表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
吾輩は猫である。夢は秘密である。  作者: ゴリさん


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

21/27

21 魔王 就任

「陛下。じょにー陛下。早く起きて下さい。皆が待っていますよ」


吾輩は何事かと眠りから覚める。どうも吾輩を誰かが必死に起こそうとしていたようだ。


「にゃ!!!」


吾輩に声を掛けていた者は、猫じゃらし君だった。


「何故、君がしゃべっているの?」


「陛下。何のお戯れを」


「えー。だって君には音声機能が付いていなかったでしょ。しかも流ちょうに話をしてるし」


「私は私ですよ。もともと私はいつでも普通に話をすることが出来ますよ」



じょにーが、猫じゃらし君がいる場所とは違う方向を見た瞬間にありえない物があった。


「え・・・ええええええ・・・・」


「何故。モグラ叩き君までいるの?」


「陛下。私にまでそのようなお戯れを」


それは、話をするモグラ叩き君であったのだから、驚くのも無理はなかった。

そしてさらにじょにーを驚愕させたのが、椅子に座っている場所であった。

この場所はまさしく玉座の間である。じょにーの座る椅子もとても煌びやかな高級な作りの椅子であった。


「吾輩はどうしてしまったの?転生?転移?なんで?私はだーれ?あなたはだれ?」


「もうわからない・・・・・」


「もう寝る!お休み」


「陛下!!そんなことが許されるわけがないでしょう!早く国民に顔を見せてあげて下さい!!」



「吾輩、なんでこんな豪華な衣装を着ているの?主のママさんが気合を入れて作っちゃたの?」


「じょにー陛下がこの国の王なのですから豪華な衣装を身に着けるのは当然のことです!」


今のじょにーには、逃げ場がなかった。

じょにーは、どうしても気になっていたことの一つとして質問をすることにした。


「吾輩は何故、王になっているの?」


「陛下。本当にそのことについて覚えていらっしゃらないのですか?」


「うん」


猫じゃらし君は、項垂れた表情で「陛下は、私とモグラ叩き君殿に勝ったではありませんか。それも覚えていませんか?」


「え?勝ったといってもどう理解すればよいのか分からないよ」


「私とモグラ叩き君殿が持つ魔王の称号は、すでに私たちに勝った陛下にあります。故に貴方様がこの国の王であり、魔王なのです」


「え?えええええ?・・・・・・」


とりあえず吾輩は、猫じゃらし君とモグラ叩き君に促されて、王城の見晴らしの良いバルコニーから国民に顔を出した。


「「「「 お。おおおおおおー 」」」」

「「「「 わぁ・・・・」」」」

「「「「 じょにー陛下ー」」」」


王城の広場全体にあふれんばかりの人がいた。そこから様々な歓声が飛ぶ。

種族と言えるのか分からないが、吾輩の知らない生き物が沢山いた。


「本当にここはいったいどこなのだー」とじょにーは心の中で叫んだ。



「皆の者。静まれ。これよりじょにー魔王陛下が就任のあいさつを行う。静聴するように」


「えー。あー。吾輩はじょにーである。」


名前を言っただけで先ほどと同じような歓声が沸いた。


「「「「 お。おおおおおおー 」」」」

「「「「 わぁ・・・・」」」」

「「「「 じょにー陛下ー」」」」


「うーん・・・・。夜露死苦(ヨロシク)


吾輩への歓声は留まることを知らず、皆が盛大に喜んでいることを熱気で感じるのであった。


吾輩は心の中で何度も何度も「どうして、どうしてこうにゃったー」と叫び狂った。


吾輩はなぜか突然、意識を失ったのであった。



お読み頂きありがとうございます。

少しでも話の内容に興味を持って頂けましたら、【☆☆☆☆☆】の評価をお願いします。

また、ブックマーク登録や感想も、今後の執筆活動を続ける上でとても励みになりますのでよろしくお願い致します。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