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世界総大全より抜粋 ➀
かつて世界では人を含めた すべての動植物は生死をかけてしのぎを削っていた。
すべての生あるものは魔力を持っていたが故に身体能力で劣る人は他の生き物と比べて絶対数が少なかった。
人は生きるために魔力と身体能力が高い「魔物」と呼ばれる脅威が少ない不毛の地で暮らすことを選んだ。
人は不毛の地に隣接する危険地帯より動植物を持ち込んでは不毛の地と接する海や川の水を用いて育て己の糧とした。
人は糧を得てとみ、そこに人が集まり安寧とその数によって不毛の地に文明を築いた。
人は文明の中で魔力を用いた今日でいう原始魔法を発達させして脅威に対抗せんとした。
いくばくかの時が流れ人は不毛の地で魔法を用いて争い最も魔法に優れたものを長として、周りを統一した。
長は周りを率いて危険地帯を開拓、その居住地を広げることで勢力を拡大し、今の国と呼ばれる原始体型を作った。
なおこの歴史の始まりの地はエウロペスの東 イウレス大陸の中西部 ミスピーティアと呼ばれる。