遠く離れた町で 〜遠距離恋愛の日〜
同じ空の下 けれども 遠く離れた町で
わたしには わたしの生き方があって
あなたにも あなたの生き方がある
一緒に生きたいと思った事もある
目が覚めたら 隣にあなたがいて
夕飯の支度をしながら あなたの帰りを待つの
恥ずかしくて言えなかったけど
こっそりそんな夢を思い描いていた事もある
だけど これまで一生懸命に築いてきた環境を手放して
遠く離れたあなたのもとへ駆けてく勇気が
どうしても出ないの
わたしはもう 愛だけを頼りに
知らない土地でも生きていけると
信じられるほど 若くはないのだから
同じ空の下 けれども 遠く離れた町で
わたしには わたしの生き方があって
あなたにも あなたの生き方がある
一緒に生きたいと思った事もあった
どんな想いもすぐに伝わる距離に あなたがいて
同じ景色を見て 共に分かち合うの
だけど あなたより先に生まれてきた分
現実にはどうにもならない事もあるんだって
思い知らされてきたから
もしかしたら もう『終わり』は
そこまで来ているのかもしれない
それでも
遠く離れた町 けれども 同じ空の下
たとえ会えなくなっても
あなたの幸せを いつまでも祈っている
12月21日 遠距離恋愛の日。