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スーパー美少女リルカちゃん  作者: 腹黒いアリス先輩
21/29

男子禁制宿泊旅行

篠町リルカのウワサ


リルカからの呼び捨ては親友の証らしい。

ソライユ学園の金曜日の放課後。

あたしたちは部活に行こうとする。


「リルカちゃん!雪乃!」


あたしたちを呼び止めたのは琴子ちゃん。


「どしたの?」

「昨日ね、福引きで温泉の一泊無料券が当たったの!」

「わぁー!すごいよ!」

「それで、よかったら、リルカちゃんと雪乃にも、楽しんでもらおうと思って…」


温泉か、随分行ってないな。


「もちろん、いいわよ」


雪乃はOKを出す。


「リルカちゃんは?」

「琴子、ちょっと待って!」


あたしはスマホを取り出してバイト先のメルティに電話をかける。


「ねえ、雪乃」

「何かしら?」

「リルカちゃん、今呼び捨てしたよね?」

「うん、してたわ?何故かしら?」


雪乃と琴子が何やら話してる間に、電話を終える。


「お待たせ!明日、行けるようになったよ!」

「よかった!」

「あ、それとね、あたしからの呼び捨ては親友の証だよ!」

「親友…」


琴子はほっぺたをちょっぴり染める。


「うん!わたしたち親友だよ!」

「これからもよろしくね!琴子!」

「うん!よろしくね!リルカちゃん!」


あ、あたしに対するちゃん付けはそのままなんだ。まあ、あたしはちゃん付けされるのは大好きだけどね。


「あたしたち3人で行くのもものだりないなあ…」

「それなら、麗花ちゃんも誘おうよ!」

「そうだね!そうしよう!」


それから帰宅するあたし。

エリオやルルカに報告を済ませ、部屋で麗花ちゃんと電話中。


「明日ね、温泉旅行なんだけど…」

『まあ!素敵ですわ!わたくしもご一緒させてくださいまし!』

「もちろん!いいよ!」


麗花ちゃんも温泉旅行に行くことが決まったところで、準備をして、眠り始めた。


そして、温泉旅行当日の待ち合わせ場所。


「リルカ、遅いわね…」

「うーん…リルカちゃんはいつも遅れるし、しょうがないよ」

「リルカちゃんはお寝坊さんでしょうか?かわいいところもありますわね」


雪乃、琴子、麗花ちゃんが先に待ち合わせしていた。


「みんな!お待たせ!」


あたしも合流する。


「遅いわ!リルカ!」

「あらリルカちゃん、ごきげんよう」


なんて差の激しい雪乃と麗花ちゃんだ…


「それより早く駅に行こ!乗り遅れちゃうよ!」

「そのことならご心配いりませんわ!」


麗花ちゃんが余裕な顔をしていると、向こうからリムジンが来て、あたしたちの前で止まった。


「おお!この手があったね!」

「やっぱりお嬢様は違うね」

「無賃乗車ね」


あたしたちはリムジンに乗り、旅館までひとっ走り。

そして…


「着きましたわ」

「うわぁ…おっきいなぁー!」


あたしたちの前に、とても大きな旅館が。


「なんて名前?えっと…よざくらそう…」


夜桜荘よざくらそうという名前の旅館だ。


「早速行こう!ほら!雪乃!琴子!麗花ちゃん!はやくはやく!」

「リルカちょっと待って!」


さっさと夜桜荘に入るあたしたち。


「うわぁ!豪勢だなぁ!」


ロビーはとても豪勢な雰囲気を出している。


「お待ちしておりました、花咲琴子様ご一行ですね」


夜桜荘の若女将と思われる綺麗なお姉さんがあたしたちの前に来る。


「お部屋までご案内いたします」


若女将に続き、あたしたちもも廊下を歩き進む。


「花咲琴子様ご一行のお部屋は069号室になります」


お部屋はなんともモダンな雰囲気だ。

真ん中の小さなテーブルにはお菓子が置かれている。


「それではごゆっくりおくつろぎくださいませ」


若女将は戻っていった。

そして、あたしはちょっぴり気になることが。


「ねえねえ!この部屋、ワイングラスとかあったりするかな?」

「リルカ…それ部屋にあるわけが…」

「あ!あった!」


小さな棚には、水を飲むために置かれているコップに混じって、ワイングラスが3つ置かれている。


「あー、ぶどうジュース持ち込んでよかった!」

「どれだけぶどうジュースにこだわるのよ…」


雪乃は呆れ顔。


「あら、ティーカップも置かれてますわ」


麗花ちゃんは棚の横のティーカップを見つける。


「紅茶の粉にポットも置かれてるね」


さすが夜桜荘。お部屋にもなんでもありの旅館だ。


「晩ごはんまで時間あるし、しばらく自由行動しよ!」

「そうですわね!」


あたしたちは晩ごはんまで自由行動にした。


「いくよ!雪乃」

「さあ来なさい、琴子」


雪乃と琴子は温泉と言えばの卓球をしている。


「はい!」

「打ち返すわ!」


雪乃と琴子がハートブレイクの中。


「はぁー、今日もぶどうジュースが美味しい」

「ここの紅茶もいけますわ」


ティーブレイクなあたしと麗花ちゃんだった。

