リングはフリフリドレスを着るのが恥ずかしい
そろそろ舞踏会件ファッションショーの時間なのでデートを切り上げてきて帰ってきたリボンとカシミア
「ただいま~」
「お帰り! 二人きりのデートは楽しかった?」
「ウキウキで聞くウールー」
「もうデートじゃないですってウールーさん」
「とっても楽しかったですわ! リボンの可愛い姿もカッコ良い姿も見れて感激でした~」
うっとりとリボンとのデートを思い出して高揚するカシミア
「それは何よりさてそろそろ舞踏会とファッションショーの時間だよ! みんなドレスに着替えて着替えて」
「はーい! やっとドレスがきれるんだやった!」
「リボンずっと楽しみにしていましたですものね」
「うんやっぱりドレスは女の子の憧れだよ~」
「二人の妹ちゃんの可愛いドレス姿がみれるなんて私は幸せものだな!」
盛り上がる3人に対してリングは少し憂鬱ぎみだった。
「ウールー……本当にこれ着るの? なんだか恥ずかしいよ私」
リングは自分にフリフリの可愛いドレス姿が果たして似合うのか不安に思っていた。
「もーまだそんなこと言ってるのリング~?リングは素材がいいんだから絶対似合うって~ていうかリアルでは普段から自分でオシャレばっちり決めてるじゃない、何が不安なの?」
「それとこれとは話が別だよ!こんなフリフリで可愛さ全振りなの地味目な私には似合わないよ~何より恥ずかしい……」
「お姉ちゃんドレスきないの?」
「上目遣いで悲しそうに聞いてくるリボン」
「まあもったないリングさんならきっと素敵に着こなせるでしょうに……でもどうしても嫌というならしょうがないですわね」
残念そうにうつむくカシミア
妹たち二人の気持ちを曇らせてしまって焦るリング
「うう……いやってわけじゃないだけど……二人共どうしても私にドレスきて欲しい?」
羞恥心と妹たちの期待の間で揺れるリング
「絶対きて欲しい!」
「絶対きて欲しいですわ!」
妹たちは即答だった
「うう……分かったよお姉ちゃん頑張る!」
「よし話きまったね~じゃあいざゆかん舞踏会へ!」
「おー!」
妹の頼みに弱いリングは渋々ドレスを着ることを承諾し四人はまずドレスを試着してみることにするのだった。