第6話 「オレ、ワクワクすっぞ」
お待たせしました、第6話です!是非読んでいってください!
日本語独学者なので訂正すべき所など感想があれば是非とも一言お願いします!
ケイコから聞いた話では貴族階級というが存在し、多少の違いはあれど概ね議会議員、大公、公爵、侯爵、辺境伯、伯爵、子爵、男爵、に騎士。
ちなみに魔術騎士は普通男爵以上、子爵未満とか。 あとは家柄や功績によって誤差があるとか。
分からない? 頭がこんがらってきた?
Ha, ha, ha。 大丈夫さジョージー、俺もさ!
……約一時間後……
すっかりお腹の調子が良くなった頃に俺は本題の疑問を繰り出した。
「っで、君は何で俺にこんなに良くしてくれているんだ?」
「え?」
「先日のラージウルフを町に持って来るまでは良しとしよう、だが見ず知らずの俺を自分の家に上げベッドも貸し食料も提供している。 見たところ君は裕福な日々を過ごしてるようには見えないから聞くけど何でこんなに良くしてくれているんだ?」
目的は何だ? 何を得たい?
「理由は必要なのでしょうか?」
……何だと?
「自分が裕福であろうが無かろうが、人助けをする為に理由は無くて良いのではないのでしょうか?」
と、言う事は? 今まで彼女がして来たのは全くの善意からだからか?
「あ、あとご自分の星に帰るお手伝いも致しますが?」
有り得ない事だが仮に万が一今までの行動がすべて本当に善意からだとしたら────
「ああ、ありがとう。助かる」
────この状況を最大限利用する。
「で帰り方についてなんだが俺が不時着した救命ポッドに戻りたいんだが」
「あの鉄の塊ですね。 そう言えば何故あなたの乗っていた船は故障したのですか?」
「ま、毎度の事さ。“船に異常があったから各自は命が惜しければ脱出。しなくて死んでも知らん”って感じさ。」
「……」
まただ。 またあの顔をする。 俺は変な事を言ってるつもりは無いがどうも“人の命”の話題になるとあの顔をする。
「コホン。 救命ポッドに行けば少なくとも今よりは装備や備品が揃う筈だ」
「では、出る用意をしておきますね。 あなたの持っていた背負い鞄はあそこに置いてありますので、準備出来次第玄関で会いましょう」
「ああ、色々ありがとう」
ケイコが立ち上がり、ダイニングの部屋を出る。
「……あ、しまった! 風呂の事聞くの忘れてた!」
後で聞くか。 俺はダイニングの端に置かれていたバックパックを漁り中身を確認し始める。
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私はダイニングの部屋を出て、マイケルとの会話で確信する。
彼の心は“病んでいる”と。
しかも彼はそれに気づいていないらしく、非常に不安定な状態だ。
さっきの彼の言葉を思い返し────
『ま、毎度の事さ。“船に異常があったから各自は命が惜しければ脱出。しなくて死んでも知らん”って感じさ。』
────まるで人の命を使い捨て同然な物と平然に、何の動揺も無く説明する彼があまりにも可哀そうで……
やはり私が出来る事は何でもしよう。
それで彼の心が癒せるなら私は満足だ。
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俺がバックパックを背負いながら玄関に行くとケイコはすでに待っていた。
家を出ると、ケイコは目を閉じ何かをボソボソと言う。 それが終わり、家の前のあるポストの箱みたいなのを確認し俺の後を追う。
「お待たせしました」
「今のは?」
「急ぎの薬の調合や患者の知らせの文がないかどうか見てました。」
「じゃなくてボソボソしてただろ? それも何かの魔術か?」
「いえ、文が無い事に感謝を上げてました」
う~ん、このにっこり顔。 こいつマジでいい奴なんじゃね? 地球の金の亡者のクソッタレどもにこいつの爪の垢でも飲ませたい。
街の中を俺達は歩き、昨日みたいに注目を浴びる事無く森の中に着いた。
「そう言えばさ、俺にも魔術とか魔法って使えねえかな?」
「その“筒”はやはり違うのですか?」
彼女は銃を指さす。
「これはちょっと特殊でな。連続で発射すると、えーと、術式をもう一度組み直さないといけないんだよ」
「はあ……」
「と、言う訳で迷惑じゃなければ教えてくれないか?」
「そう……ですね。 使えるかどうかあとでお試しなりますか?」
「ああ、頼むよ。」
────と表面で冷静な仮面を被るが、中身は最高な気分だ。
森の奥へ進むと俺はサブマシンガンを構え、ケイコは弓に矢を構える。
「やはりおかしいですね。」
「何が?」
「森の獣達や鳥がいません。」
「そういや、そうだな」
レーダーや探知機が恋しいぜ。 この際贅沢は言わんから遠赤外線方式ゴーグルでも良いぜ────
「着きました。ですが────」
うひゃあ、救命ポッドの周りにウルフがわんさかいやがる。 まるで群がるハイエナだ。 この木の根っこがデカくて助かる、ちょこっと身をかがめば体がほぼ隠れる。。
「何故、こんなに?」
「知らね」
途端にケイコの体ビクッとし、ウルフ達が唸り始め、ウロウロし始める。
「な、何だ?」
「マイケルは感じなかったんですか? こう、ネットリする様な? 体の中を探るような、頭を圧迫する様な嫌な感覚が」
「いんや?」
ん? 体の中を探るような? まさかあの救命ポッド、ずぅっと救命信号を発信してたのか?!