そして、時間も過ぎて…


「琴子様、夕飯の準備ができました」

「はーい!」


若女将に続くあたしたち。今夜はどんな晩ごはんなんだろう。


「こちらへどうぞ」


そこは大きな食堂だった。

しかも桜ノ宮女子高校みたいなブュッフェだった。


「うわぁ!すごい豪勢!」

「あの時の女子校みたいね!」


ブュッフェと言いティーセットと言い、やっぱりなんでもありの旅館だ。

あたしたちは食べたいものを皿の上に次々と乗せ、席に着く。


「早速食べちゃお!はむはむ…」

「リルカ…味わって食べなさいよ…」


あたしが一心不乱に食べる中。


「はむっ…美味しいですわぁ♡」


麗花ちゃんはお上品に味わって食べる。


「ほら、麗花もお嬢様らしく味わって食べてるわ」

「はむはむ…!」


あたしは雪乃を無視して一心不乱に食べまくる。


「リルカちゃん…美味しく食べてる?」

「もちろんだよ!はむはむ…」


琴子の質問にも答えながら食べまくる。


「ごちそうさま〜」

「早すぎるわよ」


晩ごはんも終わって、次は今日のメインイベント。


「お風呂入ろ!はやくはやく!」

「リルカちゃん…慌てないでいこうね?」


雪乃に変わって琴子に注意された。

あたしは服を脱ぎ、大浴場に入った。


「おおー!広いね〜!」


目にも収まらない大きさの大浴場だ。


「こんな広い浴場に女の子いっぱいだね〜!」

「当然よ、ここは女湯なんだから」

「でも、わたしたち4人とも女の子だから一緒にいられるね」

「うふふ、本当の男子禁制って感じですわ♡」


あたしたちはずは少しシャワーを浴び、湯船に入る。あたしを除いて。


「あれ?リルカちゃん入らないの?」

「ちょっと思い出したことがあるんだ」


あたしはシャワーを出し、雪乃たちが入る湯船にかける。


「こんなことしちゃったり」

「きゃっ!やめてよリルカちゃん!水だよ〜!」

「リルカ何するの!?冷たいわよ!」

「可憐な乙女がすることじゃありませんわ!」


久々にいたずら好きの腕がなった。

そしてあたしも湯船入り。


「はぁー、生き返るよぉ〜♡」

「まったく反省する気ないわね…」


そして、体も綺麗に洗い、浴場から出て寝巻きに着替える。


「琴子、秋の終わりでもノースリーブなんだね」

「あはは、リルカちゃん、前にも言ったけどこれタンクトップだよ。わたし、運動が好きでね、夜も少し運動のために着てるの」

「ホントはこれ好きで着てるんじゃないの?」

「あはは、そうかもしれないね」


寝巻きを着ながらそれについて話し合う。


「あたし、かわいいの着るんだ」

「リルカのかわいい寝巻き?なんなの?」


今度は雪乃が気にする。


「じゃーん!ネコミミフードパーカー!」


ふわふわもふもふの毛で覆われ、フードにネコミミが着いたあたしの冬用の寝巻きだ。


「かわいいね!リルカちゃん!」

「あらかわいい寝巻きですこと」

「ふふ、リルカに似合うわ」


3人とも絶賛だ。

それから069号室。


「お疲れ、何か飲まない?」


入浴後は何か飲むに限るので、みんなでティータイムにする。


「冷蔵庫もご丁寧にジュースが用意されてるよ!」


あたしは小さな冷蔵庫を開ける。

中には旅館の物と思われるりんごジュースやオレンジジュースに、あたしの自前のぶどうジュースが入っている。


「でも、これ、有料のだよ?」

「まあまあ、折角用意したんだし」

「うーん…ちょっと女将さんのところに行ってくるね!」


琴子は女将さんのところに行き、お金を出しに行った。


「雪乃もほら!」

「水でいいわ」

「わたくしは紅茶にしますわ」


みんなの飲みたいものが決まり、あたしはお盆にコップ×2とワイングラスにティーカップを乗せて雪乃たちの所に置く。


「お待たせー!オレンジジュース飲めるようになったよ!」


琴子が戻ってきた。

それぞれ飲みたいものを入れて…


「ほらほら琴子、キミ主催者だから乾杯の音頭とって!」

「え、えっと…夜桜荘無料の宿泊旅行を記念して、乾杯!」

「「「乾杯!」」」


男子禁制のティータイムを楽しみ、1日が終わった。

次の日。


「おふぁよぉ〜」


あたしたちは起きて朝食に向かう。

朝食もブュッフェだった。


「はむはむ…!」

「リルカ…味わって食べなさいよ…」


昨夜と同じような感じで食べ終わり、そろそろ夜桜荘からお別れだ。


「記念に写真、撮りませんか?」


麗花ちゃんが提案した。


「うん!撮ろう!雪乃も琴子もいいよね!?」

「いいわ」

「うん!」


それから記念写真で宿泊旅行を締め、忘れられないいい思い出になった。


To be continued...

おまけ

宿泊旅行中に篠町家はこうなっていた。


ルルカ「ご飯にしますか?お風呂にしますか?それとも…」

エリオ「ルルカちゃんで」

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