1:スケープゴート
Number 001
スケープゴート
だいたいにおいて尾沢 巧という男は、反抗とかパンクといったものが苦手な小心者であって、某猫型ロボット漫画で言うスネ夫的な行動をとりがちな人間である。もちろん尾沢自身それを自覚しており、猛烈な自己嫌悪に襲われる事も少なくなかった。それでも、先輩や権力あるクラスメイト達とうまくやっていかなければ、とりたてて長所の無い自分は完全に社会からはじかれてしまう、という恐怖感に尾沢は勝てない。その葛藤の中から生み出した独自の哲学が
心までは売らない、
なのだ。目の前の強者にペコペコしていても心の中だけは反抗、パンク。宇宙生物管理局に勤め始めても尾沢はそうして生きるつもりだった。そのつもりだったのだ。
尾沢が宇宙生物管理局・多摩支部に就職し、地方公務員となった事自体は、予想外でも何でもない。大学で宇宙生物に関する学部に在籍していた尾沢には、教授のコネがあった。安定収入のある公務員というのも尾沢には向いている。では何が問題なのかと言うと、まずひとつ目は、管理局の中でも衛生課に配属された事だ。危険、汚い、過酷、の3Kで知られる衛生課に。理系大卒の尾沢としてはこれだけでも衝撃だった。けれど本当の不幸は、組まされた上司がアレだった事にある。
通勤パイプラインに揺られながら、尾沢は、上司、佐古田純三の顔を思い浮かべて自動的に溜息が漏れた。
ああ、どうしてこんなことに?
衛生課に割り当てられた局内のデスクに、佐古田は絶対に居ない。配属されて一ヶ月たった今、尾沢はもうそれを知っている。迷わず駐車場に向かった。車体の横に描かれた宇宙生物管理局マスコットキャラクターの「スター君」と対象的に、恐ろしく不機嫌な顔をした男が乗っていて。
「おはようございます!佐古田さん」
尾沢はビシッと頭を下げた。佐古田は銀縁眼鏡を中指で押し上げながら、尾沢の方を見もせずに言った。
「尾沢ァ……お前は日ごろ、季節ってモンを意識してるか?」
「は……?」
挨拶直後に怒鳴られるか殴られるのが常なので、それを覚悟していた尾沢は妙な表情で頭を上げた。
「大事な事だぜ、季節は。あと天気な。風向きもだ。なァ?そうだろ?」
佐古田は、「Nature」と書いた雑誌を丸めて、助手席に座った尾沢を振り返る。
「……そ、そーですね」
何が言いたいのかわからない。尾沢は手汗を作業衣で拭いながら曖昧な笑顔を返した。すると突然佐古田はNatureで尾沢の頭を張り飛ばし
「黄砂だ阿呆!そーですねじゃねんだよ!春のうちは拭けっつってんだろ!真っ黄色じゃねーかフロントガラス!」
悪鬼のように額の血管を浮き上がらせた。
「スイマセン!スイマセン!」
尾沢は慌てて雑巾を濡らしに走る。
佐古田純三、32歳。俗称、衛生課の悪魔。これが尾沢の上司だった。
黄砂を拭き取りながら尾沢は再び溜息をつく。
どうしてこんな事に?僕はただ、波風立てず平穏に生きていたかったのに。
尾沢が辛いのは、こうした奴隷的な扱いではない。強者にへつらって生きる事に尾沢は慣れている。怒鳴られるのも雑用を押し付けられるのも、辛いは辛いが、耐えられる。困るのは、自分の従うべき上司が社会的に「アウト」な人間であるという部分だった。
