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過去に、強く惹かれた言葉の切れ端
読み返して かけら だと気づいて 落胆した
そんなことばかりが ある
私はきっと自分を そして、周りを 私の立ち位置を
何も解っていない
過去も 今も
底冷えのしそうな 薄ら寒さに 凍えるような
ふーっ、と 北風に 首筋を撫でられるような
どうして私はこんなにも 幻想ばかりに目をとられて
どうして私はこんなにも 何も無いものに夢を見ようとしてしまう
欲しいものなど何もない
欲しいと 必要は 別で
欲しいものなど何もない
、ぁ、何もないのだと気づいてしまった
マゼンタ色の山茶花、花びらのふちがくっきりと目に焼きついて
※完結といたします。
このような作品に目を留めてくださり、誠に有難う御座いました。
失礼致します
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