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プロローグ

麻近伊音です。

この物語は、物語であって物語じゃないです。

主に1年前からの私の潜在意識の中を表したようなお話になってます。

詩っぽいのが苦手な方はご注意ください。


長々お話していてもあれなので



どうぞお楽しみください。


【プロローグ】


「行かないで」

そう叫んでみた。心の奥で。

決して声には出さなかった。

そんな無謀なことはしなかった。

する気力も起きなかった。

それはわかりきったことだったから。

僕がいくら叫んだって君はきっと行ってしまうんだ。

笑顔で何も言わず何も変わらず変わっていってしまうのだろう。

今まで一緒に歩いてきたつもりだった。

支えてきたつもりだった。

ずっとこの先もそうするつもりだった。


そうしているふりをするつもりだった。


本当は気づいていた。

生まれた時から。

お腹の中にいる時から。

変わらないことだった。


僕は変われない人間だ。


進歩がない。進化ができない。

決して後ろに行っているわけではない。

いつも進化している周りから見れば、退化しているように見えるだけであって

それは決して退化ではなかった。

しかしそんな自分を僕は隠した。

隠しているふりをしていた。

いつも隣にいるふりをしていた。支えているふりをしていた。

実際はそんなことあるはずないのに。

本当はずっと君のことを後ろから眺めていた。

そうすることしかできなかったから。

それしか僕にはないから。


君はずっと前を向いていた。

僕はずっと下を向いていた。

下を向くしかなかった。

僕の首には100トンの重りが乗っている。

どんなに苦しくても悲しくても下を向くことしかできない。

眼球だけを使って必死に君を見上げる。

その目に映った君は

とても

とても美しかった。

美しすぎて痛かった。

眩しすぎて辛かった。


君がまた遠ざかっていく。

光の闇へ消えていった。 



【プロローグ 終了】


いかがだったでしょうか。


まあ駄作中の駄作ですかね。


まだまだプロローグなので、


次回からにご期待ください。


ありがとうございました。



        麻近伊音

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