きっとあなたが <with 水城の士官先生>
Attention!!
この話には、水城の士官先生の作品“新大東亜戦争記 ~群青と朱色の旗の下で~”の、
深沢義龍さんが登場してきます。
先に、水城の士官先生の“新大東亜戦争記 ~群青と朱色の旗の下で~”を読まれてから、この話を読むことをお勧めします。
朝。
目を開けると、目の前に肌色が見えた。
軍人さんかな……。
軍人さんには使われていないもうひとつの部屋を使ってもらってるし、この時間に来ることはない、たぶん。
じゃあ…………、
「誰だ!?」
「うお、起きた」
目の前の人が声を発した。
その喋り方や抑揚は、軍人さんじゃない。
「やー、おはよう。というかここはどこなんだ?」
あっけらかんとした人。
「お、おはようございます……というかあなた誰ですか」
「私を知らないのか? うーん、困ったな。私は深沢義龍だ」
深沢義龍と言う(らしい)人をまじまじと見つめる。
紺色と青色の中間くらいの色の、学ラン……? みたいな服を着ている。
年齢は……多分、二十代後半。くらい。
「日本人……?」
日本、という言葉を出すと、深沢さんは目を開いた。
「…………え?」
「え?」
「北洋皇国、じゃ、…………ない? 日本? ニッポン?」
「……はい、そうですけれども」
というかホクヨウコーコクって何?
疑問が湧いたけど口にする勇気はなかった。
「帰って、来た……のか?」
「え……っと」
「帰ってきたのか、私は」
なんだか一人で感極まっていらっしゃる。
その時。
がちゃ、と音がして、
「お早う千早。五分四十五秒も起きてこないから起こしに――――……誰だ」
軍人さんと深沢さんが固まりました。
「ええと、……まずは話をしましょう」
「ああ」
「それがいいな」
二回目ともなると平和的だ。
In リビング。
ソファに座ると、まず私は深沢さんを見た。
「私は佐和千早です。十六歳の高校生です。んで、ここは日本の福岡です」
そして横の軍人さんを指差して、
「この人はナチスドイツの軍人さんらしいです。名前はザシャ。年齢は確か二十一歳」
最後にまた深沢さんを見た。
「深沢……えっと、よし、……たつ、さん。あなたは?」
「ああ、私は深沢だ。北洋皇国から来た……といっても、元は日本国民だ。なぜか知らないがトリップしたみたいでね。はっはっは」
はっはっはじゃないですよ。
「で、帰って来れた訳だ」
よかったね、めでたしめでたし、みたいな雰囲気になりかけてたから、私は話を元に戻した。
「……当分の生活はどうするんですか。というかどこからこの家に入ってきたんですか」
「うん、この家のクローゼットに入ってた。取り敢えず出てみたらこの人が寝ててね。家中探したんだけど、…………赤峰がいなくて」
ずーん。
という効果音が似合いそうな雰囲気だ。
深沢さんは涙目になって、
「……帰って来れたはいいんだけど、赤峰が…………」
を繰り返した。
「ああああもう、ちょっと待ってください深沢さん。もしよかったらこの家に済みませんか」
深沢さんはぱあっと笑った。
戻るの早いなあ。
「…………いいのか? じゃあ遠慮なく」
「うん……あ、はい……」
「いやあ、私も最初トリップしたときは十代でね……」
「そうなんだ。じゃあ大変だったんじゃない? 色々と」
「そうだなあ。いや、もう懐かしい思い出と化してるんだが、ひとつだけ不満があるとすれば……赤峰ぇ…………」
「その赤峰って誰?」
こうして、北洋皇国の大佐、深沢さんが加わり、北洋皇国とナチスドイツの親交が深まりました。
あたたかな五日目の朝。
びこーず作者VS登場人物あとがきこーなー(ゝ。∂)♥ バッチーン
作者:ORZ ズサーッ。スライディング土下座中……。
千早:ほんとに申し訳ないです。
作者:義龍さんが女々しくなってるっていう謎の状況に……。
千早:豪快なイメージが強い方なのにね。
作者:そうだね……でもキャラ崩壊OKのご達しがあったから、それなら女々しくしてみようと……。
千早:義龍さん第二の故郷の北洋皇国にセカンドホームシック?
作者:……かもね。
千早:でも壊しすぎたら怒られるから気をつけたらいいと思うよ。
作者:そうだね。
作者&千早:水城の士官先生すみませんでしたそしてありがとうございました!
千早:次回も深沢義龍さんとお送りしまーす。
作者:コラボOKな作家さん方がいらっしゃいましたらお便りお願いします。
作者、登場人物一同心待ちにしてます!




