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12:サルクマン&ザ・ボス


Number 012

サルクマン&ザ・ボス


 朝9時。

 ピンホ〜ン

 幾度目かのチャイム音に、何の前触れも無く、建て付けの悪いボロアパートのドアーが蹴り開けられた。

「うるせえ!誰だ!」

 佐古田の来客への横暴な対応に、前回同様、うわっ、と飛びのいた尾沢は

「……え、えーと…おはようございます…昨日は途中で帰っちゃってすんませんした」

 へらっ、と曖昧な笑顔で、みめ屋の黒豆どら焼きを差し出す。

「何しに来やがったテメー……」

 佐古田はそう言ったきり尾沢を睨みつけて黙った。朝方のクリーム色の光が眼鏡に反射して、表情が読み取れない。しかし尾沢は、既に学習していた。

「……ここのどら焼き、美味しいすよ」

 カサカサ、と袋を鳴らす。

「……ぬう…」

 どら焼きの加護で部屋に通してもらえた尾沢は、てきぱきとお茶を用意すると、

「あ、どぞ」

 ちゃぶ台に盆を置き、正座。佐古田は訝しげな視線をよこした。

「何企んでやがんだテメー……昨日あんだけ俺が…」

「た、企んでなんかないっすよ。あっ食べて下さい。それ実家から送ってきて……」

 尾沢は、畳の一部を見つめたまま早口で、ぺらぺらな言葉を喋った。肝心な事が言い出せない自分に腹がたって、少し泣きたくなる。

「いっぱい送ってきたんで、あの、あ、余ってるから……言ってくれれば…僕、いつでも持ってくるんで…」

 言えよほら。大事な場面じゃないか。決めたんだろ?僕は僕の望む道を、自分で選ぶんだろ?

