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お姉ちゃんは戦いが苦手

「お姉ちゃん今度みんなでレイドクエストいくからね！」

「ええ？　お姉ちゃん戦闘苦手だからいかないよ」

「ええ！？　なんでぇ？いこうよ～」

「ごめんねお姉ちゃん本当にゲームでモンスターと闘うとかそういうの苦手なの」

「ええ……お姉ちゃんがいかないんだったら私もいかない」

「え！？」

「お姉ちゃんと一緒に遊んでた方が楽しいもん、じゃあゲームじゃなくていいから何か違うことして遊ぼうよお姉ちゃん」

「でもバディちゃんやプレゼンと約束したでしょ？それを断るのは失礼だよ」

「それはお姉ちゃんも一緒でしょ？」

「わ、私はあの場では断りきれなかったけとちゃんとあとで連絡してちゃんと断ったから……」

「じゃあ私もそうするーお姉ちゃんがそうしてるんだから私もー」

　こ、これはまずい！　私の悪いとこまで結が真似しだしてしまった……こんなんじゃ結も私みたいな苦手なことや嫌なことがあったらすぐ逃げだしてしまう人間になってしまう！　それだけは何としてでも防がないと！

「わ、分かったよいくよレイドバトル！　だから結も一緒にいこう！」

「え？いいの！？　やったー！　お姉ちゃんとレイドバトル～♪お姉ちゃんとレイドバトル～♪」

　ど、どうしよう私本当バトルとか戦闘とか苦手なのに……自ら墓穴をほったリングでした。