バディとプレゼン
「バディさんはリボンさんと出会ったばかりなのに随分仲良さそうですよね」
「リボンは筋がいいからね、あの子はきっと強くなるわそしてその強くなったあの子に私が勝ーつ!」
「なるほどそういうことですかなんだか羨ましいですね」
「え?なにが?」
「出会ったばかりなのに仲良くできてってことですよ、私とリングは仲良くなるまでちょっと時間かかりましたから…いや今でも仲良しと言えるのかは少し疑問ですね」
「ええ? 友達じゃないの?」
「リングは警戒心の強い娘でなかなか心を開いてくれなかったんですよ」
プレゼンは手をやれやれのポーズをしてわざとらしくオーバーリアクションを見せる
「それはプレゼンさんがなんか胡散臭いからじゃない」
「うぐっ……! ストレートに言いますね!?でも本当のことですので何も言い返せませんね」
「やっぱり自分のことを信じて欲しいなら自分から心開かなきゃ信じてもらえないわよ?」
「別に今は私たち仲良しですよ?昔はなかなか信頼してもらえなかったって話です」
「なーんだならなんの問題もないじゃない」
「そうでもないんですよだって……」
「だって?」
『リング妹のリボンさんにも本当の自分を見せないようにしてるんですから……』
リングはうっかり喋ってはいけないことをバディに喋りそうになって口を閉じた
「だってなに?続きはー!?」
「だって私コミュ障ですから未だにリングとどう付き合っていいのか迷うことがあるんですよ~いや~お恥ずかしい」
「別に信頼しあってる友達なら深く考える必要ないと思うわよ」
「バディさんいい子ですね、本当にそうだと思います」
『バディさんに余計な心配かけるわけにはいかないですからね、このことは私の胸にしまっておかないと……それにこれはリングとリボンさんの問題です、私が口をはさむことじゃない』
「さあ私たちも二人との練習バトルに備えて準備しましょう」
「ええそうね」
二人は作戦練習のため修練場に向かった。