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Iの花
「また、そんな言い方を……ごめんなさい、彼に悪気はないのよ。」
彼女が生徒会副会長だ。実に優美だろう。生徒だけでなく教師からも人望のある優等生だよ。
「何かわからないことがあれば、いつでも聞いてくださいね。」
「騙されない方がいい。こいつはすぐ誤魔化すぞ。」
* * * * * * *
仲がいいと思ったのはキミだけではない。ここだけの話、二人は付き合っているという噂だ。
「ただの噂ですよ。ね、生徒会長？」
明るいながらも上品なところが彼女の人気の理由でもある。ああ、そうだよ。
「俺はそういう世間話に興味はない。」
この声の主が生徒会長だ。
花のデータI：女の子。
しっかりもので才色兼備。他のクラスからも人気のある優等生。
生徒会の副会長。生徒会長と会計の三角関係も噂されているが、本人は気にしていない。
「誰がどう思おうと関係ないわ。私は私。そうでしょう？」