佐古田は管理局全体から、ほとんど無視されていた。誰もが佐古田には極力関わりたくないらしい。つまり尾沢は、いけにえなのだ。他に飛び火をしない為に、鬼に捧げられたスケープゴートなのであった。
沈鬱な面持ちで助手席に戻ってきた尾沢の耳をボリュゥム最大の無線連絡がつんざく。
衛生課に連絡。
ガイライ確認通報、1件。
マール星系、長毛マウス、個体数1。管理データ、白札。
旧国道16号線75エリアを北進中。至急捕獲せよ。
「来たかっ!」
佐古田は素早くエンジンをふかしながら無線に向けて叫ぶ。
「こちら8号車、了解。おい他の奴ら、聞いてるか?俺の獲物だ、手ェ出したらブッ殺すからなァ!」
脅しをかけずとも8号車の受けた捕獲を横取りするような勇気のある者は、衛生課に居ないだろう、と尾沢は思う。
凄まじいスピードで走る車の脇腹で「スター君」だけが笑っていた。
ガイライ、というのは管理局特有の業界用語で、宇宙生物の事を指す。この言葉は一般にも普及していて、最近のペットショップでは「かわいいガイライコーナー」などと看板に掲げている店もある。「外来」。外から来たもの、それが語源である事をもう世間は忘れかけていた。
無理もない。ワープ航法が発明されたのは尾沢が生まれる何十年も前で、以来、宇宙生物に関するビジネスは不況の中でもうなぎ登りに業績を上げている。ペットや毛皮製品、薬品から建築材料まで、地球人の生活のあらゆる所にガイライは利用され、溶け込んでいる。佐古田のようにガイライを憎む人間は時代遅れと見なされるのだ。
左手で麻酔銃にカートリッジを装填しつつ、佐古田は右手でハンドルを切り、横道から乱暴に旧16号線道路に突っ込む。フロントガラスの遥か向こうに見えた緑の点が視界に入るや否や
「運転代われ尾沢!ぶっ飛ばせ!ギリギリまでつけろ!」
突然ハンドルを離し、窓から半身を乗り出した。
「え!?ちょ、わわわ」
尾沢は慌ててハンドルにかじりつく。約50メートル先を跳ねるように移動する緑色の毛むくじゃらの生き物に向かって、アクセル。
「かっ!緑毛とはなァ……野郎、腐れ金持ちのバ×ー犬に違いねえ。ブッ殺してやる!まくれ尾沢ァア!」
「うう……ハイ、」
窓全開で×ター犬はないだろう?
尾沢は泣きたくなった。
マール星の長毛マウスは、体長160センチはある大型の動物で、形は蜘蛛に似ている。繁殖方法が地球の哺乳類に近い動物に、便宜上マウスと名付けているだけの話で、実際ネズミとは無関係の宇宙生物である。毛並みがビロードのようなのでペットとして人気があり、尾沢の個人的な感情としては、こんなふうに車で追いかけるより、抱っこしてほお擦りしたい生き物だった。
「死ねっ!」
佐古田が気合いと共に撃った麻酔針が、長毛マウスをクニャリと地面にへたりこませた。この瞬間を目にする度に、尾沢はガイライ達を可哀相に思う。麻酔であるから死にはしないが針で撃つのにはやはり残酷な印象が伴った。
「ぬ?こいつ遊星ジフテリア予防注射してねえじゃねえか!なめやがって……クソッタレ飼い主が!ブッ殺す!」
尾沢が倒れたマウスを捕獲袋に入れている最中も、佐古田はずっと毒づいている。
遥かマール星の、この愛らしい生き物の寝姿を見ても、この人は何も感じないのだろうか?
