鑑定?何とかなるでしょ
文才無い僕には書くの大変だな。
それでは、どうぞ
×××by 燈夜××××××××××××××××××××
僕達はあの後、周りを兵士達に囲まれて半ば強制的にある部屋へ連れて行かれた。
その部屋に向かっている途中、僕は城の窓から驚くものを見た。
それは深く暗い、底の全く見えない崖が城のすぐ後ろにある何とも言えない異様な光景だった。
何だあれはと思っても、すぐに見えなくなり、僕はあとでさっきの崖について調べてみようと思った。
そんなことを思っているうちに、地下のようなところへ降りていき、さっきも言ったある部屋へ着いた。
そこは薄暗く少し湿気がある、何とも言えない不気味さを醸し出した部屋で、話を聞く限り、この部屋でみんなのステータスの確認をするようだ。
僕達全員が部屋に入ると、どこからともなくローブを着た謎のおばあちゃんが現れた。
「ヘッヘッヘッ、これからあんた達のステータス鑑定を始めるんでねぇ、一人ずつ私の前に立ちなされ」
そう言って視線を僕達に向けてくるおばあちゃん、どうやらすぐに鑑定を始めるようだ。
「さて、それじゃ……誰からやるかね?」
「俺が最初にやるよ」
おばあちゃんの言ったことに、すかさず自信満々の返事を返したのは九々龍君だった。
まるで、自分のステータスは誰よりも優れているということを確信しているかのように。
(……まぁ、実際その通りなんだけどね……)
「お主からか、よかろう儂の前へ立て」
そう言って九々龍君を自分の前へ立たせたおばあちゃんは、九々龍君の頭へ手をかざし何やら呪文らしきことをブツブツ言い始めた。
「全てを創造せしアルラの神よ我が名を使い願いまたう、我にこの者の全てを見せよ、特殊魔術[ステータス]」
おばあちゃんが呪文を詠み終えると、九々龍君の頭の上に結構大きな文字が浮かんできた。
▶ステータス◀
名前:九々龍悠一
level:1
体力:1500
筋力:850
防御:930
魔力:1000
頭脳:500
俊敏:950
ここで僕はある発見をした。
おばあちゃんは鑑定を使うとき呪文を唱えた、だけど、僕が鑑定をしたときは心の中で思うだけで使うことができた。 どうやら、異世界人である僕達は一種のスキルと言ってもいいようなものを持っているようだ。……まだ断定は出来ないが。
そしてもう一つ、人が人にかけたステータス鑑定の魔術では、称号とスキルを見ることが出来ないようだ。
(つまり、僕は客観的に見たら、平均以下の出来損ないにしか見えないってことだよね……)
浮かひ上がった文字がステータスを表しているということは、みんな分かったのだろうが、なにせ、この世界の平均的な基準というものが分からないのだ。したがって元2-5の人達はそれを見守っているだけだったが、こっちの世界の人達はそれどころではないようだ。
「レ、レベル1でなんという数値なのじゃ! こんなレベル1のステータス、儂は見たことがないぞ!」
さっきまで静かだったおばあちゃんがとても驚いた様子でテンションMaxになっている。よく見ると周りの兵士の人達も声には出さないものの非常に驚いているようだ。
(いや、まぁ……こっちの人達の数倍あるんだから当然の反応だよね、しかもレベル1で……)
一つ言っておくけど、僕のステータスはこっちの人達の数分の1だからね。
「ほっほっほ、こんなに気分が高揚したのは数十年振りじゃわい、さぁ、ドンドン鑑定するぞぉい!」
……ごめんねおばあちゃん、僕はその高揚感を破壊してしまいそうです。
字数少ねぇな……と思っている人ごめんなさい。
そういえば、感想で「イレブン☆セブンって名前は、コンビニのセブンイレブンから取ってるんですか?」って言う質問を受けました。
→その通りですw
本当に、適当に付けちゃいました。
また何か質問がありましたら、感想のところに打ち込んで下さい。出来る限り答えたいと思いますw
感想よければ下さいです。