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 Thelonious Monk - Straight, No Chaser


 を 聴きながら


 **


 夢、を見てしまうな、って思って、……何故、見るのかしら、と思うのだけれど ……それは全て他者の夢だったりするから、そのことに気づく度に、ひどく驚いて、……がっかりする


 --他者に合わせることが、骨の髄までしみ込んでいるのかしら、と思って、背筋が冷えて、そのまま、空想の世界に沈む。……完全におかしい人だけれど、そう自覚しているように本人は装っているのだけれど、自覚していたら、きっと空想じゃなくて、現実に住むんじゃないかな、だから、きっと、自分というそれでも他人は、そう装っているだけだ。


 他者の夢に共感するように思考を寄り添わせて、そのままに良いね、と励まして、何でもないことのようにまるで自分の夢のように共に動くけれど、……きっと私は、同調しているだけに過ぎず、その他者がそこにいなくなるように欠ければ、私はそれをなんとも思わなくなるのだろう。ただ、味気無さに、紙を食む思いをするのだろう。自分の空っぽさに失望しながら、きっと、そうするのだろう。


 空想のように思考をそこに閉じ込めれば、私はそんな自分の空っぽさから目を背けることが出来る。少なくとも、自分自身に失望することはないから、安心するのだろう。


 私の中から生れ落ちても、不思議と私を刺激しようとしない、それはそれとして独立しようとする世界のかけらがふわふわと漂う。


 あちらこちら好きなように。自在に飛び跳ねて


 

 

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