ウールーの真の目的
「ここは玉座?」
「あーようやく目が覚めたリングふふふ……」
「ウールー! 良かった無事だったんだね! 私達いきなり変な鏡に吸い込まれ……」
「まあまあ落ち着きなよリング全て計画通りなんだからさ……」
「計画通り? どういうこと?」
「あの鏡私が自分で用意したものなんだよね~」
「へ……?」
あまりの衝撃発言に頭が追いつかないリング
「ど、どういうこと? なんでそんなこと……」
「まあまあ落ち着いてよリング、本当は私だけが吸い込まれる予定だったんだけどリングもついてきちゃったなら全て話さざるおえないねぇ」
ゴクリと唾を飲み込んで話を待つリング
「私の目的! それは私とカシミアちゃんが作った新作衣装をきた三人がモンスターと戦っている「動き」がある写真をとりまくることだよ!」
「ええ!? そんなことのために私達に心配かけさせたの!?」
「そんな呆れた顔で見ないでよ」
「写真がとりたいなら言ってくれたらいくらでもとってもらってよかったのに」
「それじゃあダメなんだよ、さらわれた私のことを助ける必死さがあふれるリアリティーのある写真をとりたいんだから」
「だからリングがついてきちゃったのは残念……でもせっかくだから一緒に愛する妹たちの写真をとりまくろうリング!」
「でも妹たちのことが心配だしこんな騙すようなこと……」
「ここはゲームの世界なんだから万が一モンスターに二人がやられちゃっても怪我もしないし満足いく写真が撮れたらすぐにこのクエストは終了するから大丈夫大丈夫」
「ええ……でもそういうことなら少し様子を見ようかな」
こうしてリングはウールーに流されてリボンとカシミアの写真とることになった。