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正義の結果     【★★】

 俺の名前は池田信也、15歳。


 趣味はネットで喧嘩することだ。


 こんな趣味を持つようになったのは一年前。


 ある掲示板に病人を馬鹿にする投稿をしてるやつがいた。


 俺には病気で寝たきりの弟がいたからそれに腹が立って口論し始めたのが始まりだ。


 まぁその弟も今では病気も治り元気にしている。



 そして俺は今日もネットで喧嘩相手を探していた。

 

 すると俺はある投稿が目にとまる。


 『サッカーの〇〇選手にはいつも勇気をもらっていました。ありがとうございます』


 「はぁ?〇〇選手といえば反則をしまくったり暴力事件を起こしてるクズだぞ」


 俺は今日のターゲットをこいつに決め、キーボードを打つ。


 『〇〇選手に暴力を振るわれた被害者の前でも同じことが言えますか?』


 『知らなかったでは済まされませんよ?』


 相手を追い詰める文章を俺は送り続けた。


 「けっ無反応かよ。つまんねー」

 

 俺はその後もネットで喧嘩をしまくった。


 「ふぅ、そろそろやめるか」


 俺はパソコンから離れてコンビニに行くことにした。 


 ドンドンと俺は弟の部屋のドアをノックする。


 「新太もコンビニ来るか?」


 返事がない。


 いつもなら「行く行く!」とすぐに出てくるのに。


 違和感を覚えた俺は弟の部屋の扉を開けた。


 そこには首から血が出て倒れている弟がいた。


 よく見ると手に血だらけのカッターナイフを持っていた。


 俺はすぐに弟のもとに駆け寄った。


 「おい新太!聞こえるか」


 俺は急いで救急車を呼んだが弟は助からなかった。

 

 病院から帰ってきた俺は弟の部屋に入った。


 すると俺は弟の机の上に弟のスマホがあるのに気づいた。


 もしかしたら弟は誰かにイジメられて自殺したのかもしれない。


 その証拠がこのスマホにあるかもと思い俺はスマホのロックを解除した。


 そこには俺が送った文章があった。


 END




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― 新着の感想 ―
 うわっ、こんなパターンもあるんだ。  因果応報というやつですけど、これはあんまり。  これで兄が自責の念に堪えきれず──となれば、さらに後味が悪くなりますね。でも可能性は高そう。  キーワードのダー…
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