女神様?結構怖いんだよね
すみません!
前回の後書きで次は話を進ませるって言ったんですけど、あまり進みませんでした。本当すんません。
×××××by 燈夜×××××××××××××××××××××××××
「驚かせてすいません。そして、ようこそおいでくださいました。勇者様。」
そんなことを僕に言ってきた目の前にいる金髪の美人さん。
はぁ、びっくりしたー……いきなりあんな大きな音で、ラッパ吹くなんてそりゃ誰だってびっくりしちゃうよね。
……ていうか今なんて言った?ま、まぁ聞き違いだね、きっと……うん、そうだ、そうに違いない。 だって、こともあろうに僕のことを勇者なんて言う分けなーー
「……どうかなさいましたか?勇者様」
「言った! 言ったよこの人!」
「……なにか言ってはいけないことを言ってしまったでしょうか?」
「言ってないよ! うん、全然なんとも言ってないよ!」
「そうですか」
「……」
(まさか本当に召喚されていたなんて……)
このときの僕の顔は、おそらく僕の人生の中で一番呆けた顔をしていたことだろう。
なんと返答していいのか分からなくなった僕は、とりあえず一番無難な質問をしてみた。
「あ、あの、あなたはいったい……」
「申し遅れました。わたくし、女神と申します」
「め、女神……ですか」
(なんだよこれ! 一番無難な質問したら一番有り得ない答えが返ってきちゃったよ!)
「あの……どうして僕こんなところにいるんでしょうか……?」
「それはこれから説明をします」
「そ、そうですか……」
「というとこで、説明をしてもよろしいですか?」
「……よろしくお願いします」
僕はもう現実を受け入れて素直に説明を聞くことにした。でもこの人、さっきまでの笑顔が消えちゃってるんだけど……
「あ、あの……」
「……まだ何か?」
「えと……、その……さっきまであんなにニコニコしてたのに何で「作り笑顔に決まってるじゃありませんか、ふざけたことをおっしゃらないで下さい」…………そうですか」
……なんでこの人こんなに怒ってるの?本当意味分かんないんだけど。
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「ーーーー……とまぁ、こういうことです」
「へー、なるほどなぁ」
僕が女神様の笑顔は嘘笑いという衝撃の事実を知ってから1時間ほどの間、何故こんなことになっているのかっていう説明があった。
話の内容を分かりやすくまとめてみると、
・あのとき一緒に教室にいた人たちは勇者召喚されたってこと
・僕達が召喚される世界の名前は『アルラティーナ』 何故召喚されたのかっていう理由は向こうで説明してくれるらしい
・最初に僕がいた真っ白な空間は、女神様自身が造り出した特別な空間だということ
・僕以外の人が誰もいなかったのは、別に僕一人だけ仲間外れというわけじゃなくて、みんな一人一人違う女神様(女神様はたくさんいるらしい)のところに送られて、僕と同じような説明を受けているということ
・ここでは向こうの世界に行く前に、特別な力を与えるということ
てな感じかな。ああ、あと何で真っ白な空間をあんなに歩かせたのかってことを聞いてみたら
「あれは私のミスです」
なんて普通に言ったんだよ!ふざけるなって思ったね、絶対口には出さないけど。
はい、説明終わり
「それでは、称号の選択及び付与を行いたいと思います」
待ってました! 称号っていうのは持っていると、その称号に応じて元のステータスをある程度強くしたり、賢くしたり出来る、言わばスキルみたいなものだ。例えば農家っていう称号を持っていると
▶ステータス◀
名前:◯◯◯◯
level:5
称号
『農業を極めし者』
体力:110
筋力:50(+10)
防御:30
魔力:0
頭脳:45
俊敏:30
スキル
なし
発動中
『農業を極めし者』(筋力+10)
こんな感じになる(女神様が言っていた)。つまり、良い称号ほど強くなれるってこと!
(これでやっと僕も強くなれる!)
「それでは少々お待ち下さい」
そう言って何処かへ行ってしまった女神様。僕は、女神様が帰ってくるまでの間にいったいどんな凄い称号を貰えるのだろうかとウキウキしながら想像を膨らませているのだった。
いやー、他の作者さんってなんであんなにたくさん書けるんでしょうね。
僕的にこれが1日の限界の量なんですよねぇ……
次回、絶対話を進ませます……たぶん
感想良ければ下さいです。