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イケメンはご遠慮いたします。  作者: 紫野 月
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えーとですね『ざまぁ』のリクエストがありましてそれから色々考えまして本日の投稿が遅くなりました。

それでですね最初に謝っときます。『ざまぁ』を期待していた方御免なさい。


 あの鬼畜な会話を聞いてから打開策を考えているのですが何も浮かびません。

 私の知能では角を立てず尚且つあの男たちの鼻を明かすいい方法が思いつきません。

 そうだ! どんな賭けの内容かは知らないけれど私が彼らの言う『落ちた』にならなければ賭けに負けさせることが出来る。確か一万賭けたって言ってたし。

 ……だけど負ける人がいるってことは反対に勝つ人がいるってことだしなぁ。

 誰かに相談したくてもねぇ…… 三大イケメンに数えられる五十嵐さんの悪口を言った時点で私がアウトのような気がする。

 取り敢えず何があっても、どんなことがあっても、何が何でも絶対五十嵐さんを好きになったりはしないぞ。

 まああんな話を聞いちゃったら、どんな甘々エロボイスで囁かれようと、最高のシチュエーションで(壁ドンとか)口説かれようと舞い上がれないよね。

 私が落ちなければ少なくとも五十嵐さんのプライドをポッキリと折ることは出来るだろう。

「落とせない女はいない」と豪語していたのに失敗するなんて。ぷくくくく どんな顔をして悔しがるんだろう? それを想像すると少しは溜飲が下がるってものですよ。


 あーあ、あの時の会話を録音しておけばよかった。いや、録画だね。そうしておけば証拠能力100%だったのに。

 でもそう都合よくスタンバイしているわけないもんね。私はパパラッチじゃないんだし。

 あー でも くそぉぅ… (っと、口が悪くてすみません)

 時間が経つにつれて怒りのバロメーターがMaxに近づいていくんですよ。もうあと少しでメーターが振り切れそうです。

 くやしい。くやしい。くやしいよぉ!!

 あの男のせいで総務のみんなからシカトされてるんだと思ったら、はらわたが煮えくり返る思いです。


 今日も今日とて一人寂しく書庫にこもっているんです。書庫での片付け作業はなかなか大変です。だいぶん要領よく片付けられるようになってきましたけど、それはそれで複雑な気分です。

 でもここは開き直っていくしかないですよね。

 一人作業は別に苦にならないし。めくらめっぽうに押し込んであるファイルや帳簿を、整然と棚に収めた時の達成感は半端ないですしね。

 それにここにこもっていたら、あの人とかあの人とかあの人に会う事もないし。もうこうなったら、ここの整頓が終わったら別の収納庫の片付けに行っちゃおうかな。備品室とかケッコー荒れてるしね。

 どんな苦境に立たされてもポジティブにいかなきゃね。

 考えようによっては、これでお給料がもらえるなんてラッキーじゃん。


 ……

 うおぉぉぉ ちっとも嬉しくない! 本心から喜べないしぃぃ

 こんな事してたら役立たずの烙印を押されていずれはクビって可能性が高いよね。私つんでますよね。

 このままじゃ潰される。なんとかせねば……

 どうしたら松木先輩の誤解を解くことが出来るんだ!? 

 誰か私に教えてくれ____っ!! Help me!!




 書庫の片隅で叫んだのがよかったのだろうか。

 次の日、私は営業一課の応援に行くことになった。

 営業の事務員がいきなり辞めちゃって、ただ今てんてこ舞いをしているそうなんです。

 私に話す時の主任の一言「あなたがいると総務の雰囲気が悪くなるのでね」には、正直ムカッとしたけれど、でもこれですべての問題が一発解決ですよ。

 職場での辛い環境はリセットされるし、ちゃんとしたお仕事をさせてもらえる。それに営業部と管理部はフロアが違うから、めったなことで五十嵐さんに会う事はない。


 主任から皆さんに説明があった時、松木先輩が仰いました「あちらで頑張ってね。二度とこちらに戻ってこなくていいから」って。

 はい。私も戻りたくないです。

 主任に「今は応援要員だが四月には正式な異動になると思う」って言われましたし、あちらに骨をうずめる覚悟で参ります。


 

最後までお読みいただきありがとうございます。

たくさんの人に読んでいただきとても嬉しく思います。毎日ウキウキしながら投稿してます。

さて、ここまで毎日投稿していましたが、話のストックが底をつきました。明日一話上げましたらしばらくお休みさせて頂きます。

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