「黒豆味以外に抹茶とかもあるんですけど、あの……あの、佐古田さんっ!」

 突如顔を上げた尾沢は少しばかり赤い目をしていて。佐古田はさっぱり訳がわからない、といった風にあんぐりと口を開ける。

「あァ?」

「すんませ、ち、違うんす……どら焼きは関係無いんす…昨日、僕、日吉さんからあの、佐古田さんのこと全部聞いて……」

「何だと畜生」

 ちゃぶ台の上の狭山産くき茶が派手にこぼれる。

「何を聞いた。あのジジイまさか余計な事を……」

「日吉さんは、佐古田さんが自腹でガイライを野性に返してるって言ってました」

「そ、それだけか」

「あと13年前の事も」

 尾沢の言葉に佐古田が固まった。

 数秒後、尾沢は上司に後ろ手を取られてもがいていた。

「てめー死にたくなきゃ日吉に聞いた事は全部忘れろ!」

「にゃあああ!痛い!痛い痛いっすよ!何で?いいじゃないすか別にっ!」

「よくねええ!あれだろ畜生、くっそ、お前あの事も……」

「え?ああ、青梅の、号泣したってアレですか?そんなの別に照れなくても……」

「くわあぁ言うな!ブッ殺すぞてめえええ!」

「はぎゃ……ちょっ、だ、誰にも言いませんよ!僕もう完全にあなたの手先になるって決めたんですから!」

 真剣なムードで改めて告げるつもりだった事を、尾沢は予期せぬ形で口走ってしまった。

「は……?」

 力の抜けた一瞬をついて尾沢は佐古田の手を逃れた。

「だ……何?どういう意味だそれ、」

 佐古田はくぐもった声を出す。尾沢は感じた。

 あ、解っているくせに。

 本当は、どういう意味なのか、この人は解っている。解っていながらこんな言葉しか出さない。いや、出せないのか。

 仕方がないな、と尾沢は赤い携帯を取り出した。

「こういう意味ですよォ!」

 井上を、呼び出す。

「もしもし?井上さん。僕です。ええ、佐古田さんは風邪で熱があるみたいで、昨日に続き、今日も部屋から出る気配は無いです。ええ、はい了解です。感謝します」

 ピッ。通話終了ボタンを押して尾沢は振り返った。

「で?今日も運転やるんですか僕が」

「ぬな……いや…待てコラ、お前、意味が。だって、」

 唖然としつつも腑に落ちない表情でそう言った佐古田に、尾沢は、

 ひねくれてんだからなぁ。

 と、口を尖らせた。これまで尾沢が、望む望まないに限らずくっついていた者達は皆、上辺だけでも自分に心酔する手下ができるのを喜んでいたというのに。

 どうも佐古田さんて、人から好意的に見られる事自体に、慣れてないのかもなあ。

「な、何だその気の毒そうな目は!ぬうう……むかつく…つーかてめえ井上と繋がってたのかよ……聞いてねえぞ俺は……チキショーが……」

ブツブツ文句を呟きながらも佐古田は、ジャケットから愛車のキーを投げて寄こしたのだった。


 エレキングのエンジンをふかす尾沢に、佐古田は、昨日の河原に行けと命じた。

「何か情報が?」

 ゆっくり車をバックさせながら尾沢が尋ねると、佐古田は眼鏡の奥のギョロリとした目玉で睨んだ。

「テメーがぼんやり帰ったりしたんで先越されたんだ馬鹿野郎」

「えっ」

「見ろこれを」

 佐古田が差し出した携帯画面には、例の「お天気カメラ」の映像が映っていた、

 昨日、炎天下、不毛な捜索をしていた河原。その土手の道路が真っ白に染まっている、

 消毒粉。

「……ギャラクシーファームの連中の仕業ですかね」

「かっ……だろうぜ!」

 佐古田はダッシュボードに叩きつけるように足を乗せて、舌打ちした。

 最近では車も人も、パイプラインと呼ばれる地上70メートルの特殊道路を使う者がほとんどである。旧国道16号線は大分空いていて、まるで昔のアメリカの映画のようだな、と尾沢は思った。

 銀行強盗でもした悪党のボスと、その子分。エレキングに乗って。

 助手席で延々とギャラクシーファームを罵り続けていたボスは、そんな妄想に少しばかりニヤニヤしている尾沢に気付くと眉をひそめた。

「大体、川のそばで消毒撒くか?普通。クソッ!いや、クソなんて栄養豊富なモン奴らには勿体ねー。クソ以下だ!栄養価ゼロの……って、お前何ニヤニヤしてんだ気持ち悪ィ!」

「いって!何を……」

「お前今日気持ち悪ィ!」

 妙に楽しそうな尾沢から気を逸らすためか、佐古田はカーラジオを乱暴に足で蹴りつけた。

 ザザ…ッ……こんにちは……レトロ電波堂、本日の特集、名曲化石館……最初の曲はルイ・アームストロングで、What a Wonderful World……

「うわー!このカーラジオ、生きてたんですか」

 聞こえてきた雑音混じりの音に尾沢が驚く。尾沢の子供の頃は一般ラジオ放送が全てインターネット放送に切り替わった直後で、空いた周波数帯にインディーズ局が乱立するブームとなっていたが、昨今ではそれもすっかり鳴りを潜め、一部のレトロマニア以外ラジオなど持ってもいない時勢である。マニア程でないにしろ古い物好きな尾沢はしきりに感心した。

 古いメロディにうっとりしながら尾沢は、小学2年の夏に友人のナオフミ君と近所の山の上のドラキュラのような鉄塔に向かって延々と歩いた日の出来事を思い出した。

 ああ、あの時も、携帯ラジオからこういうゆっくりした曲がかかってて、それで僕は、とても、冒険の予感に鳥肌がたったのを覚えてる。

 その夏の日、尾沢は自分が人生の主人公であることを意識していた。同じ感覚が、今確かに甦りつつあったのだ。

「知ってる曲だ」

 黙っていた佐古田がぽつりと呟いた。

「え、古い音楽とか好きなんですか?」

「音楽自体別に好きじゃねえよ、俺は。昔、家でよくかかってたってだけだ」

 とかく自分自身に関する話をしたがらない佐古田にしては珍しい事だったが、しかし、そこまでだった。それ以上は何にも語らないままに車は河原に到着した。尾沢は、或いは佐古田も自分と同じように子供時代を思い出したりしていたのだろうか、とも思った。

ラジオを付けっぱなしにしてエンジンだけ切ったエレキングから降りると、真っ白に消毒の撒かれた道路に足型が付く。例のフローラル臭を陽光が熱して、辺りにはむせ返るような極悪な空気が充満していた。

「かっ。神経質に撒き散らしやがって」

「うブエェ」

 尾沢が込み上げた吐き気に下を向くと、

「んっ」

 地面で何か尖ったものが光っていた。

「麻酔針ですよこれ……」

 尾沢の拾い上げた針を佐古田は腕組みしながら覗き込む。

「ぬう……ドイツ製じゃねえか。お高くとまりやがって。こんなもん使うのは水上の所ぐらいだ」

 いまいましげな佐古田の言葉に、尾沢はひっかかるものを見つけた。

「え?おかしくないすか」

「何がだ」

「だって水上社長は、マウスに傷がつくから麻酔銃を使うなって、わざわざ局に手を回しに来たはずですよね?なのに、こうして自分で針使っちゃったら、意味が……」

「ああっ」

 佐古田は突然、大きく裂けた口をばっくり開き、

「……あンのいかさま野郎っ!」

 尾沢の首根っこを掴むや否や、エレキングの運転席に投げ込んだ。

「ど、どーしたんですかっ?」

 座席シートに逆さまに挟まった身体をクネクネさせて正常の向きに直す尾沢に、佐古田は早口でまくし立てた。

「どうしたもこうしたも……水上のクソッタレ、最初っから俺ら管理局にマウスの身体を万が一にでも調べられねーように手を打っておいただけじゃねえか!こんだけバンバン消毒撒くのも、あいつらが飼ってたマウスの痕跡を消すためだろうよ。間違いねえ……あいつは、なんかヤバい事をやってる!」

