変態ウールーと毒舌デコレ
「やっほーやってるかい?」
「あっウールーさんまた来てくれたんですね!」
「最近なんだかついてないことが多くってさ~デコレのお菓子を食べて運気をあげようって思ってね」
「どうしたんですか? 悪いことばかり起こるとか?」
「うーんなんていうか神様が降りてこないんだよね……」
「神様が降りてきちゃったら病院いった方がいいのでいいことだと思うのですが……」
相変わらず自分の世界観で話すウールーにデコレは困り顔
「ノンノン! これは例えばの話だってば服作りのためのいいアイデアが降りてこないってこと」
「そういうことですか、私もお菓子作りで悩むことは多いですけどアイデアが降りてこないのなんて普通のことだと思いますよ、むしろ降りてくる時の方が特別冴えてたり調子がいいだけですって」
「うーむそれはそうなんだけど私って天才じゃん?」
「自分で言うんですか?」
「やはり天才たるもの常に斬新なアイデアに頭が満ち溢れてなきゃいけないと思うんだよね」
「常に興奮状態っていうのも健康によくないですよ副交感神経を働かせて心身共に休めないとすぐ身体がボロボロになっておばあちゃんになっちゃいますよ?」
「あはは、やっぱりデコレちゃんとの掛け合いは面白いねぇ私の周りの人っていい子ちゃんばかりでそういう切れ味のある毒吐ける人少ないからなんだか新鮮で面白いよ」
「毒吐かれて喜ぶとかそういう変態さんなんでしょうか? ここはそういうお店じゃないのであまり変なことばかり言ってると残念ながら出禁しなきくちゃいけません」
「それは困る! 今すぐ注文します!」
「全く毎回ふざけてないで最初からそうしてくださいね」
「はーいでもデコレちゃんとの掛け合いが楽しいのは本当のことだからな~」
「ちゃんと注文してくれるのならお話しぐらいいつでも付き合いますよ」
「デコレちゃんはなんだかんだ言って優しいよね~そういうアメとムチの使い方うまいとこだーいすき」
「はぁそれでご注文は?」
「運気が上がる旨味たっぷりのチョコレートポテトチップで!」
「はーい」
デコレはウールーとのいつもの掛け合いを済ませると注文された品を取りに行った。