花より団子!
「これも美味しいあれも美味しい! うーん幸せ~」
「ちょっとリボン行儀が悪いよ」
「だってこんなに美味しいものがたくさん並んでるだよ? 我慢なんてできないよ!」
最初は煌びやかなお城の内装にみとれていたリボンだったが舞踏会の会場についたとたんに花より団子!
美味しいごちそうたちに誘惑されパクパクと胃袋に料理を放り込んでいった。
「おかわりもらってくるー!」
「もーリボンたら!」
リボンはすっかり舞踏会やファッションショーのことなんて忘れて豪華なお城の豪華な料理に夢中だった。
料理はビュフェ形式でいわゆる食べ放題のお店と同じでたくさん並んだ料理から自分で食べられる分をとってくるスタイルである。
「うーん次は何を食べようかな~? いっぱいあって迷っちゃう!」
「迷ってるならここのプリンは絶品ですよ」
「プリンかぁ、それもいいな~って誰?」
振り向くとそこには見覚えのある顔があった
「あっ!あなたはお姉ちゃんの友達のプレゼンさん、こんにちは!」
「はいこんにちはこの前はお世話になりましたねリボンちゃん」
「うんバトルすっごく楽しかったね! それでプレゼンさんどうしてここにいるの?」
「昔からお世話になってる友達のファッションデザイナーさんが新作のドレスを御披露目するという話だったのでせっかくなので来てみたのですよ」
「そうなんだ、なんだかどこかで聞いたようなお話だね」
そうなのですよ~と受け答えしながらプレゼンはリボンの着ているドレスに目をやった
「おやそのドレス……ああそういうことですか! 可愛いドレスですねリボンちゃんよく似合ってますよ」
ドレスを見てプレゼンは何かを察した様子だった
「リボンちゃん練習の舞踏会と本番のファッションショー頑張ってくださいね、あとゲームの中だからといって食べ過ぎると晩御飯食べれなくなってしまいますからほどほどにそれではー」
プレゼンは手をひらひらしながら行ってしまった。
「うんプレゼンさんさようならー!」
プレゼンさん何かに気づいたみたいだったけどなんだったのかな? リボンは首を傾げながらプレゼンにオススメされたプリンを控えめの量3つにしてみんなが待ってる席に戻った。