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Eの花
だけど彼女の視線の先をよく見てごらん。彼女は一度捕まえたら決して相手を離さない情熱の持ち主でもあるからね。
「何よ、あの子。私の先生に色目使っているわ。」
その彼女がいう先生は誰のことだろうか。ほら、学園の保健室ではいつも何かと事件が起こるだろう?
* * * * * * *
病気を治す不思議な秘薬を生み出す彼は、臨時で働いてもらっている保険教諭だよ。敵意や恨みをかいやすいきらいがあるが、その腕前はたしかなはずだ。
「先生は、恋の病を治す薬だけは作ってあげられないんだ。」
彼に関しては、物騒な噂もあるようだから気を付けた方がいい。
花のデータE:保険の臨時教諭
本当か嘘かよくわからない噂を流す張本人。女性と恋人関係にあるとか。
保健室の先生だが、不思議と手当してもらうとケガの治りが早い。
「ほらほら、恋の病なんて次の恋が見つかればあっという間だよ。」