1話 出会い
仮面ライダーをモチーフにしています。
更新は気まぐれで遅いと思います。
初めて小説を書いたので誤字脱字など多々あると思いますがよろしくお願いします。
ある日、近くを歩いていた俺の目の前で女性が男に襲われているのを目撃した、俺は直ぐに女性の所に行って、男に体当たりをした。
「逃げてください!」
女性は感謝しながら逃げて行った。
「動くな!俺は警察だ!」
そう力強く言い放ったが、男は全く動じていない。
「動くなって言ってんだろ!撃つぞ!?」
そう俺が言うと男は、
「フッオモシロイ。オマエノ夢ヲタベテヤル。」
男は雄叫びを上げながら姿を変え、怪物へと変貌した。
俺は唖然とし、へたり込んで動く事が出来ない。
怪物が俺に近づいてくる。
(これで俺は死ぬんだな)
そう俺は覚悟した。
遠くからバイクの音が聞こえてきた。段々とそのバイクの音は近づいてきて俺の目の前に止まった。
「早く逃げろ!」
そう俺に言って、男は怪物に向かってこう言った。
「やめときな。俺が相手だ。」
俺は声を出すことすら出来なくなっていた。その時ある一言が聞こえた。
「変身!」
男はその掛け声と共に鎧みたいなものを身に纏っていた。
男は怪物を圧倒している。戦い慣れしているのか、怪物の攻撃を躱したり受け流しながら戦っている。
「これで終わりだ。」
男が怪物にパンチした瞬間爆発し怪物は消えていた。
男は鎧みたいなものを纏った姿から人間の姿に戻り、俺の元に駆け寄ってきた。
「大丈夫か?逃げろって言ったろ?」
俺に優しく問いかけてくれた。
「こ、腰が抜けて動けなくて」
恥ずかしながら俺は言った。
「そうか、じゃあ近くに俺が働いている店があるからそこで休んでくか?」
そう男が俺に優しく問いかけてくれた。
「そうさして貰います。」
俺は情けなく言った。
男は俺をバイクの後ろに乗せて、その店まで運んでくれた。
「ただいま〜」
「おかえり〜ってどうしたの!?」
その声はまだ幼さが残る女性の声だった。
「バークリーに襲われて腰抜かしたみたいだから、ちょっとの間休ましてやろうと思って」
「そういう事ね」
女性は慣れた様子で男と会話していた。
「何か飲むか?」
男は俺に優しく問いかけてきた。
「じゃあ紅茶で」
と恥ずかしながら言った。
「シロップとかはいらないのか?」
と男は相変わらず優しい
「じゃあシロップ2つ・・・とミルクを」
「わかった、ミルクティー2つとシロップ4つ持ってきてくれ」
「はーい」
「なんで同じの2つ?」
俺は疑問に思った。
「俺もロイヤルミルクティー好きなんだよ」
男は嬉しそうに答えた。
「俺は伊勢木 誠よろしく。」
男は爽やかに自己紹介してきた。
「あー俺は亜久津 正義。一応刑事だ、よろしく。」
俺は戸惑いながら自己紹介した。
俺は男と握手をした、これから何が起こるかもわからずに。