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吾輩は猫である。夢は秘密である。  作者: ゴリさん


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9 クリスマスパーティー

今日は施設内全体で、クリスマスパーティが色々な場所で行われている


多くの者が仮装をしており、吾輩と(あるじ)も仮装をしている。吾輩がトナカイで、主がサンタクロース。変化球はなく直球である。


主は吾輩を抱きかかえた状態で、多目的室に向かった。そこには、主の同僚達と飼われている猫たちがおり、とてもにぎわっていた。


主は「じょーにー。しばらく好きにして良いよ。遊んでおいで」と言って、吾輩をおろした。


吾輩は、周り全体を少し観察してから、まずは腹ごしらえをしようと考え、飲食が出来る場所へと向かった。

そこには、水・ミルクとキャットフードがバリエーション豊富に置かれており、沢山の猫たちが食事をしていた。


吾輩が普段食べているキャットフードは、主が用意してくれるやわらかめの物が多い。

味は、魚系・肉系・ミックス系と吾輩の様子を見ながら、変えてくれているようだ。


ここには、小さい皿に様々なキャットフードが置かれているので、少しずつ食べてみることにした。

硬さは、固いもの・少しやわらかいもの・やわらかいものとあり、味は、魚系・肉系・ミックス系と色々あった。

硬さがやわらかいもので、味が魚系と肉系の皿が比較的はやくなくなっていた。ここではやはり、硬いミックス系の物は人気がないらしい。


吾輩はお水を少し飲み、別の場所へ移動することにした。

先ほど周りを観察していたおかげである事を知り得たのである。猫用の食事スペースから離れた場所に猫用のおやつスペースが隠されていたことを。

だから吾輩はお腹いっぱいに食べることはせずに、おやつも楽しめるように考えていた。


おやつのスペースに白毛のにゃむろや黒毛の3兄弟も居たが、今日は仲良くおやつを楽しんでいた。

にゃむろは、おでこ辺りに小さい箱のような赤い物に、短い白い棒が左右にあるものをつけており、胸には黄色と青いスカーフのようなものを身に着けていた。

3兄弟は何故か、黒いスカートのようなものと足元にも紫のスカートのようなものを身に着けていた。


お互いに短い挨拶だけ交わして、衣装については触れないで、おやつを楽しむことを優先した。


おやつもバリエーションが豊富であった。スナック・クッキー・ビスケット、牛肉・ささみ・魚肉・野菜のジャーキー、煮干し・チーズなどがある。


にゃむろが話しかけてきた。


「じょにー。ここにある食べ物は全て、猫用の食べ物らしいよ。すごいね」


吾輩は驚きを隠せず、「え。本当に?」


「本当だよ。さっきおやつを用意してくれている人が言っていたんだよ」


「へー。驚いたよ」と吾輩はおやつに関心し、ゆっくりとおやつを楽しんだ。



吾輩がしばらくの間、色々なお菓子を食べて楽しんでいると、主のお迎えがきた。


「じょにー。別のフロアーに行くよ」と言って吾輩を抱き上げ、別の階のパーティーに参加するのであった。


今日の吾輩と主は、様々なパーティー会場に参加し、楽しく過ごすのであった。







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