「やはり私たちに気付いていないですね。」
「う~ん……」
「どうしたんですか?」
「い、いや。どうやってあの群れを退かせようかと考えてた」
「そうですね、数が多いですし。どうやって退かせるか迷いますね」
お? 気が合うな。
気が合うついでにここは少しカッコ付けるか。
「なあ、もし俺があいつらを撹乱するってなら援護はできそうか?」
「と、言いますと?」
俺はニカッとケイコに笑いながら立ち上がった。
「うし! じゃ、俺もちょっぴり本気出すか!」
「?」
「お前の矢の腕、信じてるからな。」
「は、はあ」
「あと俺が良いって言うまで近づくな」
「それ────?」
ここでケイコがどの位動いてる的に矢を当てれるか把握して損はないだろ。俺はサブマシンガンと小銃の安全装置を外し、バックパックを外す。
「フゥー……フィジカルリミッター限定解除と共にリフレックス限定強化。」
「な、何を────?」
【マイケル軍曹ノフィジカルリミッター限定解除オヨビリフレックス限定強化を承諾。良い戦果を期待してイマス。】
頭の中の機械的な声が言い終わると共にケイコの声が段々と遅くなり、声もトーンが落ちてくる。
オレ、ワクワクすっぞ。
周りが遅く、スローモーションに動く。
心臓の鼓動が耳の中で鼓動するかのように聞こえる。
これこそハイって奴だ! 気分爽快だぜ!
俺はこの状態のまま邪魔臭い獣達に襲い掛かる。
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私がマイケルから流れてくる“意思”が変わったと気が付いた頃には、彼はもうラージウルフの群れ中央の中にいた。
「掛かってこいや、ヒャッハー!」
彼がそう叫びながら鋭い目つきでラージウルフの群れに向かい、彼の持っている筒からまた紙袋が破裂する様な音がし始める。
これは────
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オレは邪魔者を撃ち始める。
弾倉を交換。
撃つ。
弾倉を交換。
回避しながら方法から撃たれる矢を観測。
やはり良い腕だ、正確に敵の機動力を奪っている。
そこを俺は邪魔者の脳天を打ち抜く。
ダンソウヲコウカン。
ウツ。
ザツオンガハイッテクル。
ムネガモヤモヤスル。
ナンダコレハ? テキカ? テキナラ────
────両腕が後ろから抑えられる────
────ハイジョアルノミ────
────拘束者の腕を逆に掴み取り、力任せに前に投げ────
────テキノムリョクカヲカイシ────
────地面に叩き付け、間髪入れずに銃口を────
────ヒキガネガオモイ────
【現健康体デノリミッター制限に到達シマス。 お疲れさまデシタ軍曹。】
────俺の“意識”が頭をクリアにする。
周りの音が戻り始め、景色が戻り始める。
「ウ……マイ……ケルさん」
「……あ」
地面との衝突で息苦しそうなケイコが俺を見ている。
なんてこった。
まさか彼女が援護に徹せずに敵対行動を起こしてしまうとは。
「どう……して────」
ああしまった、舞い上がってIFFタッグを渡し忘れてた。
怒ってるだろうな。
でも“良いって言うまで近づくな”って忠告はしたけどな。
ケイコがまたあのよく分からない表情に戻ってる。
「済まない、わす────」
「────どうして殺してしまったんですか?」
へ? 何言って────?
「そんなに簡単に理由も無く殺してしまうんですか?」
「え? いや、だって」
俺は手を放し、僅かに後ずさりケイコがよろめきながらも立ち俺を見る。
「獣とは言え、彼らも命あるもの。 彼らと私達は何も殺しあう必要は、なかったのでは?」
いやだって、駆除で殺すのは普通だろ?
「なんでそんなに怒ってるんだよ?」
「あなたには……いえ、あなたは────」
「お、おい!」
ケイコが前倒れに落ちそうになり、俺は思わず彼女を受け止める。
脈もあるし息もしている。 過労かただ単に打たれ弱いか。
まあどっちにしろ今の俺には好都合だ、今の内に救命ポッドに残された備品入手と現状確認だ。
その後メンレに戻ってケイコの看病しながら今までの情報のおさらいだな。
さてさて、情報のおさらいという事でこちらも読者用に情報まとめみたいなのも入れる予定です。
See you at the next part! Stay safe at all times!