「ヤバい事って、どんな、」

「俺が知るかっ!何でもいいから早く車出せ、局に報告する」

 しかし尾沢は首を縦には振らなかった。もとい、振れなかった。

「いややや……駄目ですよそれは!」

 尾沢はエレキングのキーを抜いてポケットに収めた。何をしている、とばかりに飛んで来た佐古田の視線を、手の平で諌める。

「内容もわからないうちにただ申し立てて、上層部が動くと思いますか?無理っすよ!つーか、あなたが謹慎中なのに動いてたって、そっちを突っ込まれるのがオチです」

「じゃあ放っとくのかっ!」

「お、落ちついて佐古田さん!吸ってぇ……ハイ、吐いて~」

「うるせえ!てめえが吐け!」

 尾沢の頭を小突いたら少し落ち着いたらしく、佐古田は右手の拳を左手で押さえるように腕を組んだ。

「かっ……くっそ……分かった、聞きゃいんだろ?」

 静かになった佐古田に、尾沢は言う。

「とにかくあのマウスに関するデータを得ないとどうにもならないすよ」

 水上より先にマウスを捕獲して詳しく検査をし、違法行為がはっきりしてから訴えなければならない。尾沢はそのように説明し、

「今すべきなのは水上社長たちより先に草食マウスを捕獲する事と思います」

 チラリと佐古田の様子を窺った。生意気だ、と殴られそうな気がしたのである。ところが佐古田はいつの間にか座席シートに体育座りのような恰好で乗っかっていて、黙って頷いただけだった。

「な……何で体育座りを?」

「車蹴り壊さねーように抑えてんだよ……これ以上ぶっ壊して使えなくなったら困る。とにかくマウス捕まえろって事だな?理解した」

「で?そこまで言うからにはあいつら出し抜く具体的な方法は、あるんだろーな」

 指の先が白くなるほど強く膝を抱える佐古田は、かなり怒りを我慢している様子である。尾沢は、

「いえ、そこまでは……でも、」

 と、ポケットに手を突っ込んで携帯を取り出しかけたところで佐古田に強烈な頭突きを食らわされ、窓枠に後頭部を打ち付けた。

「そこまでは考えてねえのかよ!」

「いってえ!ちょっ、でも、って続いてんじゃないですかっ!最後まで聞いてからにして下さいよ!」

「あああ…くっそ……水上殴りてえぇ……」

 いらいらいら、と体を揺する佐古田に、尾沢は携帯画面を開いて見せた。

 液晶画面には尾沢そっくりのアニメキャラクターのようなものが映っている。

「何だそれは」

「え!バーチュオワールド知らないんですか!?」

 バーチュオワールドは、バーチャル世界でコミュニケーションや買い物などができる登録制のサービスで、若者の間では今や会員でない者の方が少ないという代物だった。

「ここで情報を募ったんですよ」

 携帯端末の画面をスライドさせると、文字と、廃墟街で拾った例の謎のペンダントの写真が現れた。

 このペンダントのマークに関する情報求め中です!お礼→シトロエン・トラクシオン・アバン

「シトロエンだと?」

「本物じゃなくてワールド内のアクセサリーアイテムです。レアだけど」

「知るかっ」

 佐古田は嫌そうに画面を見た。

 15件。という表示の下にある手紙の絵をクリックすると、例の似顔アニメと並んで、漫画のフキダシのようなスペースが開き、メッセージが映し出された。

『そのマークうちの近所の廃屋に描いてあるよ』

『なんかのラクガキ?俺マンホールに描いてあるの見た』

『私も見ました。家の裏の誰も住んでないビルにかいてました。釘みたいなもので削ってかいたようです』

『シトロエンくれ』

『廃墟によくかいてある』

 尾沢は画面を最下部までスクロールさせた。

「気になるのはこれです」

「む?」

 坊主頭の、中学生じみた似顔から出たフキダシにはこう書かれていた。

『小さな事務所で見ました。何の会社か知らないけど人も居ましたよ』

 尾沢はその男と既にメッセージを数回やり取りしていた。

「事務所の場所は聞きました。そんなに遠くもないです」

 或いはギャラクシーファームに敵対する会社かも知れない、と尾沢は考察していた。どうやったのかは置いといて、ライバル社の研究を妨害しようとするのはよくある話だ。カミツキとマウスがその事務所で無事保護されているかはともかく、会社そのものを上手く利用できれば水上のしている事を暴く助けになる。

