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101回目の異世界転生!  作者: 絢野悠
二章:フレンドを作ろう!
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最終話

 数日後、畑仕事をするために外に出た。そこにはなぜかネティスが立っていた。両手には大きなバッグを二つ持っていた。


 なによりもめちゃくちゃ泣きそうな顔をしていた。


「どうしたんだ。男にでも捨てられたか」

「男どころの話じゃないですよ!」

「そうカリカリすんなよ。シワが増えるぞ」

「アナタのせいで国を追い出されたんです!」

「妊娠がバレたのか……?」

「してません! スパイだって疑われて、打首になるところをを国外追放で勘弁してもらったんです! どうしてくれるんですか! あのままだったら楽してもっと上の階級にだっていかれたのに……」

「いや、お前が一人で抜け駆けしようとしなきゃ、お前の部下たちと一緒に飛ばしてやったんだぞ? それを逃げようとするからこうなった」


 あ、ヤベ、歯ぎしりしながら涙をぼたぼた流し始めた。


「わかった、わかったから。ここで暮らすといい。ちゃんと面倒見てやるから」

「当然です! ローラの家に居座らせてもらいますから」


 俺の家じゃねーんだな。まあいいけど。


「お、ネティスじゃないか。帰ってきたのか」


 ちょうどいいタイミングでローラがやってきた。


 かくかくしかじかと説明すると、ローラは快く引き受けてくれたようだ。


 こうして、またこの町に住人が増えた。たぶん、俺が気付かないうちにこの町もまた発展していくんだろう。


「ああそうだ、お前仕事はどうするんだ?」

「そのへんは大丈夫です。元々父が軍人じゃなければなりたい職業があったので。それでは失礼します」

 プイっと顔を背け、ローラに連れられてローラの家に行ってしまった。


 夢みたいなのがあったんだな。それならこれって成功なんじゃないだろうか。また俺は人の心を救ってしまった。


「そういやアイツ軍人だったんだよな」


 タブレットを取り出してネティスのレベルを見てみる。


「レベル34……しかもマックスまで上げてある……」


 たぶんだが、アイツはあのまま軍人でもダメだったんじゃないだろうか。本人には言わない方がいいだろう。


「やはり俺は人を幸福にする天才……」

「それはさすがに勘違いよ」

 気がつけば、シアが隣に立っていた。

「やっぱり? 俺もそうじゃないかと思ってたんだ」

「思ってたのならこれからは生き方を見直しなさい。それより気になってたんだけど」

「なんぞ」

「あの時、アンタの腕ふっとばされてたわよね。どうなってんの、アンタの身体」

「それ、今聞く?」

「今まで忘れてた」


 今日も、平和な一日になりそうです。


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