尾沢はすやすやと眠るマウスの毛をそっと撫でながら、小さく呟いた。
「カワイイのになぁ……」
「どこがだクソッタレ。宇宙生物は全部、クソだ、飼う奴はもっとクソだ!とっとと全員宇宙に帰りゃいいんだ……頭にくるぜ畜生。 てめーも遊んでねえで、虫、検出しろ。殺すぞ!」
地獄耳の佐古田にどやされて尾沢は仕方なく、検出機を道路に当てる作業に移った。
宇宙生物管理局、衛生課の仕事のメインは、実はこの地味な検出作業にある。逃げ出したガイライそのものも確かに危険だが、もっと厄介なのは、そのガイライに付いた細かな寄生虫や、菌、ウイルスの類である。こうして道路に何種類もの検出機を当てて、危険なものがあれば付近一帯を消毒しなくてはならない。ガイライ産業も発達した今では滅多にそんな事は起きないが、二十年以上昔、「屋久島事件」と言われる大きな被害が発生し、人死にが出た例もある。中学の教科書にも載る大事件だ。尾沢もその話は大学で何度も聞いていたが、何しろ生まれる前の話。彼にとって検出は単なる地味な労働でしかなかった。
作業を終えて管理局に戻る頃にはもう昼過ぎになっていたが、尾沢尾沢の休憩時間は、佐古田の
「こいつを〈カンヅメ〉に連れていけ。俺も後から行く」
という一言によって霧散した。佐古田はマウスの入った捕獲袋を顎で指すと携帯を開いて何処かに電話をかけはじめる。
「はァい……」
尾沢は台車にマウスを乗せ、すきっ腹を抱えて泣く泣くカンヅメに向かった。
カンヅメ。
この管理局に設置された臨時の宇宙生物保管所は、淋しい倉庫に似た外観の建物である。今回のマウスのように飼い主が判明している場合はいずれ迎えが来るが、この保管所に文字通りカンヅメにされて一生を終えるガイライ達も多い。カンヅメはそんな場所なのだった。
「ヒヨシさん、尾沢です」
尾沢が呼ぶと、何とも形容しがたい匂いの立ち込めるカンヅメの入口から、エサ袋を抱えた小さな老人が顔を出した。
「おう尾沢くん。ラーメンあるけど食べない?」
「いいんすか!わあ、すいません」
日吉修太郎はカンヅメに勤めて三十年のベテラン飼育係だ。尾沢は彼を慕っていた。歳だから、という佐古田とは別の理由で管理局から無視されていたが、気さくな老人である。
「きれいな子だな」
まだ麻酔で眠っている緑のマウスを眺める日吉の目には愛情が感じられた。尾沢は思う。
これだよ、愛だよ……佐古田さんはガイライに愛が無いんだ。まああの人は人間に対しても愛は無いけど……。
積み上げられたケージの中で様々なガイライ達が、眠ったり遊んだり、飯を食ったり吠えたりしている。この生き物たちのうち、一体何匹がよき家庭に引き取られ、或いは、管理局が年にたった一度だけ飛ばす帰還ロケットに乗って故郷の星に帰るなどして、幸せな未来を得られるだろうか。それを考えると尾沢は暗い気持ちになる。カンヅメで三十年、哀れにもケージの中で最期を迎えたガイライを見続けてきた日吉はなおさらだろうと思った。
「この子はシロフダ?」
日吉に尋ねられて尾沢は
「シロフダです。多分今頃、佐古田さんが飼い主に連絡をつけてます」
ラーメンを頬張りながらそう答えた。
宇宙生物を売買する際には管理局に届け出なくてはならないと法律で義務付けられている。正規のデータが揃っているガイライは、管理局用語でシロフダと呼ばれ、捕獲後は飼い主に返却される。シロフダの場合、たいていはいなくなったペットとの涙の再会でめでたし、めでたし、なのだが、クロフダ、つまり正規のデータが登録されていないガイライは、飼い主が判明しないため迎えが来ない。そのほとんどはカンヅメで一生を終える事となる。
「ああこの子はシロフダなんだね、ならいいけどこんな高級そうな子を行方不明にするなんて……飼い主、ちゃんと迎えに来るのかなあ……」
日吉は暗い溜息をついた。と、そこに
「ふざっけんなクソ野郎!てめーの事情なんざ知ったこっちゃねえんだよ!今すぐ取りに来い。5秒で来い!来なきゃブッ殺す!」
携帯に向かって怒鳴り散らす佐古田の声が、カンヅメの中にまで響いてきて、尾沢と日吉は顔を見合わせる。
「わ、もう来ちゃった。すみません、ラーメンごちそうさまでした」
のんびりラーメンなど食っていたと知れたらまたどやされる。慌てて食器を片付ける尾沢に、日吉は少し淋しそうな顔を向けた。
「そうか、君は佐古田の部下だったな」
「……佐古田さんて昔からあんな感じなんですか?」
「あァ、ずっとああだよ……佐古田なぁ……どうすりゃいいのかなあ?あいつ」
「え、オイ待て!切るなコラ!てめええ!!……ぬうう…野郎切りやがった…くっ」
携帯を床に叩きつけそうになった寸でのところでそれを我慢した佐古田は、銀縁眼鏡を押し上げながら鬼の形相で尾沢を振り返った。
「…いいご身分だなァ尾沢」
げ…ラーメン食べてたこと、ばれてる?
