


 わざとらしくガクブル震えるウールー


「じゃあ小さい子にそういう変な風な絡み方するのやめなさい」


「そうですよウールーさん女子高生って言ったらもう大人のお姉さんなんだからもう少しちゃんとするべきだと思います、それこそリングさんみたいにおしとやかで優しくてちゃんとしてる人みたいに」


「あらあらデコレちゃんは随分リングのこと気に入ってるみたいだね、でもリングだってだらしないところや抜けてるところだってあるんだよ?例えばね~」


「え?リングさんのだらしないところや抜けてるところ聞いてみたいです!」


「私の時と随分食いつき方が違うな…なんだか嫉妬しちゃう」


「ウールーやめなさいせっかくデコレちゃんが憧れてくれてるんだから夢は壊さないであげたいよ」


「リングも随分とデコレちゃんに入れ込んでるみたいだね妬けちゃうな」


「ウールーさんそれよりもせっかく用意したポテトチップス食べないんですか?食べないならリングさんに食べてもらいたいです」


「食べる食べる!たくさん食べて運気をドンドンあげないとねいただきまーす!」


 そういうとウールーはテーブルの運気をあげる旨味たっぷりチョコレートポテトチップスにてをつけた。


「うーんこの素材の味いかした旨味を凝縮した味わいがたまんないね!」


「ふふふありがとうございます、リングさんの分用意したのでよければ食べてください」


「でもさっきゼリー食べたばかりだしアルバイトとして雇われてるのに食べてばかりでいいのかな?」


「いいんですよ前にも言った通りお店のお菓子の味も覚えることも仕事の一つですから是非食べてください」


「それじゃあ失礼していただきまーす、パリッうーん美味しい!ウールーの言うとおりジャガイモ本来の旨味が凝縮してるって感じで本当においしいね」


「リングも一応巫女さんなんだからこのポテチをいっぱい食べてドンドン運気をあげてかないとね!」


「そうださっきの話から気になってたんですけどリングさんって巫女さんなんですか?素敵です!」


「まあ一応本家の家が神社だからたまに巫女さんとして手伝いに行ってるって感じかな」


「じゃあ巫女服とかも着るんですね!素敵ですリングさんの巫女服みたいな」


「ていうかこの前作ってあげた衣装がモロに巫女服じゃん見せてあげたら」


「そうだねじゃあお仕事が落ち着いたらこの前ウールーに作ってもらった巫女服を見せてあげるよ」


「やったー約束ですよリングさん!楽しみだなー!」


「本当にデコレちゃんリングに懐いてるんだね、デコレちゃんがこういう風にストレートに感情だすのって結構珍しいんだよ」


「そうなのまだデコレちゃんと出会って日も浅いし私に対してはデコレちゃん常にこんな感じだからよくわかんないな」


「でもそっかそっかリングがデコレちゃんの近くにいてくれるなら私少し安心できるかも」


「?どういうこと?」


「デコレちゃん一人で頑張りすぎるところがあるからリングが近くで支えてくれるなら安心できるってこと、それに…」


「それに?」


「なんだか家族共あんまりうまくいってないみたいだからリングができることならうまく取り繕ってあげなよ、リングそういうの得意でしょ?私とカシミアのことも気を使ってくれたみたいだし」


「デコレちゃん家族とうまくいってないの?」


「まあこれから仲良くなって本人の口から聞きなよ、リングならうまくやれるってそれじゃあご馳走様デコレちゃん、リングまたねー」


「ありがとうございましたウールーさんまた来てくださいね」


「またねウールー」


「ウールーはポテトチップスを平らげると二人に別れを告げてお店を後にした」


「デコレちゃん…何かと私に力になれることがあればいいけど…」


 ウールーから言われたことを気にかけるリングでした。


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