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吾輩は猫である。夢は秘密である。  作者: ゴリさん


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13 吾輩専用アイテム16号 モグラ叩き君

今日の(あるじ)はとても忙しそうに朝から部屋の片付けをしている。

吾輩が主の様子を観察していると、主の足元には幾つかの吾輩専用アイテムが置かれていた。


その中には、吾輩専用アイテム16号「モグラ叩き君」があった。


最初はとても楽しかったが、何度もやる事で簡単になってしまい飽きてしまったものだった。

吾輩は久しぶりに遊んで見よう思い、モグラ叩き君の前に行く。前に立つと自動的にプレイヤーを認識してゲーム開始となる。


吾輩がモグラ叩き君を楽しもうとした時、主が「おっ」と言ってモグラ叩き君の裏側にあるスイッチを押した。その後直ぐに「いいよ。じょにー」と言うとモグラ叩き君が動き出した。


何やらゲームの難易度が上がっている。

さっきのスイッチは難易度を上げるスイッチだったのだろう。以前のモグラ叩き君は1匹もしくは2匹が順番に穴から出てくる仕様だった。

今回は、2匹又は3匹が同時に出てくる。

更にモグラの両腕が上がり盾を構える動きをすることもある。まさにモグラ叩き君魔王モードである。


吾輩が苦戦していると、傍では猫型ロボットのCR1が吾輩の動きを観察していた。しばらくして吾輩も少し疲れたので、CR1と代わってあげることにした。すると主が再び、スイッチを切り替えた。


モグラ叩き君が動き出しCR1も動き出した。モグラ叩き君は通常のモードに戻っているようだが、CR1の腕の動きがぎこちなく、反応も遅れていた為、モグラに猫パンチをお見舞いする事が出来ないでいた。


「可動部分を改良してあげないと上手く動かす事が出来ないかぁ」


主はCR1の動きを見て呟いた。

近いうちにCR1は進化するのだろう。

CR1がどのように変わるのか楽しみである。



CR1は夕方になる頃までモグラ叩き君に夢中になっていた。その後、主のメンテナンスが施されたようである。


もしかしたら明日にでも進化したCR1が見られるのかもしれない。そうしたら、MR2に対する対応も良くなるだろう。

友として喜ばしい事である。

さあ、明日はどうなるのかとても楽しみだと思う吾輩であった。



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