結のVR世界での名前、始まりの街選び
「結、結……うーんやっぱり思いつかないよ~」
「私のリングと同じような感じで結から連想してみればいいんじゃない?」
「結から連想? どういうこと?」
「例えば結ぶ物って何があったかな? って考えてみるとか
結ぶ物……靴ひもとか?」
「なんかちょっと違うけどそういう感じだよ頑張って!」
「うーん結ぶ物結ぶ物何があったかなぁ、ひも、ロープ、リボン……あっ! そうだリボン!リボンしよう可愛いし、いいよね!」
「リボン! いいね結らしいしなんだかリングともゴロがにてるね」
「うんやっぱり姉妹だもん結や縁みたいに繋がれる名前の方がいいよね! よーしコレで決まり! お姉ちゃん次は何をすればいいの?」
「うーんとねプレイヤーネームの次は……最初に拠点にする街選びだね」
「へーどんなところがあるの?」
「うんとね」
森社の街っていう日本の京都みたいな神社やお寺が立ち並ぶ自然豊かな森の街
ファッションの街っていう童話の世界のお城とかお店が立ち並ぶ街の人みんながオシャレな街
お菓子の街ていう不思議の国のアリスをモチーフにした料理屋さんがたくさんあるグルメな街
魔法の国ていうアクセサリーとか面白いグッズやさんや魔法図書館が有名な魔法使いたち国
天空大陸ていう大陸ごと空に浮かんでいる空賊たちが開催する空飛ぶ魔法でのレースが盛んな街
「だって……色々あるから好きなのを選ぶといいよ」
「へーたくさん素敵なところがあるね! でもお姉ちゃんはどこにしたの?」
「私は森社の街にしたよ」
「じゃー私もそこにする!」
「え?いいの別に無理にお姉ちゃんと同じにしなくても……」
「ううんお姉ちゃんと同じがいい思ったからいいの」
「そっか」
かたまに結の考えが読めない時がある姉妹なのに、でも自分で選んだていうならその気持ちを尊重してあげたいな」
「じゃあ始まりの拠点は森社の街ていうことでそろそろゲームスタートしようか!」
「うん冒険の始まり始まり~」
こうして私達姉妹のVRゲームという名のファンタジーの世界での冒険が始まったのでした。