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3枚目、本当のキャベツ

キャベツに需要はあるのか、いやない。

さて、ある程度の力を手に入れたのだがまだ神を倒すには力が足りんと考えるそこでもっとキャベツパワーを手に入れるにはどうすれば良きかを考えたいと思う。

まず挙げられるのは先程の『暴食』をもう一度発動させることだが、これは近くにいる人間も吸収してしまうのが最大の欠点である。人はキャベツの素晴らしさを解らせるものであり、吸収して良いモノではないのだ。よってこれは没にする。

次に挙げられるのは、この群馬浮上の原因であるおそらく下級神格を『暴食』で吸収することだ。これはあいてに抵抗されてしまう可能性があり、また今のキャベツパワーでは戦うことすら出来ないのでかなりの危険が伴う。だがその分吸収に成功すれば下級神格をそのままのキャベツパワーに変換できるためかなりおいしい。

最後にこの群馬ごと吸収してしまうことだ。これは世界的に見れば群馬の人口は取るに足りないものであり、また成層圏まで飛んでいるため自衛隊などの避難活動が進み残っている人間があまりいないため取れる行動である。これの欠点は一様我が故郷であるこの地が消滅するのは何か来るものがあることである。


本来ならばじっくりと考える事で要らぬ間違いを防ぎたいのだが、長くかけ過ぎるといかんせん神に見つかり、滅ぼされてしまう可能性があるため急がなければならない。

先程の『暴食』でパソコンを吸収したせいか思考速度が格段に上がっているため、我の決断は速かった。


よし、群馬を吸収しようではないか。


そうと決まれば話は速い。早速我はこの群馬県一帯にスキルを発動させた。

その瞬間、群馬は光に包まれ、ひとつのキャベツだけが残った。

その日、この地球上から群馬が消えた。


 計キャベツパワー

  2,843,947 → 100,005,648

 獲得スキル

  群馬県一帯を吸収したため、スキル名『群馬』に統合されました。

  群馬の全てを使用可能です。

 

 《称号名『群馬の支配者』を獲得しました》

 《称号名『群馬の破壊者』を獲得しました》

 《称号名『想像を絶する野菜』を獲得しました》

 《キャベツパワーが一定値を超え、称号名《想像を絶する野菜》を獲得したため進化します。》

   種族名 キャベツ → 種族名 ハイキャベツ

 《称号名『キャベツの王』を獲得しました》


ひとつだけ残ったキャベツは光に包まれながら落ちていった。

この世に本当のキャベツ、ハイキャベツが生まれた瞬間であった。

後の歴史家はこう語る、これが本当の地獄の始まりだったと、

群馬の皆様に深いお詫びを

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