冷や汗をかく尾沢を庇うように日吉が口を挟んだ。
「佐古田、電話の様子だとさっきのマウスの飼い主は…来ないな?」
「引っ越し先がペット禁止で今すぐは無理だと。あれァ、わざと捨てたぜ。あの野郎、住所調べて殺してやるクソが」
「そうか……」
日吉は吐き捨てるように答えた佐古田の方ではなくマウスのケージを覗いて悲しい声で呟いた。
車に戻っても、尾沢は何となくカンヅメの暗い空気を背負ってきてしまったような気分だった。捕獲したガイライをカンヅメに連れていく度に、こうなる。あのマウスはあそこで一生を終えるのか、と思うと心がどんより澱んだ。そんな尾沢の感傷と無関係に、無線連絡はいつでも突然入ってくる。それも最悪のものが。
衛生課に連絡、
ガイライ確認通報、1件。
ミミナ星系、カミツキ、個体数1。管理データ、赤札。高尾保護区25エリア内、周辺住民には勧告済み。至急捕獲せよ。
「か…、カミツキ!?」
聞いた途端に尾沢の全身の毛が逆立った。対象的に佐古田はニヤリと悪魔の笑み。
「クックッ…尾沢ァ、てめえカミツキは初めてだったなァ?」
カミツキというのは宇宙生物業界用語で「危険動物」を指している。多くは肉食、或いは毒を持つ。ミミナ星のカミツキは獰猛かつ巨大な肉食動物で、同じ星に生息するたった一種類の草食動物を食って生きている生物だが……。
「尾沢お前、ミミナの草食動物がどんな形してるか知ってるか」
佐古田は運転しながら意地悪くそう尋ねた。
「…直立二足歩行で体長は約150センチのマウスです……」
「わかってるじゃねえか。つまり、ミミナのカミツキはお前みたいなのを普段から食ってるって訳だなァ?」
「や、やめて下さいよ!」
尾沢は心底震えた。上司も怖いがカミツキに食われるのはもっと怖かった。ミミナ星のカミツキは、地球で言う熊やライオンのようなもので、おいそれと一般家庭で飼育できる生物ではない。今回、佐古田達が捕獲すべきカミツキは、八王子宇宙生物公園に展示されていた個体で、数日前から脱走したと届けが出されていた。ただ、今日になるまで目撃情報が全く無く、監視カメラにも映らなかったのである。人的被害が未だ出ていないのは不幸中の幸いだった。
「いいか?俺が仕留め損ねたらお前が撃て。俺より先に撃つんじゃねえ、わかったか」
麻酔銃に対カミツキ用の速攻性のある薬品を装填しながら佐古田はそう告げ、車を止めた。尾沢は膝の奮えを抑えるのに必死で頷くのが精一杯だった。
黄砂混じりの風が吹く。佐古田と尾沢は息をひそめて車を降りた。背後は鳥獣保護区の雑木林。前方は住宅街だが、勧告が出されているせいで人気は全く無い。通勤パイプラインのおかげで徒歩で出歩かずとも所用は足せる時代になったとは言え、風の音が煩い程に 静かな住宅街は不気味であった。
「…もうここには居ないんじゃないすか」
尾沢は自身の願望を囁いてみる。佐古田は中指を立てて尾沢を睨み付け、唇だけを、