 この人はそういう、人間同士の利害を計算するのは苦手だろうなあ……

 尾沢は、何やらじっと思案している佐古田に問うた。

「行きますよね?」

「おう……出せ」


 エレキングが動き出してもしばらく考え込んでいる様子だった佐古田は唐突に口を開いた。

「尾沢、今あのペンダント持ってるか?」

「あ、はい」

ミミナ草食マウスの白い毛がついたペンダント。眼をすがめてそれを眺め回しながら佐古田は、

「お前はよォ……このマークと、それにあの廃墟にあった草食マウスの死骸、それからカミツキと水上が追ってるマウス……この状況に、どんな意味があると思う」

 と、ひとりごちるように訊く。

「どんなって……そうすね。僕は、ギャラクシーファームの研究を妨害しようとしているライバル会社の仕業か何かだと思いますけど」

 尾沢の答えに佐古田はギョロ目を意外そうに見開いた。

「つまり、そのライバル会社がカミツキを操って、本来食物であるはずの草食マウスを連れて逃げるよう、仕組んだんじゃないかなと、思うんです」

 実際、ある星の鉱石生物には電気信号に反応する性質を利用して、簡単な作業をさせる事ができる。全く無いとも言えない話だった。もしかすると、廃墟にあった草食マウスの死体に何らかの薬品が仕込んであり、カミツキはそれを食べた事によってコントロールされているのではないだろうか?という尾沢の仮説を聞いた佐古田は、片肘を窓枠に引っ掛け、腫れの引いてきた片目を擦りつつ、洩らした。

「人間に詳しいなお前……」

「は?」

「悪くねえ、あってんのかもしらねーが、むかつく仮説だ。もしお前の説が当たってたら、着いて即、破壊だな、そのくそ会社は」

 と、吐き捨てた佐古田に尾沢は尋ねてみた。

「佐古田さんは、どう思うんですか」

 佐古田は考えを纏めるかのようにしばらくフロントガラスの先を眺めてから、彼にしてはゆっくりしたスピードで喋った。

「死体が、葉っぱで隠されてただろ……たしかミミナのカミツキは、群れのリーダーが死んだとき、埋葬行動っつってよ、稀にだが、やるんだ……」

 食べたマウスを、群れのリーダーのように扱う、そんな事が有り得るだろうか。仮にそうだとしても尾沢には、それが何の手がかりになるのか解らなかった。脳がクエスチョンマークで埋まる。

 佐古田は何処か遠い所でも見ているかのような表情で先を続けた。

「操られているとしたら、俺は死んだ草食マウスの方だと思ってる……カミツキは、草食マウスを介して間接的に、コントロールされてんだろう。何せカミツキは群れのリーダーに絶対服従する生物だからな」

「か……カミツキと草食マウスの間にそんな高度なコミュニケーションが成立するんですか?」

 信号待ちで振り返った尾沢は、たまらず口を挟む。

「世間一般に認められた説じゃねえが、そういう事を言ってた学者を、1人知ってる。俺がガキの頃よく家に来てた」

 言いつつ佐古田は、ダッシュボードに足をかけるいつもの姿勢に直った。

 随分とんでもない事を考えるなあ……

 尾沢はある種のカルチャーショックにも似た感情を抱いて佐古田を見つめる。

「ぬ……何だ、その目」

「だって、食うものと食われるものの間に、群れ意識が芽生えるって、そんな」

「無いとは言えねえだろ。ここを何処だと思ってる」

 舌打ちした佐古田がそっぽを向きながら言った言葉。

「知ってるモンがひとっつもねえ、宇宙の果ての地獄。そういう場所なんだよ、地球は」

「……?」

 青信号にアクセルを踏みながら尾沢は、少し遅れてその意味を理解した。

 あ、人間じゃなくて、ガイライの側の目線の話なんだ……

 不思議な悲しさが尾沢の心に広がった。佐古田の、人間社会的なものに対する嫌悪感は、人間以外の生き物の持つ目線そのものであるのかもしれない。と、尾沢は感じた。人間の目線を離れられない尾沢には尊敬できる長所としても映ったが、同時に奇妙な悲しさに締めつけられもした。

 この人はもしかすると、人間なんかに生まれなければよかった、と、強く思った事があるんじゃないか。

 頭の中だけでぐるぐると色々考え過ぎるのは自分の悪い癖だと判っていたが、尾沢は、佐古田には何か根深くてひどい傷があるように思えてならなかった。

尾沢は視界の端で、神経質に足を揺らす骸骨みたいな佐古田を眺めた。

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