20 魔王 じょにー
今日の吾輩は絶好調である。
ついに、猫じゃらし君 魔王モードを倒し、モグラ叩き君 魔王モードをクリアしたのである。
気分は最高である。
そんな吾輩に悪魔のささやきがあった。
「おい、じょにー。そんなに絶好調というのなら、3バカ兄弟をぶちのめしに行こうぜ!」
「なんと・・・。吾輩の中で悪魔が生まれたのか?それとも、憑依されてしまったのか?恐ろしい事だ」
吾輩は怖い事は嫌いである。だから、らいでんと共に多目的室へ行くことにした。
多目的室に行くと相変わらず黒猫3兄弟と白猫のにゃむろが戦っていた。
黒猫3兄弟は白猫のにゃむろにぜんぜん勝てないようである。
だからなのか。3兄弟はにゃむろに向かって罵り始めた。
「にゃむろのバーカ。バカバカバーカ」
「にゃむろのハナクソ」
「にゃむろのおなら」
「にゃむろの短足」
「にゃむろのかあちゃん で・べ・そ」
・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・
・・・・・・・
「まあ、この辺で許してやるか?弱い者いじめは好きじゃないし。泣きべそかいてお家へ帰りな」
「そうそう」
「お前なんかオナラだ!」
3兄弟は負け惜しみを続けている。
吾輩がにゃむろの傍へ行くと、「やあ、じょにー。元気かい?」とにゃむろがうんざりした表情で言ってきた。
「3バカ兄弟の相手は大変そうだね?」
「いつもいつも懲りずに絡んでくるから面倒なんだけど・・・。バカに効く薬があれば良いのだけどね」
にゃむろの表情があきらめ顔になり、困り果てていた。
「おいおいおい。バカが増えてるぜ!」
「おっ。バカが1・2・3だ!」
「オナラの仲間はオナラだな。おまえら全部オ・ナ・ラだ!」
分かっていたことではあるが、3バカ兄弟は吾輩をターゲットにしてきた。今の吾輩は、悪魔のじょにーである。危険な存在なのに彼らはバカである。
「おい、バカ。この間の借りは返してもらうぜ!」
「いくぞ!New にゃんこすとりーむあたっく!」
3バカ兄弟は吾輩から走って距離を置いた。部屋の隅まで行くと吾輩に縦一列になって向かってきた。
「ヌルい!」
吾輩は目にもとまらぬ速さで先頭のカイアを猫パンチで粉砕。後続のマックに猫スマッシュ。最後尾のオルペカへ奥義 ヒップアタックをお見舞してやった。そしてすかさず、3バカ兄弟のおしりを「ペン・ペン・バッシ!」と叩いてあげた。
「「「痛ーい」」」
「僕のおしりだけすごく腫れていない?オナラするととっても痛いんだけど―」オルペカが嘆いている。
「ちくっしょー」
「じょにーのバーカ。バカバカバーカ」
「じょにーのハナクソ」
「じょにーのおなら」
「じょにーの短足」
「じょにーのかあちゃん で・べ・そ」
・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・
・・・・・・・
吾輩はどうして良いのか分からなくなってしまった。すると・・・。
「おい、お前。ロボットみたいな奴。お前は見逃さないからな。ボコボコにしてやる!」
「そうだそうだ!」
「僕のおしりの仇。でも、おしりをふうふうして欲しい。今、とっても痛いから」
「いくぞ!」
3バカ兄弟は、吾輩の時と同じ行動を取っていた。
「New にゃんこすとりーむあたっく!」
3バカ兄弟がらいでんに敵うはずもなく、結果は明らかだった。吾輩の時と同様にやられ、さらにおしりを「バッシ・バッシ・ボォン!!」と叩かれていた。
必死におしりを舐めている2匹とおしりがものすごく腫れてピクピクと気絶している1匹がいた。
「無事に成敗されたな。らいでん。ご苦労」と吾輩はらいでんをねぎらった。
吾輩達の戦いを見ていたにゃむろは口を大きく開けて驚いていた。
「じょにーよ。よくぞやった!今回はこれまでにしよう。だが再び我が降臨するだろう。楽しみだな。魔王じょにーよ」
吾輩に不思議な声がまた聞こえた。なぜ吾輩が魔王?と考え込むじょにーであった。
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