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飛鳥 『さよならマスター……』

飛鳥(不時着予想地点は……このままだと海面ですか。機体のダメージは多少軽くなりそうですが、沈んだりすると機体の損傷具合によっては浸水してしまい、マスターが溺死してしまいそうですから、それは避けなければいけませんね。それだけは絶対になりません。不時着ポイントを少し調整しましょう。この機体のダメージよりも、Myマスターの生存が最優先です。

……大丈夫。私なら出来る! やれる! ここで諦めるな私よ頑張れ頑張れ! ネバーギブアップ! どんとこい森羅万象です!)


飛鳥『全システム緊急解放、着陸最適地点算出完了。指定ポイントに向け、機体の姿勢制御等良好、対物理衝撃シールド展開、残エネルギー問題無し』


飛鳥『地表部分と5秒後に接触します。対ショック姿勢どうぞ』


俺「うおおおおお! ここで死んでたまるかああああ!」


【ドガガガガッ】

【ズザザサーッ】


 地表との激しい衝突では、俺が今までで経験した事のないくらいの衝撃と揺れがあり、そのせいで不覚にも俺は気を失ってしまったみたいだ。


【o8ay U !oe Go9 o98ay !?s Foam #o8ay9】

【9+c9 2o89 oh1o9 ok1oe 1oK9 os 19 8an 1oy hos】


(気を失う前に、何かが俺の頭の中で聞こえた気がした)


飛鳥『緊急不時着完了、続いてマスターの生存を確認中……』


飛鳥『……確認完了。マスターの生体登録データとの差分を確認。……異常無し。バイタル安定域を確認。最優先事項達成しました』


飛鳥『機体の損傷確認中……。機体の航行に深刻な損傷を受けており非常モード発動。全ての自己修復システム起動。機体の残エネルギー7%、緊急セーフモードにて機体の修復を実行。子機……への、データのバックアップ……実行……完了……』


飛鳥(私……やり遂げましたよマスター……)


飛鳥『……』


――そして、宇宙船の中は真っ暗となり、やがて静寂に包まれた。


 こうして俺の生き残りを賭けた、未確認惑星アルファへの生存確率57%の墜落……いや緊急不時着は、どうやら成功したみたいだった。



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