明けない夜に
描きたい
ただそう思ったんだ
君の詞は
私を動かした
君の詞が
神を動かすかなんて知らない
ただ 私を動かした
それは確か
なんて悲しいんだろう
君の詞の世界を
その映す世界を
私も形にしたいのに
どう描いたらいいのかわからない
私の虚栄が
拙い殻を拒絶する
拙い彩を否定する
君の描く世界は
こんなにも美しいのに
私が描こうとすると
その美しさは陰を持つ
その歓びは虚となる
昏い昏い空を見上げて
「明けない夜はない」
なんて言うけど
こんな昏さの中では
信じることさえできない
「そうしてみんな幸せに暮らしました」っていう
お伽噺とおんなじレベル
でもこの夜は
明けないかもしれないだろ?
昏い空が
幽かに白んではいるけれど
あれは本当に夜明けかい?
夜明けと信じていいのか
その希望に縋っていいのか
未だ明けぬ夜に立つ
僕はまだ夜明けを知らない
少しずつ白んでいく東の空は
本当に夜明けだろうか
本当はまだ夜中で
あれは陽の光なんかじゃない
磁気嵐の起こすオーロラかもしれないだろ?
ぼくはまだ夜明けを知らない
僕はまだ希望を知らない
はっきり言って詩の良し悪しはわかりません。
ただ何となくで書いてしましました。