うるせえだまれうごくなぼけ、ころすぞ
と、動かした。
さやさやと、背後の樹が鳴る。住宅脇の植え込みも、鳴る。風とは微妙にタイミングが、ずれて。
「それ」が姿を現した途端、恐怖感に支配されていた尾沢の脳は、一気に別の感情に痺れた。
様々な青が混在した青、プルシャン・プルー、ディープ・ブルー、ターコイズ・ブルー……この世のものとも思えないような美しい毛皮をまとった、ミミナ星の肉食動物を目にして、尾沢は硬直した。
なに、これ……
しなやかな肉体は、お伽話の絵本に出てくる二本足のおおかみに似ている。それが地面を蹴って、跳んだ。
「出たなイヌ野郎ッ!」
すかさず佐古田の麻酔銃が針を吹く。
一本、二本、三本目の針まで確実に刺さった。が、カミツキのスピードは緩まない。真っ向から針に向かって飛び込んで来た。
「…何だと畜生ッ」
五本目の針がカミツキの首筋に命中し、カートリッジの針が尽きる。カミツキは止まらない。真っすぐに。
「クソッ!尾沢、撃てっ!」
佐古田の声が尾沢の耳に入り、痺れた脳に到達するまでにはタイムラグがあった。瞬間、
「あ……」
尾沢の目の前を青い塊が横切って、
「ぐえ」
針を装填する佐古田の顔面を踏みつける。衝撃で跳ね落ちた銀縁眼鏡が額に直撃した事で、尾沢はようやく我にかえった。
「あ、イッテ……」
振り返ると5メートル程後ろに吹っ飛んだ佐古田の体の上で、くわあ、と口を開けているカミツキの姿。
「わああ嘘っ!!」
尾沢は震える手で引き金を引いた。スピードは悪くなかった。が、震える腕では照準がうまく定まらない。
「な…なんで…?」
尾沢の連射した針は、1本もカミツキに当たらず地面に突き刺さった。
もうだめだ、佐古田さんは食われてしまう。
ギュ、と目を閉じた尾沢を怒鳴り付ける声。
「…下手くそ!よく見ろバカが!」
佐古田はカミツキの頭を素手で押さえ、喉笛を食い破られるのをぎりぎりで阻止していた。のみならず、恐ろしい事に
「テメーもいつまで乗ってん、だっ!」
カミツキの腹を膝で蹴り上げたのである。怯んで飛びのいたカミツキは、ジャッ、と鳴き、0、5秒だけ佐古田を睨みつけてから、住宅街に踵を返し、跳躍。
「あっ!コラ!待てこの野郎!ブッ殺す!」
血まみれの口から、折れた歯を吐き捨て、がばと起き上がった佐古田は、そのままカミツキの後を追おうとしたが、やがて「とびだしちゅうい」の看板に正面衝突して異変に気付いた。
「いってェ!…うう?見えね…あっ!尾沢!眼鏡ッ!」
「わあ!はい!」
尾沢は慌てて足元の銀縁眼鏡を拾って駆け寄ったが、その時には既にカミツキの姿は見えなくなっていた。
「ぬううチキショー逃げられた…尾沢てめえ、はずしやがって!次も同じ事繰り返したら蹴り殺すぞ!」
「す、スイマセン、スイマセン、」
涙目の尾沢は思った。
ああ、カミツキと素手で殴り合うような上司とこの先うまくやれるのだろうか?と。