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Because I love you ,   作者: Ψ蒼龍Ψ
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22/33

胸がもやもやして



十九日目。



「おかえり」

玄関先で律儀に出迎えてくれる軍人さん。

「ただいま」

靴を脱いで揃えると、上から降ってくる声。

「ちょっと借して」

何を、と言う暇もなく、左側の髪(ツインテールにしてるから、軍人さん側から見て掴みやすい方だったのかも)を掴んだ。

掴んだ、と言うよりも持ち上げた、といったほうが正しいかも。

口を挟む暇を与えず、軍人さんは私の目の前で、髪の毛に唇を落とした。

「ななななななにを」

呂律が回らずに、口をぱくぱくさせるだけの私を見て笑う。

「キス」

「きすぅ!? ままままたそんな、どうして」

軍人さんはこてん、と首を傾けて、

「したかったから」

と言った。

自由奔放すぎます。


















二十日目。


朝起きて髪を結ぼうとすると、軍人さんが私の髪の毛を鷲掴みにして、

「結んでいい?」

そう言った。

「………………は?」

まだ半分眠っていた私がそう聞くと、

「髪、結ばせて」

笑って答えた。

「…………悪趣味じゃないならいいですけど」

「任せて」

彼は慣れた手つきで髪を結んでいく。

私が自分でするよりも早く、軍人さんは髪を結び終えた。

「はい」

「……アリガトウゴザイマス」

軍人さんがしてくれるなんて思ってもみなくて、つい片言になってしまった。

「何か今、俺に失礼なこと思ってるだろ」

「今日は槍が降るんじゃないでしょうか」

あまりにも自分本位に生きてます、な人がすることじゃない。

そう言う意味で言った。

「はいはい。でもそうなったら護ってくれるんだろ」

「逆ですよね」

思わずつっこんでしまった。







でも。

「ただいまー」

「お帰り。今日は五分六秒遅かったね」

そういう変に律儀なところは変わってない。

今日はご飯作らないと、と思いながらキッチンへ向かう。

と、

「あ、千早」

軍人さんから呼び止められた。

「なんですか?」

「手、借して」

「はい?」

手相でも見るつもりなのかな。

訝しみながらも手を差し出すと、軍人さんはにこっと笑った。

そして、

「ん」

ちゅ。

「………………っ?!」

掌にキスした。

「ぐぐぐぐ軍人さん?! 熱でもあるんですか?」

軍人さんはあっさり手を離して笑う。

「いや、ないよ?」

「今日もキスしてますけどどうしてか聞いてもいいですか? 怖いですけど」

軍人さんはまた、こてんと首を傾げて。

「したかったから」

それだけ言った。

「ああ、千早は子供だけど、知ってる?」

子供、って言葉に刺を感じるのは私だけでしょうか。

「何ですか」

「ん、知らないかもしれないね」

勿体つけないでください。

言いたいならさっさと言えばいいでしょう。

そう思ったけど口には出さないでおく。

「知ってる? キスの意味」

「……意味?」

キス、っていうのは愛情の印じゃないの?

ぽかーん、としていると、

「知らないんだ」

くすくすと笑う軍人さん。

む、むかつく…………っ!

そしてあろうことか私の頬を指でつつきながら、

「ちはたん、知らないの?」

とか言うから、もう私ぷっつんしました。

「ええ、知りませんが何か? 軍人さんみたいな女好き? ヤリ逃げばっかしてる人間? そんなんじゃないですから私」

軍人さんは顔の前で手を振ると、

「いや、ヤリ逃げはしてないよ、流石に」

そう言って、言葉を続けた。

「キス、っていうのは、する部位によって意味合いが違ってくるんだ」

「へーそうなんですか」

口調はぶっきらぼうだけど、凄く気になる。

だって一応女子ですから。

そしてキスの意味を知っている軍人さんにちょっと引く。

ああやっぱり女好きだから?

「教えて欲しい?」

「いえ、別に」

あ゛……。言ってしまった。

すると軍人さんは満足そうに笑う。

「ん、いい心懸けだ」

「え?」

軍人さんはぽんぽん、と頭を撫でると、

「自分で考えたらいい。その方が面白い」

そう続けた。

……まさか。

「まさか、私が子供だって見下してるとかじゃないですよね。軽蔑とか軽視とか蔑視とか」

不安になってそう聞くと、軍人さんは瞠目した。

図星とかじゃないですよね。

もし本当にそうだったら私は終わってしまうような気がする。

「まさか」

だけど軍人さんはそう言って、顔だけ私を見るとさっさと先に行ってしまった。





キスにどんな意味があるのか不安になった、二十日目の夜。









びこーず作者VS登場人物あとがきこーなー(;一_一)オイオイ


千早&ザシャ&作者:あけましておめでとうございますっ!!


作者:新年一発目☆びこーず本編です!


ザシャ:やっとフラグ……。


作者:ようやくまともなフラグです。

   そしてようやく役に立った私の(無駄な)知識。


ザシャ:作者、そのキスの意味はどうやって知った?


作者:………………実践ですっ。


ザシャ:お相手は?


作者:度々出てくる友人A(♂)。

   彼の無駄知識は半端ないです。


ザシャ:何歳の時に知った?


作者:作者は今15歳で、確か小4くらいに知ったから……10歳かな。


ザシャ:へー。随分早熟なお子さんだったんですね。


作者:うるさい。単純に、好奇心が旺盛すぎたの。

   ……で、ザシャはどこにキスされんのが好き?


ザシャ:胸、背中、脛、足の甲。キスするのは胸、喉、耳、唇、腿、腰、手首。


作者:変態。


ザシャ:そういう作者はどこが好きなんだい?


作者:キスするのは足の甲とか、喉とか、耳とか脛とかかなあ。


ザシャ:同類だねえ。


作者:どこにしてもされても好きだけど特にっていうのがこれなんです。

   


ザシャ:作者はよく表面M中身S言われるもんね。

    でもキスの内容だけ見ればM。


作者:はっきり言っておきます。作者は中身も表面も普通です。ゆーじゅある。


ザシャ:うそつき。


作者:いえ決してそんなことは、というか、私個人としてはSではないと思うけど。


ザシャ:まーいいや。そしてここで作者からのお願い。


作者:これは本編の多大なるネタバレを含むので、どうかキスの意味を調べないでやってください。


ザシャ:いつ明かされるんだっけ。


作者:あと10話くらい先。


ザシャ:ちゃんと俺が解説するから待っててね。


作者:キス談義で終わったけど、お魚のキスも美味しいよ。


ザシャ&作者:ちゅっ♥


ザシャ&作者:キモ…………。


作者:次回は!


ザシャ:じゃじゃーん。(棒読


作者:未定っ!


ザシャ:駄目だな、作者。俺以上に駄目な人間だよ。


作者:しょうがないでしょ、2日に福袋買いに行くんだから、それの計画を練ってるんです。だから他の事に手が回らない。


ザシャ:どこに行くの?


作者:天神コア。リズリサかエムズ狙いでいくよ。


ザシャ:………………頑張れ。


作者:ってことで、また次回お会いしましょう!



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