表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/4

*別視点 ポルト王国第二王子視点


私はポルト王国第二王子エドワード・ポルト。現在は自国領内の視察の帰りであった。ところがそこで問題が発生した。馬車の外から突然、ズシーンという音とがしたかと思うと馬車が停車したのだ。

「何事か!」

と外の護衛の騎士マイルスに尋ねた

「殿下、大型のノワールエレメントの急襲です!」


ノワールエレメント、この世に存在する全人類の敵であり神出鬼没である。魔力で動き動物や人間、物質をもしたもので、この世から魔力がなくならない限り現れ続けると言われる存在である。


それは非常に予想外のことであった。この地域は小型の動物型のノワールエレメントは確認されていたがこのような大型のノワールエレメントが現れることはほとんどないと思われていたからである。

「至急、待機の魔動甲冑を召喚するんだ!」


魔動甲冑、人類が大型のノワールエレメントに対抗するために生み出された鎧、小さなものは人が纏う鎧ほどのものから大きなものは10メートルクラスのものが存在し、人間が装着、搭乗するもの。こういった緊急事態のために各国常に騎士が控えている。


「はっ!」


マイルス以外は魔法で大型ノワールエレメントを牽制している。マイルスは馬車から離れると地面に一枚の札を置くとそこに魔力を流し込んだ。するとそこには10メートルほどの魔法陣が展開された。待機中の騎士及び魔動甲冑呼び出しの魔法陣である。


5秒ほどするとそこには箱のようなものに乗った魔動甲冑が召喚された。

(うちの国の魔動甲冑ではないな隣国のユーディン皇国のものか?)

その魔動甲冑は剣や槍などの武器は持っておらず、ただ左腕を相手に向けたかと思うとけたたましい轟音とともに魔砲を放ったのだ。すると、たいていの騎士ではそう簡単に倒すことができない大型ノワールエレメントをいとも簡単に倒してしまったのである。


戦いの後に私は馬車の外へ出た。大型ノワールエレメントは見るも無残な姿に変わっていた。

「殿下お怪我はないですか」

と近寄ってきたマイルスは尋ねてきたが私は戦闘中は馬車の中にいたので大丈夫だと返す。すると魔動甲冑から声がかかった

『みなさん大丈夫でしたか?』

「あ、あぁ、おかげで助かった。ところで貴君はどこの国の騎士か!」

『あぁ、ええと、ただのジャンク屋です、、、』

周りの騎士たちは唖然としている。


「しかし、この魔道甲冑はどこの所属ですかね?ジャンク屋なんてギルドも聞いたことがないですし。」

「わからん、おそらくユーディン皇国のものではないだろうか。しかし、魔動甲冑で魔砲を放つものなど聞いたこともない。とりあえず助けてもらったのだ。礼をせねばな。」


「とりあえず、お礼がしたい。降りてきてはくれぬか?」

『、、、わかりました。』

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