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茶番と茶会

「ということで全部お姉様が仕組んだ茶番劇だったということです、ほらお姉様リボンとリングさんに謝ってください!誠心誠意こめてね!」


「この度は私の欲望、願望、趣味、エトセトラを叶える完全な私情によりお二人にご迷惑かけてまことに申し訳ありませんでした」


「じゃあお姉ちゃんが鏡の男に連れさらわれたのもこの鏡の中の世界を作ったのも全部ウールーさんの仕業立ったんだ……」


「はいその通りでございますですはい……」


「酷い私本当にお姉ちゃんが悪い奴にさらわれたって心配して気が気でじゃなかったんだよ?」


ウールーにのせられて少し協力してしまったリングも罪悪感から謝る


「ごめんねリボン、カシミアちゃん、ウールーがどうしても二人がこの前ウールー自身が作ったばかりの自慢の新衣装でモンスターたちと戦っている写真をとりまくりたいって言うからさ、私もそれにのせられちゃって……」


「写真がとりたいだけなら事前にいってくれたらよかったのに……」


「それじゃあダメなんだよリボンちゃん! 私は二人が真剣に本気で必死にリングを取り戻そうとする姿をとりたかったんだから! ああどれも見てもかっこ可愛いベストショットばかり……!この日のためにあれこれ準備したかいがあったよ!」


「お姉様! いい加減にしてください!」


「はい本当に心から反省してます……3人共私の趣味趣向に付き合ってくれてありがとう、でもねでもね~お礼を込めて3人に素敵なプレゼントがあるんだよ」


「プレゼント? なになに気になるな!」


さっきまでムスッとしていたリボンはプレゼントという言葉に目を輝かせる


「それではパチッとな!」


ウールーがパチンと指ならすと一瞬で四人は転移してお城の屋上に移動した


「うわー綺麗な星空」


「それに素敵な植物園!」


 こういうロマンチックなシチュエーションが大好きなリングも胸を踊らせた


「このしゅしょうウールー私の撮影会に協力してくれた3人に僅かばかりのプレゼントお城の屋上でのお茶会をご用意させていただきました!」


「わーいお茶会だお菓子お菓子!」


「これで全部チャラってわけにはいきませんけど素敵な催しですわね」


「うわー私一回でいいからお城でお茶会して見たかったんだよねありがとうウールー!」


(ふぅ……これで三人も少しは許してくれたかな~今回はちょっとやり過ぎちゃったし、撮影会は今後もやりたいと思ってるけどね)


色々ありましたが四人はこの後鏡の世界での誰にも邪魔されないお茶会ナイトティーパーティーを楽しんだ


 ライトアップされたお城!

 満点の星空!

 可愛くデコレーションされたお菓子もう最高!!

 四人は撮影会とお茶会でご満悦なのでした。

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